
盆を過ぎてからの異常な酷暑が続く2025年の夏。
気がつけば8月も後半。
本来なら夏の終わりが近づく時期でもあります。
そんな夏が終わる前に出かけないとダメだと、PCXでツーリングに行ってきました。
ツーリングと言っても県内ですが、奥房総を周り安房天津を目指します。
定番の君津鴨川線を走ると1時間掛からずに行けますが、今回は富津から鋸南町の山間部を抜けて長狭街道を経由しました。
途中立ち寄った中規模のダムはすでに渇水状態。
雨が降らない日がこれだけ続くと、大きな川に接していないとこうなりますね。
走って感じたのは海沿いよりも山の方が風が涼しいということ。
走っていて全く暑さは感じませんでした。
バイクを降りると一気に暑くなりますけど(笑)。
安房天津駅でトイレを借りようと思ったら・・・自治体の財源が苦しい駅は閉鎖されていんですね。
内房線にもありました。
困ったものの、走っている時に見つけた、ニタ間海岸にある公園のトイレを借りました。とても良い海岸ですが海水浴場ではないので遊泳禁止です。
さて、なんで安房天津なんて観光も少ない漁村に来たのかといえば、出かける目的には必ず美味い物があるということ。
とても美味しい「おらが丼」を食べるためです。
「おらが丼」は、千葉県鴨川市のご当地グルメで、「おらが」とは鴨川の方言で「俺ん家の」「我が家の」という意味です。つまり「おらが丼」は「我が家の丼ぶり」というニュアンスを持っています。
食べる店はここです。
そう、猟師がやっている昔ながらの佇まいの食堂です。
「狩猟料理マタギ」と、名前からして素晴らしい、まんま狩ってきた材料で料理する店なのです。実は千葉県では年間14億円も獣害による経済被害が発生しています。
その一環としてSDGsで狩猟した猪や鹿を使ったジビエの利用を進めています。
たまたま、聞いた情報でこの「狩猟料理マタギ」の存在を知って、ものすごく行きたかったわけ。
と、いうのも私の住む地区にも猟師がいて、過去には猪の肉を頂いたことがあったのですが、数年前に引退してしまいジビエを口にする機会がなくなりました。
近くにはジビエを使ったテーマパークがありますが、ビュッフェスタイルの食べ放題でコスパが悪いのです。
「マタギ」さんは建物も室内も雰囲気が良く、昭和初期の囲炉裏を囲む炉端スタイル。
注文したのはもちろん「おらが丼」。
猪の肉を使ったすき焼き丼の定食です。
驚いたのは獣臭さがあまりしないこと。それと肉が柔らかく脂身がとても甘いので、癖になるくらい美味い。
半分ほどそのまま食べて、半分は温泉卵でまぜて味変して食べます。
ボリュームもあってなかなかです。
しっかり残さず全部食べました。
食事を終えてしばらく走るとニホンザルに遭遇。
やっぱり房総は野生動物が多いですね。
帰りは海岸線をひたすら走りましたが、この暑さなのかバイクもクルマも思ったより少なく感じました。
房総といえば海の家と海水浴でにぎわったのですが、今はそんなに賑わう場所も少ないようです。
盆も過ぎたからシーズンオフに入ったのもあるのかな。
とりあえず今年の夏も、なんとか走ることができました。
6時間走って走行距離は168km、県内でも結構距離があるものだと実感。
そんなわけで帰宅後、昨日は風呂に浸かってビール飲んだらバタンキュー。
来週はいよいよ鉄旅に出かけるので今週は控えめにします。
Posted at 2025/08/25 21:27:48 | |
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