
あまりの寒さに給湯器の混合弁が凍ってしまい、さっきまで解凍作業していました。家を建ててから初めてのことですが、外の気温が-6℃ですからね。
ホントに寒いはずです。
年末に自分へのご褒美に買ったミニPC。
ノートパソコンが性能の割に価格が上昇したので手を出し難くなり、以前から気になっていた小型のミニPCについに手を出しました。
以前からミニPCの存在は知っていたのですが、性能面と価格のコスパ、トラブル等の不安から全く選択肢に入れていませんでした。
昨年の夏頃からRyzen7のAPUを搭載した機種が増えて、YouTubeでも多く紹介されるようになり、思った以上に性能が上がりコスパが下がったので買いました。
決めてのひとつは、ノートパソコンより作業スペースを広くとれる点です。
机の上を広く使えるのはやはり便利です。
購入にあたって重要視したのは、
・性能が高いが価格は安いこと
・動画編集ができる
・intelのCPUではなくAMDのAPUで、Ryzen7の省電力タイプでないもの(性能重視)
・2.5インチSSDを増設できる
最近はintel N100などを搭載したミニPCが多く出ました。
価格はとても安いのですが、性能面では、メインとして使うには辛い気がします。
と、すれば現時点で満足に応えられるのは、Core i7とRyzen 7です。
価格当然Ryzen 7ですが実は内蔵グラフィックの点でもRyzen 7優れた性能を持っています。脳みそをRyzen7に決めたらコスパと性能でRyzen7 5800Hに決めました。Intel Core i9-10980HKより性能は高く、Intel Core i7-11850Hに少し落ちる程度です。
intel第11世代CPUと同等の能力はあるようです。
ちなみに今まで使っていたThinkpadのCPUは第4世代のintel Corei7 4910MQです。7世代吹っ飛んで性能向上したのですから満足しないわけはないですね。
メモリは最初から32GBを選択。16GBは安いのですが、後で増設するなら最初からやっておくほうが面倒ないですから。
ミニPCの場合、価格が激安のモノがありますがメモリの容量が8GBのものも多くあり、買ってからストレスを抱えるので、メモリは最低16GBは必要。動画編集を考えると32GBあると安心です。
ミニPCは、ホントに小さいパソコンです。
内部の空きスペースが無いに等しいのですが、2.5インチSSDを内蔵できるモノを選ぶことでストレージの拡張性が出来ます。
バックアップ用のデータ保存用として設置したいですね。
今回購入したTRIGKEY Speed S5 Proの性能ですが、
CPU:Ryzen 7 5800H
RAM:32GB(16GBx2)
SSD:1TB
で、希望するスペックを全て網羅しています。
HDMIとDisplayPortでデュアルモニター出力も可能、Wifi6に対応しているのも良いですね。USB 3.0 Type-Aポート、USB 3.0 Type-Cポート、音声端子と必要な物は揃っています。重さも476gとノートパソコンより軽い。
グラフィックボードが無いとはいえ、この手のノートパソコンだと価格も安くても13万円近くします。LenovoのLegion 560 82JY001MJPが近いですがRAMが16GBですからね。
価格はamazonのクーポンを使って5.7万円。
パソコン本体のみとはいえコスパはかなり高いかな。
小型ということで冷却による空冷FANの音が心配でしたが、Thinkpadとは比較にならないほど静かです。FANは時々回る程度で静音なので全く気になりません。
CPU温度は高負荷時に89℃で通常は62℃~68℃程度です。
動画編集の高負荷時でも83℃という感じです。
ミニPCの利点は机を広く使えること。
なのでキーボードやマウスはケーブルレスにします。
普段はUSB無線タイプを使っていますが、USB端子を占有するのがもったいないのでBluetoothにします。キーボードはエレコムの新品を嫁が持っていたので奪取。
マウスだけ購入しました。
パソコン作業が終わったらそのまま片付けることが出来るので便利です。
このミニPCはデュアルモニター可能なので、いずれはモニター2台で使いたいですね。
ゲーミングPC徹底解剖サイトによると
Ryzen 7 5800Hは、Ryzen 5000シリーズモバイルプロセッサーの中で真ん中に位置するCPUだ。このRyzen 7 5800H以上になると、本体にコストが掛かってしまい価格が上がりがちだ。また、Ryzen 9シリーズでは価格に見合う性能を見出すことは難しい。
その点Ryzen 7 5800Hはちょうどよい性能を持つCPUだと言える。コストパフォーマンスの高さでは圧倒的だ。GeForce RTX 30シリーズに合わせるCPUとしても魅力的なのもポイントだと言える。これからはノート向けCPUでも8コア16スレッドが定番となるだろう。
Cinebench R20は、CPUの純粋な性能を見るのに最適なベンチマークソフトだ。
Ryzen 7 4800Hと比べてマルチスレッド性能が10%高く、シングルスレッド性能は17%高くなっている。IPCの改善とクロック周波数の引き上げによってシングルスレッド性能が大きく向上した。
Ryzenシリーズの課題だったシングルスレッド性能をしっかりと改善してきている。
Core i7-10875HやCore i9-10980HKよりも高い性能は素晴らしい。Core i7-11800Hと比べるとマルチスレッド性能は10%高いが、シングルスレッド性能は4%劣る。
上位のRyzen 9 5900HKになるとRyzen 7 5800Hよりも5%程度パフォーマンスが高い。価格差を考えるとそれほど性能が高いというわけではないことがわかる。
HandbrakeではRyzen 7 4800Hとの性能差はそれほど大きくなく6%程度だ。
それでもCore i9-10980HKよりも21%速く、Core i7-10750Hよりも31%も速い。
Core i7-11800Hと比べても13%も上回っている。Ryzen 7 5800Hは動画編集を得意としているCPUであることは間違いない。ゲーミングPCとしてではなくクリエイターPCとしても評価できる。
と、いうことでそこそこコスパの良い高性能なAPUと言えます。
実際使っていて全く不満もなく、サクサク作業できるのでストレス解消です。
久しぶりにパソコン作業が楽しく感じます。
もちろん自宅に余っている液晶ディスプレイとキーボード、マウスがあることが条件。
追加購入するとやはり2~3万円はアップします。
それと、ソフトが何一つ付属していません。
場合によってはWindowsもボリュームライセンスだと後々問題が生じます。
その点のリスクを踏まえて購入を考えると良いと思います。