今日、午前0時を過ぎたのでもう昨日かな、
我がコンテカスタムRS号、
85000kmに達しましたが、
先日お願いしていました
CVTフルード交換の用意が出来ました
との連絡があり、
さっそく車屋さんへとGO!してきました。
前回初めてCVTフルード交換したのは、
ブログを見ると2011(H23)年 11月 02日で約43700kmでした。
それからおおよそ1年半で41300kmも走りましたが、CVTはけっこうデリケートなようなので
メンテナンスノートに記載の50000kmを待たずに、新品フルードへと交換しました。
我がコンテ号はすぐに5000kmぐらいは走ってしまうので、
もうキリ番のアップは1万kmごととすることにし、あえて85000kmは撮影せず、
下写真のオドメーターの数字はCVTフルード交換直前の記録です。
初回の車検(今年6月)もまだなのに、すでに85042kmも走行しています。
今までガソリン代、いくら使ったのでしょうね。
そしていつもの整備工場に到着後、さっそく我がコンテ号ドック入りし
床下にあるドレンボルトから、劣化したCVTフルードを抜き取っていきます。
私は興味深々なので今回はその様子を見せてもらいました。
抜け切ったところで↓写真の、ダイハツ純正のCVTフルードを挿入していきます。
ムーヴコンテ用のダイハツ純正CVTフルード 08700-K9000 4L
いつもコンテの整備をお願いしているところは、ディーラーにあるような自動でのCVTフルード交換機はないので、当然ですが人力で交換していきます。
もちろん交換のやり方もご紹介しようと思えば出来ますが、この手の交換はやはり車屋さんでしたほうが良いと思い、あえて掲載は見送っています。しかもCVTミッション内にゴミや砂など異物を入れるのは厳禁ですので、しかるべき所でするほうが良いように思えます。
私はエンジンオイルはターボ車ということもあって10000kmに3回、約3500km前後で自力交換していますが、CVTフルード交換は40000km前後で1回なのと、自宅は足場も悪くもちろん昇降装置などはないので、工賃4000円ほどを払ったほうが安くつきます。
そして今回は、40000km弱走って劣化したCVTフルード(左側)と、
純正の新品フルード(右側)とを並べてみました。
CVTフルードは、エンジンオイルみたいに常時超高熱がかかるとこるではないですが、
プーリーと金属ベルトとの摩擦などにより、やはり圧力と熱もそれなりにかかるので、
40000kmも走ると新品の鮮やかなワイン色のしたフルードが、真っ黒になっていますね。
前回のレポートでも指摘しましたが、当然出だしも良くなりミッションが滑る感じもなくなりました。
また二輪のスクーターのベルトとプーリーは乾式で、主に単純にゴムとも言えないようなベルトのメンテナンスとベルトかすの清掃に気を払っておれば何とかなりそうですが、
四輪の無段階変速機は車自体の重量がかなりあるので当然スクーターのようにはいかず、駆動伝達には金属ベルトを使っているせいなのか、作動油たるCVTフルードも必要なようです。
すみません、
いただきましたコメントの返事がいつにもまして長文になっています。
【そして追記です】
ところで、ダイハツやムーヴコンテのCVTのお話ではございませんが、
日産自動車のホームページを見ますと、CVTのリコールが出ていました →
こちら です。
パソコンからの閲覧なら簡単にリンクをたどれますが、いちおう本文の一部分を貼り付けておきます。
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“2011/08/27 旧型セレナ他14車種の無段断変速機(CVT)に関する修理のご案内について”
RE0F06A型無段変速機(CVT)において、6万Km毎にCVTフルードの交換が必要となりますが、長期間の使用によってCVTフルードが徐々に劣化することにより、CVT内部の油圧が低下して、ベルトやクラッチの滑りが発生し、異音や加速不良が発生する場合があります。そのため、当該車両については、下記のとおり無償にて修理対応させていただきます。
【従来の保証期間】
新車登録から5年間。ただし、その期間内でも走行距離10万kmまで
↓
【無償修理対応期間】
平成25年8月末日まで
(中略)
【お客さまへのお願い】
当該CVTは、
6万Km毎にCVTフルードの交換が必要となりますので、
適切な時期に交換していただきますようお願い申し上げます。
(下線は筆者が挿入。この6万km交換は日産の普通車の場合です。)
日産のCVTはジヤトコ製?だと思いますが、旧来のATトルコンに比べどこのメーカーのCVT機構も、金属ベルトとプーリーとの摩擦力を伝達するのにフルードが使われていてけっこうシビアな動作をしているみたいですね。もちろんフルードもほぼ純正品一択のようです。
以前ホンダのフィットの初期CVTでも、独自設計だったためなのかいろいろあったようで、
結局延長保障されていましたね。 こちらのメーカーの延長保障のページは →
こちら
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≪2014.12.12 追記≫
たまたまネットを徘徊していると、この日産の、特にセレナ(TC24・PC24・PNC24,PC25あたり)のCVTの不具合情報を見つけました。
なんと巡航中に勝手に突然1速(Lモード)に落ちる! というものです。
私は整備屋ではないので詳しくは分からず、あくまでネットで見かけた情報を総合すると、CVTフルードの冷却容量不足?により、特に高速道路などで過負荷で走行しCVTフルードの油温が上がりすぎると、フルードの粘度が低下して粘着が保てないらしい? というものです。
しかも驚いたことに、あの大きなミニバンの車体を動かすのに
CVTフルードの容量が なんと4Lだけ だとか。
我が車のコンテでもフルードは6Lなのに、と思うとかなりビックリです。出始め初期のフルード代は高かったのかもしれませんが、それをケチったのだろうか? とも受け取れますね。まあコンテの6Lは少し過剰気味かもしれませんが、現在の軽四車のCVTフルードは標準で4Lくらいなので、ミニバンなら最低でも6Lぐらいは必要でしょう。
よってセレナのラジエターには、CVTフルードを冷却するためのオイルクーラーも付いているとか。
エアコンを作動させていると、絶えずラジエターファンが回るのでこの1速に勝手に落ちる不具合が起こりにくい…という書き込みも見ました。しかし高速道路走行中に1速に落ちるとは考えただけでもゾッーとしますが、どうやら特にセレナで多発しているようですが、日産はこれをサービスキャンペーンで済まそうとしているようです。
何が問題なのか私は車の設計者ではないので正確には知る由もありませんが、ミニバンは車体も重いし、しかも多人数で乗るのでミッションに大変な荷重・負荷がかかっているのは想像に難くは無いですよね。それを4Lのフルードで受け持つのはちょっと無理があるかも…です。
部品代をケチり過ぎているのか、はたまた耐久性のチェックを甘くして開発費を抑えているのか私には分からないけれど、人命がかかっている重要な部品の一つであるミッション機構、あまりにもケミカルに頼りすぎている現行湿式CVTのデリケートすぎる機構には、私も一抹の不安を覚えます。
歴史ある旧来のATや、はたまた過去の遺物となりつつあるクラッチ式のほうが信頼性はずっと高そうですが、大柄な車体のミニバンに至るまでCVT一辺倒なのは、今のあまりにも過剰なまでの激しい燃費競争合戦にも原因の一旦がありそうです。
ちなみに後発のダイハツの自社開発のCVTのフルード容量が、軽自動車なのになんと6L! も使っているというのも(エンジンオイルの約2倍もの容量)、なにやらこういう事情がありそうな感じですね。
詳しくはこちら
http://www.kurumainfo.com/%e6%97%a5%e7%94%a3/%e3%82%bb%e3%83%ac%e3%83%8a%e3%81%aecvt%e3%81%ab%e6%95%85%e9%9a%9c%e6%b3%a8%e6%84%8f%e5%a0%b1%ef%bc%81%e7%8f%be%e5%9c%a8%e3%83%aa%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%83%ab%e7%99%ba%e4%bb%a4%e4%b8%ad%ef%bc%81/#comments
http://navi.carsensorlab.net/kuchikomi/%E6%97%A5%E7%94%A3/%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%83%8A/000002443/