
2011.5.8(日)と14日(土)の両日、まだ休日の高速ETC上限1000円制度が行われていた頃、
長ったらしく非常に読みにくい本四高速の 「神戸淡路鳴門自動車道」 が片道1000円で行け、しかも所用もあったので用事の合間をぬって、うずしお観光船で渦潮と四国の霊峰剣山へと登ってきました。
ここのタイトル写真は、そのうずしお観光船から撮影した写真ですが、残念ながらこの当時はまだシグマのコンデジDP1x導入の4ヶ月前で、筆者撮影写真はすべて松下P-01Aの携帯カメラからのものです。
本当はもっと早くにDP1x購入しておけば良かったのですが、ここに掲載するにあたりシグマのRAW現像ソフトを使って、多少シャープネスをかけて輪郭強調して、見かけ上の解像度・新鮮度を上げる修正をし、細部はともかく見た目だけは極力ボケ写真にならないようにしました。

(明石海峡大橋 : 2008.4.3撮影 ウィキペディアより)
関西地区から四国へと道路を使って車で行くには、3本ある高速ルートのうちどこかを通る必要がありますが、今回は明石海峡大橋ルートで四国へと渡りました。明石海峡大橋は夜間に渡ったため今回は写真を撮らなかったので、フリー百科事典のウィキペディアに掲載されていたのを使用しています。
そして夜明け前に鳴門橋に着きまして撮影したのが下写真の1枚目で、
うれしくも晴天だったため夜明けのお日様がよく写っています。

(夜明けの大鳴門橋 : 2011.5.14 筆者撮影)
こちらはウィキペディアに掲載されていたのを拝借したもので、
こちらはほぼ同じ鳴門側から撮影したらしい大鳴門橋の昼間の絶景写真です。

(昼間晴天の大鳴門橋 : 2007.10.06撮影 ウィキペディアより)
そして、大鳴門橋のふもとにあるうずしお観光船に乗り、撮影した写真が以下3枚です。
時期が多少ずれていたため、さすがに20m級の大うずは見ることができませんでしたが、まあまあのうずをこの目の前で見れました。
その代わりにウィキペディアには、鳴門の大うずの写真が掲載されていたので
ここの4枚目に掲載です。

(鳴門のうずしお3枚 : 2011.5.14 筆者撮影)

(鳴門の大うず : 2008.4.21撮影 ウィキペディアより)
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それからその前の5/8の日曜日、この日も幸い晴天でして四国徳島に行ったついでに、ここから片道100kmも離れていない剣山に初めて行こうと思い立ち、コンビニで急遽900円ほどの地図を買ってさっそく車を剣山方向へと向けました。
下の写真は、冬の剣山を国道438号線の剣峡あたりから撮影したらしい、ウィキペディアに掲載されていた写真です。

(剣山冬の遠景 : 2011.3.5撮影 ウィキより)
山奥深い四国の霊峰剣山に行くにはいくつかのルートがありますが、今回とった行きのルートは徳島市内から剣山へと向かう国道438号線ルートです。
まず400番台の国道というのは酷道が多いとは予測していましたが、神山(かみやま)町内の道の駅あたりから、50kmもの区間に渡ってほぼ車1台分の幅員しかない道が続き、ここまでの長区間に渡っての酷道は探すのが難しいぐらいな感じで、車をかわすところはところどころあるものの、ペーパードライバーの方なら絶対行かないほうがいいと断言できるぐらいです。
そしてここの下の写真は上の雪景色の剣山写真とどうやらほぼ同じ場所でとった写真のようで、こちらは筆者撮影写真でございます。

(剣山春の遠景 : 2011.5.8 筆者撮影)
こうして何とか50kmにもわたる酷道を乗り切りると下写真3枚のように、
剣山への登り口である標高1410mの見ノ越駐車場へと到着です。

(国道438号線 見ノ越付近 : 2010.1撮影 ウィキペディアより)

(国道438号線 見ノ越交差点 : 2010.1撮影 ウィキペディアより)

(見ノ越駐車場 : ヤマレコより)
こちら下の写真は、わがコンテくんに搭載しているセルスターのセパレート型レーダー探知機AR-940STの中にあるGPS高度計で、ほぼ40分で高度400mから1500m近くまで1000mも上昇してきたようです。
現在はこの製品、すでにモデルチェンジしていて新たに電圧計も付き、高度計と傾斜計は別々になって高度計がより見やすくなっていますが、買い直すのはもったいないので、せめてデータ更新が切れるまではそのまま使うつもりです。
そしてここから剣山へと登る登山リフトがあるおかげで、ここまで来るための長距離にわたる酷道の道とは打って変わって、過去に行った青森の岩木山とかと比べるとかかなり楽に登れますね。
残念ながら標高1420mの見ノ越のリフト駅の写真は撮り損ねましたが
……というより、この頃はまだみんカラはしていなかったため、ブログに旅行記を掲載するなど夢にも思っていなかったせいで、詳細な道中写真を撮っていなくて、酷道の438号線の姿などの写真も残念ながら一切ありません。
で、下の1枚目のリフト写真は、剣山の登山リフトを運営している剣山観光登山リフト株式会社さんのホームページから借用させていただきました。
そして訪問した時の寸前より運行を始めた、ちょっと高めに思われる1800円(2011年現在/大人)を支払って、このリフトの往復券を購入しさっそく乗車です。

(剣山観光登山リフト株式会社さんのホームページより)

(剣山リフト乗車中より2枚 : 2011.5.8 筆者撮影)

(剣山リフト乗車中より登り終点の西島駅 : 2011.5.8 筆者撮影)
この登り終点の西島駅の標高は1750mで標高差は330m。リフトの走行距離は片道830mあり、毎秒1mの速度で登って(下って)いきます。所要時間はおおむね15分だそうです。けっこう長い時間リフトに乗っていますね。
登りの登山道をもし歩けばおじさんの体力では1時間以上かかるでしょう。
そして1750mのリフト西島駅から剣山山頂の1995mまで標高差245m。
もちろんここからはひたすら歩きです。

(剣山登山ルート案内板 : 2011.5.8 筆者撮影)
リフト駅を降りるとこのような登山ルートを案内した看板が設置されていて、もちろん好みのルートを取れるわけですが、私は当然ですが歩く距離が最も最短な 「尾根道 900m 約40分」と書かれたルート一択です。
こうして剣山山頂に向かって登っていくうちに下写真のような、ここへ来るルートであった国道438号の剣峡?付近がはるか眼下に見えましたので、記念に1枚撮影しておきました。

(眼下に広がる剣峡? : 2011.5.8 筆者撮影)
そうしながら登山道をさらに登っていくと下写真のような「クマザサ」といいますか、「ミヤマクマザサ」という名の植物の葉っぱのたった1枚が登山道に生えていて、風にあおられていたのかこのクマザサの葉っぱが音をたてながら上下に激しくお辞儀をしていました。

(クマザサ : 2008.5.4大菩薩峠にて撮影 ウィキペディアより)
このときの写真は残念ながらないのですが、あまりにも鮮明に記憶に残っていたため、このブログを書くときにネットを駆使して探し回り、ようやくこの時に見た植物の名がクマザサであること突き止めました。
そして何か山の主がこの葉っぱを通して手招きしているように思え、この絶えず激しくお辞儀を繰り返すミヤマクマザサの葉っぱを、ひとときずっと眺めていました。
そうするうち小一時間ほどすると、
剣山山頂付近に近づき 「剣山本宮 宝蔵石神社」 とたどり着きます。

(剣山本宮宝蔵石神社 拝殿 : 2011.5.8 筆者撮影)

(剣山本宮宝蔵石神社 祠 : 2011.5.8 筆者撮影)
その宝蔵石神社の背後に回りますと、とても不思議な形をした大きな岩になっていて、
岩にはしめなわが巻かれ岩の先端には祠が祀られています。
そして宝蔵石神社を過ぎもう頂上目前ですが、ここからは登山者が山頂付近の植物を踏み荒らさないように木道が整備され、山頂まで登り切りますと下写真2枚のような剣山の山頂を示す看板が設置されています。

(剣山山頂の写真2枚 : 2011.5.8 筆者撮影)
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この晴天でさわやかだった剣山山頂に2~3時間はいたでしょうか。
それから登山道を下山し下りリフトに揺られて15分。ほとんど見ノ越駐車場も空になった状態でしたが、見ノ越リフト駅でもらった剣山 木綿麻温泉の入浴割引券につられて、同じ国道438号線ながら来た道とは別ルートの貞光・つるぎ町方面へと下ることにしました。
こちらのルートのほうがまだ行きの神山町ルートよりは走りやすかったですね。そしてその道中にありました 「剣山 木綿麻(ゆうま)温泉」 に立ち寄り、登山の汗をきれいに流して温まり、帰途につきました。

(剣山 木綿麻(ゆうま)温泉の浴槽写真)
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【関連情報URL】には、剣山観光登山リフト㈱さんのホームページを掲載しています。
もし、ここへ行かれる方がおられましたら、鳴門側からでは狭い酷道が長区間続くので車の運転にお気をつけ下さるのと、登山リフトの運行開始日と運行終了日と、および天候によっては運行されていないこともありえますので、必ずリフト運行状況をご確認のうえ剣山へと向かってくださいね。