
今週は梅雨らしい天気が続いています。
朝家を出るときは駐車場やクルマも濡れていたので、夜半に雨が降っていたのでしょう。この雨が上がった週末に関東は梅雨明けになるのかな。
梅雨の時期にはカメラを保管する箱の乾燥剤を確認します。
湿度計を確認して、レンズにカビが生えないようにしないと泣くことになります。
と、言っても価値のあるレンズなんて持ってはいませんが(笑)。
フィルムカメラの頃はレンズに凝って、ボディ本体より高いレンズを買うこともありました。それだけレンズによる描写の違いがハッキリしたものです。
おかげで何本のレンズを持ち歩く、銀箱(カメラケース)を買って、これ見よがしに持ち歩いた若気の至り。
マウントという表現がありますが、見栄の世界なのか人よりも高い物、性能の良い物を持つことがステータスで、撮った写真は大したことがなかったりしたものです。
娘が生まれて、被写体が娘になったら、カメラ趣味はピークになりました。
でも、娘にしては父親が喜ぶからというだけで、我慢して被写体になっただけで、成長するにつれて、いい加減にしてほしいと、親の自己満足にしっかり反発。
それからは、息子の成長記録ぐらいなもので、だったら大道具を持って撮影する必要もないとデジタルカメラに方針転換。SOMNYのサイバーショットDSC-F77を手に入れます。
それが2003年頃の話です。
それ以降はデジタルカメラですが、たまにハーフカメラのRICOH FF-1をフィルムで撮ることがあるぐらいで、ほぼデジタル化になりました。
デジタルカメラが、ようやく満足する性能になったのは、SONYの初代ミラーレスカメラのNEX-5から。ちょうど2011年ぐらいでしょうか。
当然NEXですら進化とラインナップ展開が年々拡大していくのですが、最終期にはNEX-5の最終型NEX-5Tと、最高位機種NEX-7の下位モデルではあるものの、NEX-5の使い勝手と一つ上の性能を持ち、カメラに近い操作性を実現させたNEX-6を手に入れます。
その後の後継機種であるα6000シリーズよりも、NEXシリーズの方が私には相性が合うようです。
それと、最近は息子の趣味に付き合うようになり、新たに旅の情景と鉄道を被写体とする撮影を楽しむようになりました。
これには軽量であるNEXほど利便性が高いのです。
鉄道写真を撮る人を見ていると、カメラとレンズだけでとんでもない金額の人が多いのですが、私にとっては逆に反面教師になってくれています。
この古いカメラと私の技量でどんな写真が撮れるのか、NEXは期待感を与えてくれます。
NEX用に買った中華レンズPERGEAR 35mm F1.4は、52.5mm相当のコスパなレンズ。
今では手に入れた頃の倍以上の価格になっています。
今のデジカメはフルサイズだとボディで40万ぐらいだし、ミラーレスでも20万近くするから、電子部品を使ったデジカメに、スナップ写真程度の趣味にそんなお金を費やすのは私には無理。
部品だって壊れたら修理も高いし、そもそも機械式と違って永遠に使え続けられるわけじゃない。だったら少し古くて性能は落ちても、安いデジカメの方が絶対にコスパがいい。
SNSを見ていると若い人、それと撮影が好きな人は、逆にコスパを考えた中古カメラ選びがスゴイって思う。
パナソニックのLUMIX DMC-TX1や富士フィルムのXA-1なんか、古いけれど比較的に安く手に入るカメラで思いっきり楽しんでいるみたい。
ただこのままカメラの定価が高いままだと、今後は中古価格にも影響する可能性もあるかな。
カメラと言えば1980年に登場した、ミノルタX7とオリンパスOM-10がブームの発端だった気がします。ミノルタは宮崎美子、オリンパスは大場久美子を起用して、カメラ小僧予備軍を刺激したわけです。
その頃まだ私は16歳の高校生。
バイクを買うことを優先していたので、欲しかったカメラを手に入れたのは18歳になってから。それがRICOHのFF-1で、その後CanonのT80やらAE-1などカメラ沼にハマっていく序章になります。
一眼レフを手に入れたキッカケも嫁と交際をはじめてから。
その頃って、皆さん被写体は彼女にするのが定番。
あちこち連れ出しては撮りまくった(爆)。
今はスマホで簡単に撮れるけど、当時はハードルが高くて、カメラを買うことも大変だし、写真映えする彼女を作るのも至難でした。
でも、カメラを持っていることで、逆に女友達から撮って欲しいと頼まれることもあったけど、でも友達と彼女は違うから。
そう考えると写真を撮るという行為は、当時はまだ特定の技術や知識を必要としたので、カメラを持っている友人に頼むというのが普通だった気もします。
「写ルンです」もありましたが、どうしても使い捨てカメラのレベルでしかなかったのです。今のデジタルカメラとは違ってカメラの差はハッキリでます。
今は嫁にスマホを向けると手で顔を隠しますが、当時は従順に撮らせてくれたのが当時の良い思い出です。。
必ずプリントは2枚ずつで、喫茶店で出来た写真を見ながら時間を潰していました。
そう考えるとカメラ趣味ってやっててよかったって感じます。
まぁ、当時から残っている趣味がバイクにカメラというのも、1980年世代だからかも知れないのかな。
Posted at 2025/07/15 21:54:38 | |
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