3度目の車検整備 その⑨ -13インチ ベンチレーティドディスク化 ④-
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キャリパーをステアリングナックルに装着する前に、防錆処理をおこなったベンチレーテッドディスクをハブに装着してから、キャリパーASSYをステアリングナックルに新調したボルトでしっかりと固定します。
この写真の状態ではディスク自体は交換できないものの、パットの清掃と交換はできそうです。これが12インチディスクと比較して唯一の欠点というところでしょうか。
こちらの写真はキャリバー装着後、キャリパーピストンを上へ持ち上げて撮影したものです。
キャリパー本体には亜鉛メッキがなされているので、耐熱塗料のクリアー塗装は見送りました。まあ10年も使わないだろうし。
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新品のブレーキパットをキャリパーにシムとともに装着したところです。
もちろんこのパットにも、パットの摩耗限界をお知らせするウェアインジケータも装着されています。
パットの厚みが残り1mmほどになると不快な音が鳴るようになっていますが、パットが片減りなどして鳴らないときもあるので、目視によるチェックも必要です。
まあ今回全更新したので、当面片減りなど起こらないとは思われますが。
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新品キャリパーとディスクを横から撮影した写真です。
パットの当たり面は、ほぼディスクの外周すれすれまであるようです。詳しくは分かりませんが、ソリッドディスクは放熱の問題とかあって、最外周まではブレーキパットを当てないのでしょうか?
このベンチディスクの場合は、ほぼ最外周までブレーキパットが接するのでサビの問題からはなんとか逃れそうですが、自己流防錆対策、果たしてどこまで効くのか今後観察することに。
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またベンチディスクの外周部分にある風洞の入り口部分には、グレーの耐熱プライマーを塗った後、透明の耐熱スプレーを塗りましたがこれは失敗で、この写真のように風洞の内側は明るいグレー色になってしまいました。
耐熱塗料を塗布することにより、ディスクの放熱性は多少落ちると思われますが、元々12インチのソリッドディスクで対応できていたので、自己責任ですが問題ないと判断しています。
何も対策していないと、風洞部分に消雪剤が入り込んで、熱と共に腐食してサビが剥がれ、風洞をふさいでしまうこともままあるようなので、私は腐食対策のほうを選びました。
後日同じラストオリウム社の黒色の耐熱スプレーを買って、このグレーの風洞部分を黒に塗り込んでおきましょう。単に見栄えのためだけですが
→ 後日黒色に塗装しました。
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ここはオマケ作業ですが、フロントのブレーキ部分を、ホースからユニオンボルトまですべて更新するならば、リヤー側のブレーキホースも更新しない手は無く、固定用クリップ4個とともに、左右ホース2本も新品更新しました。
これでブレーキホース類は7年目にしてすべてが更新されて、当面は外的要因が無い限り破損の心配はしなくても済みそうです。遠出する時に安心して出かけられるようになりますね。
過去に新車から乗った車も20万km以上走破しましたが、ここまで整備をした車はなく、このまま30万kmまで走れば、我が人生初の30万km達成車となりますね。
プロボックスとかの営業車やタクシーとかなら、乗用車タイプでも30万kmぐらい平気で走るのかもしれませんが、乗用の軽ターボ車ではなかなかなさそうですね。
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こちらは丸7年で21万km以上使用した、ノーメンテナンスだったブレーキキャリパーです。
しかもキャリパー周囲にはシャーシブラックがいっぱい付着しています。キャリパーのメッキの艶が全く失せていたので付着した塗料も取らなかったです。マスキングをしっかりしなかったのがそもそもの原因ですけれども。
しかもブレーキフルードとブレーキパット・ディスクを交換する以外は全くのノーメンテナンスだったため、ピストンのダストシールは破れて、ピストンの中は当然サビていました。
今回せっかく新品にしたので、次回からは劣化具合を見ながら、ダストシールぐらいは新品交換しておこうと思います。
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ここから2枚の写真は比較のために掲載です。
こちらの写真は旧来の、マイナーチェンジ前のコンテ車に標準だった、12インチの小さなディスクブレーキが標準搭載されている写真。もちろんこの写真は車検前の我が車です。
RSの大きすぎる15インチもあるホイールに、このような小さな12インチのディスクでは、性能的には問題なくても、果たして見栄えは?? と思いますね。
私はあまり外見にはこだわらないものの、やはり車と言えども商品なので、ある程度の見栄えは必要でしょう。
コンテのリヤーブレーキのドラムも166mmの小さな径のものが付いてて、ホイールとの差がありすぎてスコスコですね。
コンテRSの4WD用の181mm径程度の一回り大きなドラムブレーキのほうが、見た目のバランスが取れて良いかも。
でもフロントとは違いリヤー側は構造があまりにも違いすぎて、径の大きい4WD用には転用できないようです。
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こちらは今回13インチのベンチレーテッドディスクに更新された、あるいはマイナーチェンジ後のコンテ全車には標準装備になった、13インチのベンチレーテッドディスクを搭載した前ホイール写真です。
これくらいの大きさなら、純正の15インチホイールでもあまりスコスコ感はなく、見た目にもバランスが取れているように見えますし、なによりもブレーキの耐熱容量が上がって、そんなに過激な運転はしませんが、頼もしく見えますね。
その➉へつづく
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