
予定していたノートパソコンのCPU交換をやってみました。
メーカーによって難易度が変わることが身を以て実感しました。
嫁のThinkpadはほぼ解体せずにCPU交換が可能でしたが、私のK53TKは全部バラさないとCPUまで辿り着けません。
よって難易度はかなり高い作業になります。
これを見てパソコン改造をやろうと思う方、保証はありませんからまともに動いたらラッキーと思うぐらいの覚悟でやって下さい。
パーツによっても相性があるので成功は動かしてみてなんとかですからね。
デスクトップもノートも同じですが、まず電源を落とします。
ノートにはバッテリーがあるのでバッテリーも外します。
背面にある全てのネジを外します。
メモリのカバー、HDDのカバーも外してメモリ、HDDを取り外します。
その際にUSBケーブル、無線LANのケーブルも抜いておきます。
メモリ近くにあるネジを外してDVDドライブを抜き取ります。
ついでに隠しネジ2本を外しておきます。
パソコンを表に戻してヒンジにあるストッパーを外してキーボードを外してケーブルも抜きます。
キーボード内部にあるネジ3本を外します。
コネクター2本を外して前面のカバーを取ります。
これでマザーボードが現れます。
右上のネジを外すとマザーボードは脱落。
取り外してひっくり返すとCPUファンと冷却パイプが見えます。
後はCPU周りを固定しているネジ4本と、冷却ファンを固定しているネジ3本を抜いたらCPUとGPUが現れます。
交換はCPU(AMDはAPUと呼んでいますね)だけです。
A6-3420MからA8-3500Mになります。
CPU冷却グリスは均等に塗布しますが、私は伊勢名物「赤福」に入っているヘラを使います。
これがなかなか使いやすくてきれいに塗れます。
今度は逆手順で組み上げ。
途中で冷却ファンを取り付けてないことに気づいて再分解。
やはり一回では上手く組み上がりません。
ネジのサイズ、本数など確認しながら組み上げて起動。
Windowsが立ち上がると思っているとブラックアウト。
何度やっても起動途中で強制終了という具合。
また全部バラしてみたらCPUを固定するスクリューネジが全部締めていませんでした。
APUの熱によるトラブルだったようです。
おかげで解体、組み立てに掛かる時間は慣れて半分になりました。
10分あれば完全に解体可能です。
今度は正常動作します。
CPUを交換したので自動でAMDのドライバーがインストールされます。
何度か再起動して全てのドライバーが更新されたようです。
CPU交換は単純にキビキビと動きます。
起動、PhotshopCS6の動作は明らかに速くなったのを体感出来ました。
但し、嫁のcore i5には比べるまでもなく劣っています。
噂通り初期のcore i3レベルのようです。
それでも以前と比べればサクサク動くので有り難いですね。
HDDをSDDに交換すればほぼ不満は解消すると思います。
さて、良いことずくめのCPU交換ではありません。
T53TKはCPUのグラフィックドライバーとは別にグラフィックドライバーを内蔵しています。
デュアルグラフィックが売りのノートパソコンです。
そのディアル効果がCPUが変わったことで、動作が曖昧な状態になってしまいました。
このCPUの構成での動作は保証外なので、動くかどうは人柱になるしかないわけです。
ただ、使用に関しては以前よりサクサクしているので現状は問題ないかと。
グラフィックドライバーに関しては、これからネットの情報とドライバーを入れ替えながら検証を続けていこうかと思っています。
しかし、パソコンの改造はトラブルがある方が楽しめるというのは病気かも知れませんね。
昔はこんなトラブルたくさんあって、それを解決するのに楽しんでいた記憶があります。
改造しまくって爆速Libretto作った頃が懐かしいなぁ。
Posted at 2016/06/20 21:12:50 | |
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