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2010年08月13日

[タイヤ] 6代目の候補 - Michelin PilotSport3 (PS3)

[タイヤ] 6代目の候補 - Michelin PilotSport3 (PS3) 過走行の同行号がいま履いているタイヤはすでに5代目(Continental EcoContact2 → Bridgestone GR-8000 → Bridgestone GR-9000Michelin Pilot Preceda2Continental PremiumContact2)である。この中で「もういちど履いてもいい」と思えるのはGR-9000とPremiumContact2だ。GR-9000はパターンノイズが不気味なほど(笑)静かなのにグリップが高く,グリップが高いのに転がり抵抗が小さい(燃費がよくなる)。

しかし,14インチ(175/65R14)から15インチ(195/50R15)にインチアップしてGR-9000は履けなくなっている(適合サイズがない)。185/55R15を履くという手もあるが,GR-9000は値段が高いし摩耗も早い(もしかしたら燃費でカバーできるのかもしれないが)。乗り心地やグリップの早い低下(とくにウェット)も気になるタイヤでもある。扁平率を50から55に上げれば乗り心地は良くなるかもしれないが,グリップや運動性能を犠牲にしてタイヤを細くするのもなんだか・・・。旧型のGR-8000なら適合サイズがあるが,前回履いたときの経験から,GR-9000以上にネガを持っていることをよく知っているので今さら戻る気にはなれない。

PremiumContact2(CPC2)は「しっかりと」「安全に」走り,曲がり,止まるためのタイヤとして造られていることがひしひしと感じられる自分好みのタイヤであった。ContinentalのEcoContactシリーズからは,劣化時の安全性に強い不満を抱いていたが,上位のタイヤを使用してみてContinentalに対する不信感は完全に払拭された。損耗してくるとノイズが増え乗り心地は悪化してくるが,グリップの低下は穏やかで,車の挙動に破綻を招かない情報伝達を保ち続けてくれる。

同じ欧州ブランド(ミシュラン)でも日本で開発されアジアで生産されるPilot Preceda2(PP2)はチャラさや頼りなさが気になったタイヤである。スポーティタイヤでありながら乗り心地や静寂性は保たれているが,CPC2が示すようなステアリングへの応答の実直さやウェットでの信頼性は確保されていない。ドライで元気に走らせたときは楽しく,悪いタイヤではないが,個人的には二度と履きたくない(PP2ファンのみなさん,ごめんなさい)。

ではCPC2の世界と実力を保ちつつ,さらに快適で寿命の長いタイヤはあるのだろうか?・・・そんなタイヤはなさそうに思えたところに表れたのが,ミシュランのPilotSport3(PS3)である。発売当初はPP2の後継的ポジションを与えられていることでその内容にはあまり期待していなかった。トレッドパターンもPP2に似ているし。しかし,「PP3」とは名乗らなかった点,欧州開発である点が気になっていた。ミシュランの汚名(?)挽回に期待をかけた。

発売からしばらくして,厳しく正当な評価がなされていることの多い欧州のサイトでPS3の情報を集めていくと,CPC2やPP2が持っていたようなネガは抑えられるとともに,基本性能もかなり充実していると判断できた。いくつかのサイトでAUTOCARで絶賛されていたグッドイヤーのEagle F1 Asymmetricの評価を上回っているほどだ。後発でそのあたりを凌駕してくるあたりは,さすがはミシュランである。

ミシュランの下位のEnergy Saverの評価も十分に高いようだが,楽天あたりで調べてみるとPS3との価格差は小さい(Saverには195/50R15もない)。しかも,PS3はCPC2よりかなり安いのである。これで候補は決まった・・・と言いたいところだが,CPC2を履きつぶすまでもうしばらく悩んでみることにしよう。


追記: 銀モンさんのPS3のインプレはこちら
ブログ一覧 | タイヤ | クルマ
Posted at 2010/08/13 12:59:21

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この記事へのコメント

2010年8月14日 9:24
私は今、GYを履いていますが、さすがに欧州開発品の走行性能は良いですね。
静粛性はちょっとわかりませんが、欧州と同じスペックで製造されているものや欧州からの輸入品であれば、運動性能では満足できるのではないでしょうか?
コメントへの返答
2010年8月14日 15:12
GS-D3も候補に残してあります。このタイヤも欧州産とアジア産があって実勢価格が半端なく幅広いですね。価格の高い欧州産の方が性能もイイというのは本当なんでしょうかね。自分が買うとしたら安い方になりそうですが・・・
2010年8月15日 22:38
PP2のインプレには烈しく同意ww欧州フォードにはイマイチ合わないタイヤだと思ふ・・・
その点PS3はやや期待できる部分もありますが、やはりcontiとの相性がよさそうな気がします。

GS-D3、既に2万3千キロを突破しましたがますます良い印象です。
皮むき前にあったトレッド面の軟らかさもなくなり実にしなやかですゾ!
そういえば「アメリカでは」F1アシンメトリックよりF1GS-D3の方が評価高いようです。
http://www.tirerack.com/tires/surveyresults/surveydisplay.jsp?type=MP
コメントへの返答
2010年8月16日 18:10
コンチもうすこし安いといいんですけどね。コンチの世界にメルセデスの世界のようなものを感じるので日本では高級タイヤでもいいのかもしれません。

実勢価格(安さ)と「いましか履けない」度で選ぶならGS-D3ですね。パターンだけ見ると欧州フォードよりマスタングとかに似合いそうです。

ご紹介いただいたリンク先,GS-D3のレポート対象となっている走行距離がスゴイですね!
2010年8月15日 23:19
まだタイヤ交換の時期では無いですが、将来的には絶対にしなくてはならなくて。

で、カングーのATモデルはコンチでMTはミシュランと言う不思議なセットなんですが、仏車乗りとしては一度はミシュランを履いてみたいです。

ですがカングーのお友達はどうも人柱になりたい方が多いのか(爆)、アジア系のやすーいタイヤを履く人が多く見受けられます。笑

そういった意味でも、同行さんのタイヤセレクト。参考にさせていただきます。
コメントへの返答
2010年8月16日 18:20
ありがとうございます。光栄ですが,それほどタイヤに詳しいわけではありませんので,あくまでもご参考程度に・・・f^^;

輸入車の純正タイヤはロットや輸入時期によって銘柄が違っていたりしますよね。ATはどちらかといえば日本向け仕様だとすると,MTの方が素のフランス仕様に近いのかもですね。

カングーに乗っておられる方は実用車やミニバン的に使っておられることが多いでしょうから,エンスー的な(苦笑)欧州フォード乗りとはタイヤ選択の仕方も違ってくるでしょうね。逆に,欧州フォード乗りの間ではアジアンタイヤの人柱が少ない気がします。

自分がカングーに乗っていたら,BSのPZ-Xとか気になっていそうです。

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