
《プロローグ》
2012(H24).5.3未明から~5.6までのGW中の4連休に、所用も兼ねていましたが人生初の鹿児島訪問をいたしまして、その旅行の模様を自分が忘れないうちにブログにしようと思いました。
そしてその第一弾として、「坂本龍馬も新婚旅行で訪れた、鹿児島 霧島神宮の初参拝」 をすでにアップいたしましたが、第二弾目としまして、「宮崎・鹿児島とにまたぐ、霧島連山とえびの高原散策」 の後半をアップしたいと思います。
ひと汗もふた汗もかきながら、六観音御池(ろくかんのん みいけ)と白紫池(びゃくし いけ)をめぐり歩くだけで往復2時間、滞在時間も含めると3時間はたっぷりと費やしながら、我がコンテ号を停めていた不動池(ふどう いけ)へと戻ってきました。
そして目の前には霧島連峰最高峰の韓国岳(からくに だけ)とのご対面が待っていました。

(2012.5.5 晴天に恵まれた韓国岳)

(2012.5.3夕刻 残念ながらもやに包まれていた韓国岳付近)
若き日の松田聖子さんも登ったとかいう標高1700mジャストの韓国岳ですが、今回は所用の合間を縫っての散策のため残念ながら韓国岳も、頂上に逆矛があり坂本龍馬夫婦も登ったという高千穂峰(たかちほ の みね)も、どちらも時間の都合で今回は登ることができなかったです。
韓国岳は標高1700m、不動池の水面標高は1228mですので、標高差はおおよそ450mですので、もやがなく天候がよければ韓国岳登山はできそうですね。次回ここに来るときには、真夏を避けたっぷりと時間を取って登ることといたしましょう。
その前に富士登山にいくかもしれません → この旅行後の2012年の8月の末、念願の人生初の富士登山を果たしました。『2012年 夏の旅行』 のタイトルで13連投にも渡るブログも作成しました。
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その後、韓国岳の写真の右側に写っているえびのスカイラインをそのまま走って、宮崎県道30号線との分岐点を左折して、そのまま県道1号線を走りますと鹿児島県へと入っていきます。
このあたりから大波池へといく登山路が県道沿いから出ているのですが、新燃岳の噴火により私がここを訪問したときには、韓国岳・大浪池と高千穂峰は登山禁止ということで、よって撮影写真はございません。最新の情報によりますと、2012.7.15からはいちおう登山道は再開されたとのことです。
ネットで検索すると美しい大浪池の写真を見かけましたが、ここに掲載するにはいろいろと問題もあるので、ちと寂しいですがウィキペディアからの古い航空写真を貼り付けておくだけにしておきます。

(大浪池の航空写真 : 1976年撮影・ウィキペディアより)
この火山湖の山の標高は1412m、湖面標高は1241mらしいので標高差171m。富士山ほどではないにしても結構火口との落差がありますね。ちなみにここが日本で一番標高の高いところにある湖だそうですよ。
またここの見どころの高千穂河原方面へ抜ける鹿児島県道104号線沿線ですが、2011(H23)年 1月に新燃岳(しんもえだけ)が大規模な噴火を起こした影響で道路自体が封鎖され、ここは通行できなくなりなした。
この鹿児島県道104号線は、新燃岳や高千穂峰の沿線を通るので美しい景色が堪能でき写真にも収めることができたのに、と思うと非常に残念ですが、自然が相手なのでこればかりは致し方ないですね (2012.7.15から通行規制は解除された…とのことです)。
よって残念ながらこの付近の撮影写真は一枚もなく、掲載に差し支えないフリー百科事典のウィキペディアに掲載されていました写真にて代用したいと思います。

(韓国岳山頂より見た新燃岳と高千穂峰 : ウィキペディアより 1998.12.31撮影)

(新燃岳 : ウィキペディアより 2008.7.7撮影)

(噴煙をあげる新燃岳 : ウィキペディアより 2011.1.27撮影)

(道沿いの展望所に建てられていた、山々の案内板)

(道の駅霧島の店内で貼られていた、ジオパークのポスター写真)
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通行止なのはどうしょうもないので、さらに宮崎&鹿児島県道1号線を鹿児島側へ下っていきますと、ここの下の写真のようになにやら臭い強烈な匂いとともに白い煙がもくもくと道路に立ち込めていました。しかも山肌の中から白い煙がもくもくと上がっています。

(鹿児島県道1号線 硫黄谷付近の沸き立つ湯気 : 2012.5.3筆者撮影 以下4枚も)
そして車を停めて近づいてみると強烈な硫黄の匂いとともに、このような危なかしい湯気が。
匂いはもちろん硫黄の強烈な匂いでしたので泉源だとは理解できましたが、さすが霧島連峰は生きている活火山、普通の温泉地とは一味も二味も違うようです。
初日2012.5.3の日は、この硫黄谷にしばし立ち寄ってから国道223号線へと入り、霧島神宮へと向かいました。
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(霧島神宮の大鳥居 : 2012.5.3筆者撮影)

(2012.5.3 霧島神宮展望所から見た日没直前の夕日)
ここの詳しいお話のブログは、2012.7.3にすでにアップしました 「坂本龍馬も新婚旅行で訪れた、鹿児島 霧島神宮の初参拝」にてアップしています。
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さて、日時は前後いたしますが、2012.5.5の端午の節句の日、出直しでまず最初に訪れたのが、同じ霧島連山内の都城(みやこのじょう)市内に位置する、こちらはただの「御池(みいけ)」です。
そしてこの御池は水面標高はだいぶん低くなって305m、最大水深93mと、日本国内の火山湖の中では最も水深が深いそうです。また流入・流失する川もなく、そのためか透明度は3.1mなのであまり澄んでいるとはいえなさそうです。

(御池と背後の高千穂峰 : 2012.5.5筆者撮影)
今をさかのぼること2650年の昔、古事記に登場する日本国の建国の父、神武天皇が幼少の折、この池で水遊びをしたと伝えられている池ですね。
そしてその御池ではカモたちが楽しそうに泳いでいましたので、思わずカメラでパシャ…と撮りました。

(御池で泳ぐカモたち : 2012.5.5筆者撮影)
韓国岳のところでも触れましたが、今回は登山禁止&時間不足のため、坂本龍馬と妻おりょうさんも登ったとされる高千穂峰(たかちほのみね)の登山は残念ながらかないませんでした。
なお、2012.7.15より登山規制は解かれたので、現在は頂上までいけそうです。

(道の駅 霧島から撮影した高千穂峰 : 2012.5.5筆者撮影)

(高千穂牧場から望む高千穂峰 : ウィキペディア 2008年 7月撮影)

(高千穂峰の頂上にある天逆鉾 : ウィキペディアより 2009.4.9撮影)
よって今回は高千穂峰への登山はできずじまいだったので、私の撮影写真は残念ながらありませんが、ウィキペディアにはこの天の逆鉾(あまのさかほこ)の写真が掲載されていましたので、撮影画像はこちらからお借りして掲載しました。
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そして順にご紹介してきた霧島連峰1周も終盤になりましたが、御池を見たあと霧島連峰を1周するべくぐるっと小林市のほうまで車を走らせました。
国道223号線 霧島バードラインから、広域農道の「みやまきりしまロード」へと入りました。

(みやまきりしまロードの狭野付近の橋上から撮影した矢岳? : 2012.5.5筆者撮影)

(上写真の撮影場所のカーナビ画面)
それからさらに、「みやまきりしまロード」 を走っていきますと道中に白黒模様の牛、ホルスタインを発見、思わずカメラのシャッターを押しました。やはり日本で牛といえば、この白黒模様の牛がいちばん牛らしく見えますね。

(DP1xは広角単焦点カメラのため望遠は利かないので、トリミングで牛を拡大)
宮崎県で牛といえば、先ごろ口蹄疫(こうていえき)で大変なことになっていたようですので、このように牛が飼育されているのを見ると安堵しますね。
牛のほうもとてもおとなしくて、近寄ったりはしなかったけれど騒ぎ立てたりすることもなかったです。
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それからは、白黒の牛に見とれたあとずっとこの広域農道を走り続け、お昼ごろに電柱と電線のないところでもう一度、前半のブログの冒頭に掲載した夷守岳のお昼の写真を撮りました。
その後もう一度、小林インターの前からえびのスカイラインを登って不動池へ行き、そこで車を停めて六観音御池と白紫池を散策。
その後、霧島神宮へ再度訪れてから、池めぐりで汗をかいたのでナビで風呂屋を探したところ、霧島町立の「神乃湯」が案内され、ここで汗を流した後用事を済ませるべく所用の場所へと戻りました。

(霧島町立 神乃湯)

(2012.5.5 鹿児島の夜に見た満月)
最後に、私が霧島の美しい風景が紹介されている本がないかと道中ずっと探していたところ、霧島神宮の境内にある売店で見つけて買った本(¥2000)が下写真の本で、
野間順一さんという方が撮影されて、どうやら自費出版された写真本のようです。書籍コードが記載されていないところを見ると全国に流通しておらず、現地本のようです。

(私が買った霧島の山と池が紹介された写真本 : 野間順一さん「霧島連山」 )
ネットで調べると出版元から販売されているようです。
関連情報URLに載せておきます。
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これで前半と後半の2部構成となってしまった
「宮崎・鹿児島とにまたぐ、霧島連山と池とえびの高原の散策」は終了です。
次回は第三弾としまして、残りの
「鹿児島の名勝散策(前編) 桜島への訪問」
「鹿児島の名勝散策(中編) 知林ヶ島の砂州渡り」
「鹿児島の名勝散策(後編) 池田湖・牧聞神社・開聞岳への訪問」
の3本のブログをアップする予定です。