なおしのブログ一覧

夏油温泉と書いて「げとうおんせん」と読みます。
岩手県北上市の山奥です。
http://mizuki.sakura.ne.jp/~geto/

夏油川という川を挟んで、温泉が沸いています。
お風呂の真下から、ぼこぼこお湯が来てます。

川原を人間がまるで猿のようにすっ裸でウロウロしております。
全部で５つの露天風呂と２つの内湯があり、露天は一応、混浴風呂（実質男性専用）と女性専用の風呂を時間で分けていますが、女性専用の風呂も混浴風呂から丸見えです。

紳士的には、そちらを見ないようにするものですが、他県ナンバーのクルマが多いこの時期は、男性がジロジロ女性風呂を見ている人もいます。男として、なんだか情けない。
こういった男性がいるだけで、男としてもすごく不愉快な気分になる。

普通の時期は、人も少なく、居ても地元の人ばかりなので、混浴と言えど女性でもなんとか入ることはできると思いますが、この時期は女性には辛いと思います。残念です。
また、この時期は「アブ」が発生していますので、ハエ叩きを片手に落ち着いて入ることができません。
（現地ではこのアブのことを「トシベ」と呼んでいる。大群で襲ってくることもあるので要注意。時々赤いシャア専用なトシベもいる。）

ということで、にスケベな観光客やシャア専用トシベに襲撃されることもあり、この時期はお勧めしません。
（女性は女性専用の内風呂がありますので、お湯を楽しむことはできます）

紅葉の時期は絶景と思います。
10月に法事があるのでまた来よう。
冬は雪で交通が遮断され、閉鎖されます。

お湯はぬるめと熱めがあり、夏油温泉の名物は熱い方の「大湯」です。
誰も入浴している人が居ません。熱すぎて入れません。
多分、草津より熱い。ってか、痛い。
もちろん、ゆっくり入れるお風呂もあるので、みなさんそちらに行かれます。


新しく人が来て、「あつっ！」という声を聞き、みんなで笑って談笑。
そんな感じでほのぼのしています。
「草津より熱い」だの「那須の鹿の湯は知っているか？」などなど。
地元の方の熊との武勇伝の話しも面白かった(笑)。

お湯自体も利きが強いです。
玉川温泉のような、即効で感じ取るものはないのですが、調子に乗ってぬるめのお湯にのんびり入っているとあとから「ど～ん」と体が重くなります。

さて、これから甲子園・花巻東高校を応援しよーっと。

ロードスターで秋田県の玉川温泉に来ております。

「なおしの中で一番お奨めの温泉って言ったらどこ？」と尋ねられたら迷わずここをお奨めしています。もう１０年くらいのリピーターです。
でも万人にお奨め、というわけでもありません。

露天風呂はありません。
浴衣にサンダルで温泉街を散歩するのどかな雰囲気もありません。
交通の便も悪く、冬になると閉鎖されます（旅館部は規模縮小で冬季も営業しているとのことでした）。
お奨めは「お湯」だけです。
それでもここの「お湯」は全ての温泉の楽しみの要素を超えるだけの魅力があります。

決して癒しの温泉ではありません。
どちらかというと、攻撃的な温泉です。
観光地の温泉にあるような、のほほんと癒される雰囲気ではありません。
入浴している人たちは高倉健みたいな渋い顔をしています。

みんなお湯と戦っています。

温泉はなんと「強酸性。PH1.2」です。
入浴して３分で体の傷口から痛みを感じます。
入浴して５分で気付かないわずかな傷（ひげそりの跡や治りかけの虫刺されの跡など）から痛みがします。
入浴して１０分で、毛穴から体のあちこちから痛みを感じます。
３０分も入浴したら（できたら）皮膚が一枚溶けて剥かれるような感覚に襲われます。
湯船で顔を洗ったりしたら、もう目が痛くて開けられなくなります。

体表面にいる全ての細菌が死滅しているんじゃないかと感じます。
入り口でインフルエンザ対策で消毒をさせられましたが、ウエルパスよりもよっぽどここのお風呂の方が消毒されるんじゃないかと思います。

そんな激しい温泉ですが、お奨め度No1です。
魅力は語れません。それでも・・・という方はお試しください。
天然の岩盤浴も有名です。
来られる時は心して起こしください。

昨日は岩手県花巻市の台温泉にいました。
明日は岩手県北上市の夏油温泉に行く予定。
どこもマイナーな温泉ですが、知る人ぞ知る名湯です。


しかし、レース用のロードスターで長距離はしんどい。
エアコンがついているだけ、まだいいか。