
神秘の里、戸隠には過去2回訪問しました。
一度目は、初秋の赤富士を見るためと、
コンテオフ会に立ち寄るのを兼ねた、2011.9.17の日。
(その時のブログは →
こちら )
二度目は、真冬の紅富士を見るためと、
信州皆神山を見るための、2012.1.28の日です。
(その時のブログは →
こちら )
《プロローグ》
2012年の紅葉も見ごろとなった10月16日~18日、この日に本来予定していた所用は取り止めとなったので、代わりに我が愛馬であるコンテRS号にて過去2度も訪れるも、一度も全容を見ることが叶わなかった戸隠連峰を見ようと急に思い立ち、お天気も良いとのことなので急遽わが愛車を信州まで走らせました。
出発の前日に自作パソコンの電源が故障し電源交換をしてから出発したので出発も遅れ、しかも平日なので深夜以外は高速料金も安くなくてケチケチ作戦で自宅を出発。そのせいで信州に到着したのは午後をとうに過ぎていました。
そしていつも長野市街から戸隠に入るのに困るのが道中選択で、今までは初回のブログでも触れた鬼無里街道経由の長野県道76号線でしたが、この道 「長野戸隠線」 はとにかく道幅が狭いところが多くて通行に難儀していました。
よって翌日の空き時間に一度調査するつもりで、とにかく今回は今までとは違うルート 「浅川ループライン」 をまず選択。結果的にはこれが一番行きやすかったですね (後日、長野市街の道中写真をフォトギャラにアップする予定です →
こちらにアップ しました)。
なお戸隠神社の由来等は、ここのいちばん冒頭の文章に貼ってあるリンクをクリックしていただきますと、2011年 9月の当ブログへと飛びますのでそちらのほうをご覧ください。
そして今回もまた、たくさんの64枚もの写真を長い文章とともにブログに貼り付けました。
直接現地で体験するのと比べればはるかに劣りますが、モニター画面(携帯画面)からとなりますけれど、紅葉に満ち溢れた戸隠の自然をごゆるりとお楽しみください。
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戸隠高原に入るとまず戸隠神社の中社に参拝しました。

ここへ来るとお水がおいしいのと、
神社側が許可しているのでバワースポットの水を飲んじゃいました。
さすがに汲んでもらって帰るのは遠慮しておきましたが。

到着が遅れたのと、天気予報では明日はお天気が悪くなるとのことだったので、
今回は中社参拝は手短にし、おみくじだけ引いて鏡池に向かいます。
ちなみに今回のおみくじは第四番、「葺牙兆」(あし かび の うらかた)だったです。
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そして戸隠連峰が良く見えるという鏡池へと急ぎます。
長野県道36号線を戸隠神社奥社方面へと走らせると入口の看板がありました。

(こちらの写真は戸隠中社側から撮影)

(こちらの写真は信濃町側から撮影)
そして鏡池へ直接車で行ける道は非常に狭く、通行には要注意です。
鏡池には慎重にゆっくりと徐行運転しても5分もかからずに到着です。
上の案内看板の戸隠連峰のところを、後日DP3メリルで撮影しトリミング(差し替え)。
下の撮影写真と見比べると、これでどの山か分かるようになりました。
鏡池から見た戸隠連峰2枚。
この時は夕方4時直前の撮影で、夕日がもろに山肌に当たって白っぽくなっています。

午前かお昼頃ならさぞかし美しく撮影できたのではないかと思われました。
ということで、翌日の17日のお昼にもう一度ここへ行きましたが、下写真
残念ながら天候が急変し湖面は荒れて、あいにくの曇り空で戸隠山は映えていませんでした。

それどころかちょっと異様な感じで、岩肌が怖いぐらいな感じで写っていますね。
このときはちょうどお昼の12:00すぎでしたが、その後15:00ぐらいになると長野は大雨に。
とりあえず初日の9/16は、夕刻近くになってから鏡池と戸隠連峰を撮影したあと、車を戸隠奥社入口駐車場まで走らせて奥社まで参拝しましたが、この頃にはもう薄暗くなり当然といいますか写真は全く映えて撮れませんでした。
まあ、今回は戸隠山をはっきりとこの目で拝見できたし、夕日が山肌に当たっていたけれどバッチリ写真にも収めることができたので、もう目的は達したようなものですが、時間もあるので翌日の早朝にもう一度奥社へと参拝することにしました。
その後、山を降りて夕食を食べてからナビで銭湯を探すと、妙高高原付近に温泉が。
ここは都会ではないので閉まる前に急いで風呂屋に直行。
汗を流し温泉で体の芯まで温まってから、元来た道をそのまま戻り、
戸隠神社奥社入口前の駐車場にて車中泊しました。

ここは標高1200m前後、この時期でも夜明け前には気温5℃前後となったため、
毛布をかぶっていたものの寒くて目が覚め、何度か車のエンジンを入れて車内を暖めました。
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そして翌朝になりましたが、前日の疲労のせいでなかなか起きられなかったが、
身支度をして買っておいたパンを食べてから参拝の支度をして、
朝9:00にもなってからようやく奥社へと向けて出発しました。
ここから戸隠神社の奥社へは2kmもの長い参道を歩いて進んでいきます。
こちら2枚の写真は昨年2011.9.17に撮影したものです。
まだ夏の終わりごろなので、草木が深い緑色のたたずまいとなっています。

(戸隠神社奥社入口に掲げられている石碑と入口看板 : 2011.9.17に撮影)
こちら2枚の写真は今回2012.10.17に撮影したものです。
昨年と今年との違いがありますが、同じカメラでしかもほぼ同じ場所で撮影。
たった1ヶ月違いで夏の終盤の深緑の自然が、秋模様の紅葉いっぱいの風景に変化。

(戸隠神社奥社入口に掲げられている石碑と入口直下 : 2012.10.17に撮影)
そしてこちらの写真は、参道入口にある鳥居のところにある奥社参拝の案内板
こちらの鳥居の写真は昨年2011.9.17に撮影したもの。
こちらの鳥居の写真は今年2012.10.17に撮影したもの。
わずか1ヶ月違いでこんなに違っています。
ちなみに下写真は今年2012.1.28に撮影したもので、まさに大雪状態です。
ここの春の写真はまだありませんが、
ここ戸隠は季節よってこんなにも様相が違うのですね。
そして今回訪ねた2012.10.17の朝9:00の時点では、
ここ信州戸隠高原あたりではすこぶる快晴だったので、
気分良く秋の紅葉の真っ最中だった参道写真をいっぱい撮影しながら、
ゆっくりとご神域の中を進んでいきます。
さて、ここから奥社まで超長い2kmにも渡る参道です。
これより長い参道といえば、丹後にある籠神社(このじんじゃ)の参道ともいえる、
3.6kmにも渡って松林が続く天橋立ぐらいしか筆者は思い浮かびません。
ゆっくりと参道を歩いていきますと、奥社まで1400mの看板が。
随身門手前の二匹の狛犬たち。
参道入口から約1km歩くと、戸隠神社独特の随身門(ずいしんもん)がお出迎えしてくれます。
随身門、ここより前の榛名神社のところのブログで一度取り上げましたが再度こちらでも。
随身門または随神門(ずいしんもん/ずいじんもん)、これどういう意味なのか調べてみました。
まず「ずいしん」とは、「平安時代以降、貴族の外出時に警護のために随従した近衛府の官人のことである(ウィキペディア)」…だそうです。
それが転じて、どうやら神社の入口に立ち神様とご神域をお守りする像を安置した門のことを差すようになったようです。よく神社の入口で見かける狛犬と同じような役目でしょうか。

(向かって左側の随神さま)

(向かって右側の随神さま)
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戸隠奥社の随身門をくぐると、いよいよ奥社の壮大な杉並木とのご対面になります。
こちらの写真も紅葉の真っ最中の2012.10.17の撮影です。

(戸隠奥社参道の杉並木を由来を説明した看板 : 2012.10.17の撮影)
戸隠奥社参道のハイライト、樹齢400年を誇るクマスギの杉並木です。
残念ながら上の縦長の杉並木の写真、ここのページに掲載できる容量の2MB以内の制限のため、画質が大幅に落ちていまして、美しい並木がいまいち表現できないのが残念です。
下の写真のほうは横向きで細かい葉っぱとかが少なく写っているので、画質の劣化は少なめですね。
まだまだ杉並木が続いていきます。
奥社まで480mの地点まで来ました。
いよいよ坂が見えてきました。
そして階段の出現と相成ります。
富士登山ほどではないですが、上から見下ろせばかなり急な階段です。

階段も坂も急でけっこう息苦しくなりますが、
これぐらいの苦しみがないと、ここへ参拝した甲斐もありませんね。
こうして180段ほどの階段を登るとようやく奥社のお手水舎へと到着。
そしてあの独特なギザギザ山の戸隠山も合わせて拝見できました。
最後の階段、30段を登ればいよいよ戸隠神社の奥社です。
こちらは戸隠神社奥社の手前にある戸隠の九頭龍神社の本殿です。

そして晴れ晴れとした素晴らしい絶景のためここにしばらくいましたが、
昨年の9月に訪れた時と同様に、10月の半ばだというのにまたもや台風が接近中とのことで、
急に雲がどこからともなく湧き出てきて雨も降りそうになったので、ここを引き上げることにしました。
また戸隠神社奥社の横からは戸隠連峰への登山ルートがあるようで、
これらの説明看板がありました。

先日登拝した富士山とは違って、戸隠山の登山には技量がいるようなので登拝は断念し、
遥拝という形にさせていただきました。
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そして駐車場まで戻りましたが、前々回の参拝時にはコンテオフのため急いでここを発ったし、
前回訪問時の2012.1.28の日は、大雪の中で遅れて戻ったのと日が短いこともあって、
次の訪問先である信州松代の皆神山へと急いだため、
結局戸隠そばは食べられなかったので、今回初めて戸隠そばをいただくことにしました。

今回おそばをいただいたのは、奥社参道入口にある「奥社の茶屋」さん

私が食べた戸隠そば、かけそばで800円でした。
戸隠のそばは麺が非常に細かったですね。
そして車中泊した我がコンテRS号と戸隠神社奥社入口駐車場
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【2013.10.4 追記】
名誉挽回とばかり三連休が取れた翌年の2013.9.16~18の日、
残念ながら前日の9月15日の夜は、あの全国至るところに大被害をもたらした台風18号による水害のため、高速道路をはじめとして各地の道路が通行止、自宅を出発することも出来ず待機。
翌日の9月16日の午後になるとようやく台風はいなくなって天候が急回復、夜になってからやっと自宅を出発して長野・山梨方面へと向かいました。
台風の大雨による盛土崩壊のために、名神高速道路の八日市→彦根間がずっと通行止めとなっているので、高速を降りて仕方なく裏道を走ったもののやはり渋滞に巻き込まれ、深夜にもかかわらずここの区間を抜けるのに2時間。
その時の疲労も手伝って途中で熟睡し、戸隠には9月17日のお昼近くにやっと到着しました。
今回、天候は晴天でほぼ雲もなく絶景となり、新しいDPメリルにていっぱい写真を撮りました。
学研が出している月刊カメラ雑誌 「CAPA(キャパ)」 の、
2013年 10月号を何気なしに読んでいますと 64~65ページにかけて、
紅葉がとても美しい戸隠の鏡池から撮影された戸隠連峰のパノラマ写真が掲載されていました。
撮影場所は全く記載されていなかったけれど、私は一目見るなり撮影場所が分かりました。
とても素敵な紅葉写真だったので、スキャンしてここにも掲載したいのですが、
著作権の関係で掲載を見送らざろう得ないです。
雑誌には4枚の写真を合成してパノラマにした大きな写真が掲載されていますので、
ご興味のある方は雑誌を買って見てみて下さい。
↓の関連情報URLには戸隠神社のホームページをご案内しています。