冒頭のタイトル写真は、カメラのレンズメーカーで有名なシグマがこのたび(2012.9.14)発売したDP1 Merrill (DP1メリル)という名のコンパクトデジカメのカタログの表紙です。
このカタログ表紙写真は手持ちのスキャナーでプリントしたのをここに掲載しました。
そしてこのカメラ自体はレンズは固定式で、かつズームもできない、風景撮影がメインとなる広い範囲が写る広角単焦点のカメラなので、見た目にはなんの変哲もないカメラです。
で、なにが違うかといいますと、光を電気信号に変換するところ=撮像素子(さつぞうそし)といいますが、これが普通のデジカメでは光の濃淡だけしか取り込めないので、撮像素子の手前にカラーフィルターというRGB、つまり赤・緑・青色のフィルターを設けて、その色に反応する光の濃淡を取り込むことにより、カラー化しています。
昔でいう白黒テレビがカラーテレビになったようなものです。
それに対してこのレンズメーカーが出しているデジカメは、フォビオンという名の独特な撮像素子を使ったデジカメで、昔のカラーフィルムみたいに垂直に光が取り込めるというものです。
光の波長の短い青→緑→赤の順に、垂直に光を撮像素子が取り込んで電気信号に変換していきます。これはシリコンの性質を利用したものだそうですが、この撮像素子を開発した方のお名前である「ディック・メリル」さんに敬意を表して、DP1メリルと名づけたようです。
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このフォビオンという独特な撮像素子を使った小型のコンデジカメラDP1が2008年に初めてシグマから出まして、当時は10万円ぐらいしていましたが、2回のマイナーチェンジを経た昨年2011年の9月ごろには実売価格4万円を切っていましたので、思い切って予備電池2個を含めてDP1xを購入しました。
DP1xを購入した当時のブログは →
こちら です。
DP1xで撮影したお気に入りの写真付きブログです→少し後のブログ DP1xの部屋 にも掲載。
(コンデジながらフォビオンの大型撮像素子を採用したSIGMA DP1x)
ところがこのカメラDP1x、光量があればこの小型の図体から考えれば信じられないほどの超高画質で撮影できるのが特徴で、当方の旅行には必ず欠かせないものになっていきました。
でもいかんせん私は全くのカメラの初心者だったため、本格的なカメラはこの一台しか所持しておらず、出先で沈胴式を採用する内部レンズの筒が2度も外れて泣き目に合いました。
そしてこの1年の間に同じ故障が立て続けに3度続いた時、もう私は我慢ができなくなりシグマに直接メールしまして、そのカメラは精密に調査するべくシグマへと引き取られていきました。もちろん完全に修理して予備機とするべくです。
どうやら故障原因はレンズ部分だけではなく、私の固体の内部回路にも問題があったようでした。
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そこで結局カメラが1台だけではとても不安なので、予定外の大出費となるが急遽もう1台購入することにしました。
そして今回は一眼レフにするかどうかかなり迷いましたが、
結局一眼のEOS Kiss X6i のレンズキットのレンズはおまけに近い感じでF3.5からの物が多く、レンズが暗くて苦労しそうなこともあり購入は見送りました。今までのDP1xもF4からだったので、撮影状態によってはかなり苦労しました。
そして今回、新DPシリーズが画素が3倍密になりトリミングに強くなること、それと広角レンズもやっと明るくなってF2.8になったということもあり、結局扱い慣れた広角DP1 Merrill(DP1メリル)を購入しました。
特殊なセンサーに最適にセットされたズームの効かない単焦点レンズとあいまって、レンズ交換式の並みの一眼レフより高画質だと旧製品の頃から言われていましたが、どうやらDPメリルシリーズでも同様のようです。
使用レンズの枚数がDP1xの5群6枚から、DP1メリルは8群9枚になりました。
このおかげなのか(センサー面から)20cmの接写も可能になり、しかもF2.8になったこともあり ISO400でも室内でのパーツの撮影程度なら十分実用になっています。
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カメラ屋にDP1メリルの注文を出し、2012.11.17に我が家に到着。
これがDP1メリルの外箱です。DP1xよりも一回りも大きい外箱です。
その中身のDP1メリル本体です。ここの掲載写真は以前の使用中の姿です。
ケンコーのレンズキャップ装着と、すべり防止用のドアストッパーを貼り付けた状態です。
この写真はレンズキャップを開いた状態をDP1xで撮影。
今までずっと使ってきたDP1xに比べ縦・横・奥行とも1cm前後大きくなり、重さにいたっては110g重くなって360gになりました。それでも一眼レフよりはかなり小型ですが。
レンズはリングフォーカス式となって旧来の沈胴式ではなくなり、しかもワンタッチで開閉できるレンズキャップを取り付けたことにより実質図体はかなり大きくなり、図体はもはやコンデジの域を完全に超えていまして、旧来のDP1xでは胸ポケットにもカメラが入っていたけれど、DP1メリルではこれも無理になりました。
またこの手のカメラはスナップ撮影も多いと思うのだけど、旧来のDP1xも新型のDP1メリルもDP2メリルも手振れ補正などは一切ないので、極力手振れを防ぐため見栄えは悪いが上写真のようにドアストッパーを、カメラ本体にニトムズの1mm厚のブチルゴムの両面テーブを使って貼り付けていました。
このドアストッパーの黒色を探してみたものの、どうやらごけ茶色しかないようで仕方なくこれを使用。 DP1xは小型で軽かったから今までそのままで使っていましたが、DP1メリルはずっしりとカメラ感はあるものの図体が大きく・重くなって、つるつるなボディから手が滑るのでこれがいりますね。
前回のブログでもこの点は触れましたが、
コストの関係なのか相変わらず握り代が無いのは考えものです。
(持ちやすさに配慮されたRICOH デジタルカメラ GR DIGITAL IV : リコーのサイトより)
この件に関して調べてみるとデジカメWatchに次のような製品が紹介されていました。
「ユリシーズ」というメーカーが出している、DPメリルの専用皮ケース「DP1&DP2 Merrill BODY SUIT」のようです。これなら握り代もあるし見栄えもよくなりますが、いかんせん価格が13440円で安くはないので私はすぐには購入できなさそうです。
後でさらに調べてみるとこのような製品が販売されているのも発見。
フリックバックは調べるとG1~G4まであるようで、どちらもシリコン素材でできているらしく、色も黒色で3Mの両面テープがついているとか。これがフィットすれば、純正風で見栄えもよくなりますね。
(フリップバック カメラグリップ G4)
(フリップバック カメラグリップ G2)
価格も1000円弱だったので人柱的に両方とも注文してみました。
現物はこれ、ネットで見ると分からないのですが現物を見るとかなり小さいです。
フリップバック カメラグリップ G4を早速装着してみました。
この写真は下部に貼り付けましたが、後で5mmほど上へ貼り直しました。
が、やはり元はコンデジ用。
もうコンデジとはいえない大きさとなったDPメリル用には、かなり小ぶりです。
最初に貼ったドアストッパーの方が大きくてしっかりしていて正直握りやすかったですよ。
G4よりさらに小ぶりだったG2は、予備機となったDP1xに貼り付けました。
こちらです。
さらにはこんな凝った製品もあるようです。削り出しのアルミ製のようです。
デジカメWatchの記事には2012.12.12発売と書いてありました。
(リチャード・フラニエック SIGMA DP1 Merrill/DP2 Merrill 専用カスタムグリップ)
オリエンタルホビーが販売元で、6300円だそうです。
かなり高いですがこれのほうが良さそうです→後日購入し取り付けました。
詳しくは→
こちらで。
結局、後日これを購入しカメラに貼り付けました。最初からこれにしておけば良かったです。
到着した製品を取説の紙とともにまず撮影しました。これです。
我が相棒のDP1 Merrill の本体に専用カスタムグリップを貼り付けた写真です(DP1xにて撮影)。
やはり高かっただけはあってアルミ製でしっかりとしており、
これでカメラも握りやすくなり手持ちの撮影もしやすくなりました。
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カメラのご紹介はこんな感じですが、実際の使用後記から。
まずとにかく先発のDP2メリル(DP2 Merrill)から言われていたことですが、本当にリチウムイオン電池が持ちません。普通に歩きながら撮影すると100枚前後で電池マークが空近くを表示します。
特にこの手のカメラ、手振れ補正なし&ちょっと頼りないAFやホワイトバランスのおかげで、同じ構図の写真を念のため何枚も撮影しておくので、すぐに100枚ぐらい撮影してしまい1本の電池が空になっちゃいます。
今までのDP1xでは電池1本に対し300~400枚前後は十分に撮影できていましたが、フォビオン自体が元々から電力食いなのか、撮像素子が3倍の1500万画素×3層となり記録容量が馬鹿でかくなったせいなのか、
圧縮しないRAWデータだと50MBにものぼる画像データ処理やら(最高画質の場合)、液晶も3.0インチの92万画素になったせいもあるのか、とにかく旧製品の3倍ぐらいの勢いで電池が消耗していきます。
DP1xのときも、今年2012年の夏に行った富士山登山では電池の消耗が激しく、3本用意していた満充電の電池が1200枚以上の撮影のためすべて空になり、当時のブログでも触れましたが電欠で出先でえらい目にあいました。
下の写真は、その2012.8.22(水)の朝 5:09 30″に当時のDP1xで撮影した一枚です。
(大量の写真を撮影した2012年 8月の富士登山とその後の赤富士撮影)
そこでこのたびのDP1メリルの電池対策には物量で対処することにし、
本体に付属の2本の電池+1個の充電器に対し、
予備電池を10本+充電器も3個追加で購入しました。
すごく大げさになっている12本ものDPメリル用のリチウムイオン電池です(この写真は11本)
DP1x用の4.9Whより小型になった!せいなのか容量も少なくなりました。
電池の大きさは測ると4cm×3.5cm角×厚さ9mmの長方形の形です。
この各種のメリル用の電池容量は3.6V×1250mAh=4.5Whです。
このシグマ純正電池は通販だとかなり安いです(実売1500円以下で1300円前後か)。
(こちらはGR DIGITAL 3/4向けらしい、リコー DB-65のリチウムイオン電池 )
ほぼ同じような他社電池だと3000円前後/個しますが、
このシグマ製だと、これだけたくさんの電池でも実質15000円以下/10個です。
他社のカメラでは、電池購入価格で見ると3~4個分相当ぐらいでしょうか。
電池大食らいカメラのために、電池の価格を安く設定してくれているのは良心的だと思えます。
(旧来のDP1シリーズの電池(左)と、DPメリルシリーズの電池(右)です)
私の場合、今回は追加で電池を10本も買いましたが、
それは少し前の富士登山とその旅行のときに電池切れで懲りたため、今度は最悪充電するところが無くて、しかも車から離れての宿泊も伴うような富士山登山とかでも、これだけあれば冷えて電池の性能が落ちても電池は十分に持ちそうです。
宿泊を伴うような高地登山とかに使わなければ、4~6個ぐらい予備があれば十分ですね。
1ファイルあたり50MBも要するRAWファイル画質のカメラなのに、
小型のコンデジ並みのこの電池容量では持たないのは当然といえましょうか。
また互換品電池でなくわざわざ純正品を選択したのは、万が一のトラブルを恐れたためですが、
元々純正でも安いし、もし最悪電池が爆発すると虎の子のカメラも壊れちゃいますので。
【2014.8.30 追記】
丸二年近く使い続けた電池、劣化してきて常温でも50枚程度しか撮れなくなってきました。
今のところクワトロには乗り換えずにメリルを使い続けるつもりなので、品物があるうちに新品電池に交換する予定です。
(DP1メリルと同じ撮像素子フォビオンを搭載した、シグマの一眼レフ SD1メリル)
ちなみに同じ撮像素子を載せた同社の一眼レフのSD1メリルのリチウムイオン電池は、
7.4V×1500mAh=11.1Whの容量ですので、
回路の駆動電圧そのものが高いですが、DPメリル用より約2.5倍の容量がありますね。
ただし販売価格はかなり高めで、純正品では実売7000円前後/個 みたいです。
さらにこれだけの電池を持ち出すとなると、
どれが使用した電池か全く判別がつかなくなるので、電池に通し番号を貼り付け。
大昔に買ったテプラで貼付シールは作成しましたが、
手持ちのテプラでは⑪から後はないので白テープに印字。
しかもこの大量の電池の保管と持ち出しにも困ったが、
先ごろ作ったJINSのメガネケース小が、マグネット開閉でしかも四角で程よい大きさなので、
余分に買って横向きにて保管。SDカードもちょうど入ります。
このメガネケース、あと2mmほど大きければ電池を縦向きに入れられたのだが、ちと残念。
ちなみにこのメガネケースは、確か500円ぐらいの価格だったと思います。
その後、使用して空になった電池を入れるための色違いのメガネケースも購入しました。
真っ赤がなかったのでピンク色を購入。空電池をこちらに入れています。
このメガネケースは何色もあり、みずいろとかもありました。
ただ防水機能はないので、登山などにはビニール袋とかに入れておいたほうが良さそうです。
空になった要充電の電池、おおよそ100枚前後撮影するたびに1個ずつ増えていくので、
本当に別ケースに入れておかないと、分けが分からなくなってしまいます。
次にその電池を充電する充電器です。
これで一度に4個の電池を充電できます。
旧製品のDP1x用とは違って電源コードはなく、
コンセントにじか挿しタイプなのはありがたいです。すっきりします。
入力容量15VAと背面に表示。最大でも15W以下なのでしょうか。
大量の充電器を接続するためのコンセントタップも用意しました。これです。
それこそACアダプター用のタップです。
このエレコムの製品は耐熱樹脂を使っていると謳われていたのでこちらを購入。
ACアダフターの充電器は意外と熱くなります。
このタップに充電器4個を挿した状態です。横向きにDP1x用の充電器のコードも挿しています。
ちなみに車載用に上写真のタップを持ち出してもいいのですが、
全長が29cm超と長いので、もっとコンパクトで車のダッシュボードに入るこれも合わせて購入。
これは四ッ又分岐で完全なタコ足配線ですが、
このカメラの電池充電だけの場合なら、最大使用電力は100Wにも満たないので大丈夫かと。
これで移動中の車内や出先での旅館・ホテル内での充電も苦なくできそうです。
そしてこれはいつもダッシュボードの中に入れているので、積み忘れはありません。
そして以前触れた車載用のインバーターです。この製品は常用70Wです。
純正のACアダプターです。
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次はカメラ付属品を。
まず純正のレンズキャップとレンズフードです。
このレンズキャップ。ワンタッチで開け閉めできますが、
これは失くしそうなので下のものを購入しました。
カメラ用品を売っているKenko(ケンコー)の「フリップキャップ 49mm」という製品です。
ボタンを押すとワンタッチでバネ仕掛けのキャップが開くようになっています。
もちろん本体からは外れません。最初のDP1メリルの紹介写真にはこれを取り付けています。
幸い新DP1メリルは49mm径でフィルターねじが切られているので、ポン付けできました。
このキャップ自体の厚みが2cmもあるので、カメラの図体がかなりでかくなりますが、
レンズフードも兼ねているし(純正より分厚いかもしれません)、
レンズの保護と機動性には変えられないです。
ただこのチャップの部分ですが固定できずクルクルと回るようになっているので、
私はボンドで開くボタンのところがカメラの頂上へ来るように固定しました。
ちなみにこのフリップキャップを取り付けてもケラレませんでしたよ。
あとの追加購入品として、お決まりの液晶の保護フィルター
このフィルターは薄めですが、とても綺麗です。
それからこのカメラは内臓フラッシュがなぜか無くなったので、
ガイドナンバー14の小型純正フラッシュも購入。
手持ちの単四エポルタ充電池2本で十分使えました。
この次のブログの、永観堂 禅林寺の夜の特別拝観内の紅葉とかの撮影に、
寺社内は三脚が使用禁止のため、さっそくこのフラッシュを使いました。
また下に記載したマニュアル本には、ガイドナンバー61の一眼レフ用の大型のフラッシュ、
シグマ EF-610 DG SUPER もしくは ST の シグマ用、も使えると書かれていました。
これを使えばバウンス撮影もできるそうですが、私はまだ買っていません。
ただカメラの図体に対して、このフラッシュは大きくてアンバランスになるのは仕方ないかなぁ。
また、このカメラはもはやポケットに入らなくなったので、
車載時とかの保護ケースに格安のソフトケースも。
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最後に、記録媒体となるSDカードとその関連機器について。
これは絶えず使い続けると思うので信頼性からこの製品を選択。
価格が半値以下となる輸入品をチョイスしました。国内販売品はあまりにも高くて手が出ません。SDカード自体はサンディスクの製造品で、もちろん写真の通り最新の最高速度95MB/sのUHS-I規格対応です。
(サンディスク最新のSDカード:Extreme Pro SDHC UHS-I,36GB)
シグマのDPメリルシリーズはまだUHS-I規格対応ではないので、書き込み速度は激速ではないですが、このカードを使用することにより、後述のUSB3.0対応のカードリーダーでは爆速での読み書きができるので、編集の時には効果が絶大です。
すでに幾人かの方のブログでも試されていますが、
私も試しに手元にある同じサンディスクの汎用品、青色のスタンダード品 SDHC 8GB クラス4、
と記録時間などを比較してみました(RAWの最高画質の場合)。
ExtremePro SDHC 95MB秒 シャッターから記録完了まで約11秒、記録時間のみ約3秒
スタンダード品 最高速度未記載 シャッターから記録完了まで約19秒、記録時間のみ約10秒
連写でない1枚撮影時でも、赤ランプ点滅の記録時間だけなら3倍!の速度差があるようです。
高速なSDカードを使うと、50MBのRAWデータの記録時間だけなら3秒で終了します。
カメラ内のデータ処理に10秒ほどかかっているのが、記録時間が長くなる主原因みたいです。
それでも2000枚以上撮影してみた感じから、連写でなく1枚撮影でこのSDカード使用だと撮影から記録終了まで10秒ぐらい(もちろんRAWの最高画質)なので、今まで使ってきたDP1xとさほど変わらず、普通に風景を撮るなら私はそんなにストレスは感じなかったですね。
まあこの手のカメラは、手ぶれ補正なし+ちょっと頼りないAFのせいで、私の場合はDP1xの時代から撮り損ねを恐れて同じ写真を3~4枚ぐらいは常に写しておくのだけど、そのときにはバッファにいったん撮影データを保存することもあり、すべて記録し終わるのに20秒ぐらいはかかっています。
その撮影データの記録中は背面の赤ランプがずっと点滅しぱなっしですね。またその何枚も同じ写真を撮影するせいで撮影枚数も必然と多くなりバッテリーも全然持たないです。
まだこの高価なSDカード、価格も高かったので最初は1つだけ買ったものの、
RAWの最高画質選択では32GBでも500枚弱しか撮影できないことが分かり、
渋々追加でもう2個も購入。
輸入品なので6000円前後ですが、それでも3つも買ったらずいぶん高くつきました。
そしてそのSDを無くすと困るので、撮影済みとかのSDを入れる頑丈な保管ケースも購入。
ただこのケースはSDカードの保持力が弱すぎるのが欠点でした。
こちらもテプラで①②③と番号を振りました。
ちなみに一緒に写っているのは、DP1x用に使っているSDカードです。
こちらの容量は16GBですが、これは先日の花園プチオフの直前に急遽買ったけど、
これでもDP1xならRAWの最高画質でも1000枚弱は撮影できます。
これでDP1メリルを使うのに必要な物はすべてそろったのですが
(もちろん高性能パソコンとインターネットの接続環境も必要です)、
ここにきて最後の問題が発覚。
この32GBのSDカードに満杯近く写真を撮ると、
これをパソコンに取り込むときに非常に時間がかかるという問題が。
とにかく何十分もかかってしまうのです。
下写真は、今までSDカードとかの取り込みに使っていた
USB2.0のカードリーダー ブッファローのBSCRA47U2という名の製品です。
いつ買ったか記憶にないぐらいに古く、もう何年も前?の製品です。
うちの自作パソコンは、3年前に当時最新の組み合わせで作った4GBのメモリーも搭載したクワッドコアーのPC(Q9650)なのですが、当時はまだUSB3.0が実用化されていなかったので、取り込み速度を大幅に上げるためPCI Experssのカードを取り付けることにしました。
電器店では全く見かけないため、アマゾンとかのレビューを見てこの製品に決定。
早速我がパソコンに初めてPCI Experss 2.0×1のカードを取り付けてみました。
合わせてカードリーダーもUSB3.0対応の数少ないこの製品をチョイス。
これも近所の大型の電器店には在庫が置いていなくて、やはりアマゾンから購入。
最新のSDXCとUHS-I に両対応したカードリーダーです。
使ってみると、USB3.0規格の転送速度と相まって爆速でしたよ。
ただ上のカードリーダー、ケーブル長が50cmしかないため、パソコンの背面にケーブルを挿すと
もちろんフロントまで届かないので、数少ないUSB3.0専用の延長ケーブルも調達。
これも売れないのか電器店に在庫がなくて、上のカードリーダーと合わせてアマゾンより購入。
USB3.0仕様のカードリーダーを使うことにより、
最高速度95MB/sのUHS-I規格のSDカードの性能がフルに発揮され、
計測していないものの、従来のUSB2.0経由の取り込みより5倍以上は早くなったようです。
取り込み時のイライラは完全になくなりました。
残る唯一といえる問題が、7年前に初パソコン購入時に買ったままとなっているモニターの問題で、
現在も最大解像度1280×1024の19インチをそのまま使い続けていまして、このモニターではDP1メリルの撮影画像のこまかな像がつぶれがちになってしまうので、
どうやら現在主流の23.1インチか24インチのモニターの買い替えが必要になってきそうです。
今回のカメラ購入に正直費用がかかりすぎて、
パソコンのモニターの新調と車のスピーカー交換はちとまお預けとなっちゃいました。
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そしてこちらはカメラ本体の話題ではないのですが、
昨年夏(2012年 8月)に初富士山登山したときに、荷物になるからと三脚を買って持っていかなかったせいでDP1xによる手持ち写真となり、ご来光写真の位置がバラバラだったことの反省から、とりあえず店頭で格安で売られていた軽量三脚を買いました。
こちらはSLIK(スリック)の COMPACT Ⅱという三脚ですが、
三脚部の高さは800mm、最大高さは990mmという小型ながら、
重量が570gと非常に軽く、折りたたみ長360mmとコンパクトにできるので、
これならなんとか登山時にはもっていけそうです。
ただし積載機材の重量1000gとのことなので、一眼レフに重いレンズ付きでは使えないですが、
DPシリーズの一番重いDP3メリルでも400g前後なので、持ち歩くにはこれでも十分かと。
ただし車に積載してのお出かけ用には、コンデジには過剰性能ですが、
ベルボンのシェルパ535あたりのしっかりした三脚を1つ買おうかと思っています。
こちらの三脚も同じところで買ったもので、 SLIK MINI Ⅱです。
光量の不足する室内などで、長時間露光にてパーツを撮影するときに使っています。
また後日、2014.1.9にベルボンの三脚 シェルパ635Ⅱを買いました。
詳しくは
こちら です。
→
https://minkara.carview.co.jp/userid/1144014/blog/32249237/
リンクを貼った三脚購入ブログには、
メリルの電池フタが開かない件の解決法も記載しました。
(大き目の三脚、ベルボン シェルパ635Ⅱと小さく超軽量なスリック コンパクトⅡ)
またカメラ自体の発売も間もないのに、すでに市販マニュアル本が先日出ました。
これです。私も早速買ってみました。
【2013.1.22追記】
この本によると、
ISO100はノイズは少なくなるがダイナミックレンジは狭くなり、
ISO200はノイズは増えるがダイナミックレンジは広くなる、
って書かれていまして、そのセオリー通り今まで撮影していましたが、
昼間の野外の曇り空とかで、同じ場所と同じ200分の1秒とかの露出時間で、ISO100とISO200で撮影しRAW現像すると、ISO200では色彩感がかなり乏しくなり、しかも原因は不明ですが多少グリーンかぶれの傾向もみられるようです。
これは私の撮影の仕方が悪いのか、オートホワイトバランスの問題なのか、あるいは最適な露出時間の設定を間違えているのかもしれませんが、ISO100とISO200の差は感度以外にもけっこうあるのかもしれません。もちろん現像でかなりカバーできるもののちょっと驚きです。
露出時間が取れるならISO100のほうが色彩がよく出ているようで、基本はISO100で撮影するほうが良さそうに思えます。ちなみに前のDP1xのカメラでは、ISO100とISO200ではかなり画質の違いがあったので、私は可能な限りISO100で撮影していました。
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【2013.1.8追記】
今日シグマから届いたメールによりますと、
どうやら来月に DP3 Merrill なるものが発売されるようです。
(追記) 2013.7.8にとうとう購入しました。
(2013.2に発売予定のDP3 Merrill : デジカメウォッチより)
このたび登場するDP3 Merrill は75mm相当ということで望遠とマクロ撮影用とのことですが、望遠レンズなのでカメラ筐体からレンズがかなり飛び出しているのが特徴でしょうか。
レンズもこんなに大きくなれば、もはやコンデジとはいえずにミラーレス一眼のような大きさになってそうですね。
(最初に発売された標準画角のDP2 Merrill : デジカメウォッチより)
これでDP1 Merrill,DP2 Merrill,DP3 Merrill と3種類、広角・標準・望遠と3つの画角の単焦点の同一シリーズのカメラがそろったわけですが、まだ1台あたり実売価格で8万円ほどしているので、さすがに3台ともそろえる人はほとんどいなさそうですね。
→ シグマのキャッシュバックキャンペーンに釣られて、
2013.7.8にとうとうDP3 Merrill を購入しちゃいました。
【2014.2.11 さらに追記】
この写真、昨日だかシグマから発表された、DPメリルの後継機種だそうです。
dp Quattro(クワトロ)と言うそうですが、とにかく形状がすごく細長くてインパクトが強いです。
そして今まで何度も指摘してきたことですが、これでやっとグリップ部分は改善されました。
またここに搭載される新型フォビオンセンサー、表層の輝度情報と青の色情報は2000万画素、下層の緑と赤の色情報はそれぞれ490万画素になる、つまり補間をする??方式、これには早くも賛否両論が渦巻いていますね。
今までは単純にBGR各色の1500万画素×3層だったので、どうなるのでしょうね。
【2014.8.30 追記】
今のところ致命的な故障をしない限り、
クワトロには乗り換えずにDP1メリルとDP3メリルをそのまま使い続けるつもりです。
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【2013.6.2 追記】
DPメリルシリーズのブログ等を拝見していますと、シグマのRAW現像ソフトSPP(SIGMA Photo Pro)がよくフリーズするというのがありました。特にSDカード32GBに満杯になるほど(500枚超)撮影データを詰め込むと、クラス10&USB3.0接続であってもよくフリーズします。
このSPPのフリーズ現象、ほとほと困り果てたので私の場合、SDカード内の撮影データが多量の場合は直接SPPで開こうとせず、X3Fの撮影データそのものをいったんPC内のHDDにカードごとに仮フォルダーを作ってまずコピーします。
それでもHDD内でも、1フォルダー当たり500何十枚ものX3FデータをSPPで開こうとするとフリーズすることが多いので、1つ1つの
X3Fファイルの更新日時を見て撮影した場所を判断し、撮影場所ごとに
さらに細かくフォルダーを作成し分類、とにかくX3F撮影データを直接細かく分類していきます。
例えば次の当ブログ
「DP1 Merrillで撮影した古都京都 夜の特別拝観(永観堂 禅林寺/清水寺)」の場合では、まず永観堂 禅林寺と清水寺という別々のフォルダーを作成します。
この時の永観堂の夜間拝観ではそんなに多くない合計162枚の撮影でしたが、その作成した永観堂 禅林寺フォルダーの中には撮影順に、
01.総門 (16枚)
02.総門から中門付近 (23枚)
03.庭園・お手水 (52枚)
04.夢庵から見た放生池 (13枚)
05.夜の放生池 (33枚)
06.阿弥陀堂 (19枚)
07.茶屋付近 (6枚)
という名前のフォルダーを撮影場所で細かく分類して作成し、撮影データを細かく分類しました。
このように細かく撮影データを分けて整理して、1フォルダー当たりのX3Fファイルの数を抑えるとSPPが速く開くし、まずフリーズすることがなくなりました。まあこれでもJepgへ焼くのに時間がかかるのはどうしょうもないですけど。
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これでDP1メリル(姉妹機のDP2メリルも同様ですが)の
撮影や編集に必要な物はこれで大まかにそろいましたが、
私の場合、買ってそのまま使えた旧来のDP1xに比べ、
今回のDP1メリルは大容量のSDカードや、
とにかく全く持たない電池を含む数々の付属品も必要で、
コンデジなのにとにかくお金もかかるカメラであることは間違いないようです。
そしてこのブログの終わりに、先日DP1メリルで撮影した
みなと神戸のモザイクガーデンほかの夜景写真をここにも再掲載して終了です。
この橋は本州側からポートアイランドへと行く神戸大橋を撮影。
露出時間1秒、ISO100にて撮影。
以前のDP1xと違ってF2.8になったこともあり、かなり夜景にも強くなりました。
なおこの日は風がとても強く、飾り岩にカメラを押し付けて撮影したので
岩が写ってしまった下部はトリミングでカットしました。
この写真はポートアイランド側から見た、
対岸のモザイクガーデンや神戸タワーの写真です。
撮影条件は同上です。こちらは欄干にカメラを押し付けて撮影。
1枚目は、広角単焦点カメラのため、対岸のモサイクガーデンなど小さく写っています。
2枚目は、観覧車やタワーを大きく見せるため周囲を大幅にカット(トリミング)した写真です。
こちらは撮影場所にあった洋館をライトアップしていたのを撮影しました。
こちらも露出時間1秒、ISO100にて撮影。
こちらはRAW現像時に明るめにして、ちょっとロマンチックぽくしてみました。
コンデジでこれだけの画質で撮影と、場合によっては大トリミングもできて十分すぎます。
なおもっと素晴らしい撮影例、実写インプレッションの “シグマ デジタルの世界” が、
フォトヨドバシ(PHOTO YODOBASHI)に
ご紹介されていますのでリンクを貼っておきます→
こちらです。
そして
この次の当ブログは、このDP1 Merrill(DP1メリル)で撮影した、
古都京都の夜の特別拝観(永観堂 禅林寺/清水寺)で撮影した写真を満載しています。
また 「DP1メリルの部屋」 に撮影写真を掲載しました。
こちら です。
【関連情報URL】 には、シグマのDP1 Merrill のサイトをご案内しています。