
今日から4月です。
消費税増税の日、またエイプリルフールでもありますね。
なんだかんだ言いつつも今年に入ってから4ヶ月目に突入したわけで、時間の経過がとても早く感じてしまいます。
そんな今日は書籍の紹介。
最近流行とは言っても飽和状態気味のコミックエッセイ本。
ネットで個人がイラストを添えた日記や4コマ日記をアップしてから増殖したこの手の本。
当たり外れも多くて、面白い本は本棚に何冊も積まれています。
今回はイラストレーターであるボンボヤージュ氏の「旅ボン沖縄編」。
ボンボヤージュ氏を知ったのはずいぶん前にネットのイラストを見てからなのですが、猫を模写したキャラクターにひかれました。
特徴のある憎めない絵でファンになりました。
たまたま、大型書店で見かけた「旅ボン沖縄編」は、私の人生を大きく変えた沖縄がテーマということで中身を見ないで即買い。
昔に行った記憶を戻しながら読みました。
私は沖縄に3度行っています。
大学時代にバイクで日本一周したのが最初の上陸。
残りの2回は仕事です。
社会人になってからの沖縄は本当に考えさせられることが大きいものでした。
人、食、自然、歴史・・・そう、沖縄は日本にいながら日本ではない場所なのです。
文化がハッキリ違うというのもありますが、時間の感覚がすごくスローなのです。
3度目には人生を捨てて移住しようかと真剣に考えたほど。
それだけ病んだ心を癒やす不思議な場所なのです。
旅ボンでは疑似化された著者と編集者が、沖縄本島や各島々を渡り歩きます。
台風に見回れ計画がズタボロになったり、美味いものやとんでもない物を食べてしまう話を面白く描写。
戻ってから「Drコトー診療所」のDVDを見て大感動したとか、著者も沖縄の魅力に取り憑かれていく様子が描かれています。
リゾート中心の内容なのであくまでも観光ガイド的なものですが、戦争遺跡や沖縄のもっとヘビーな部分も書いてあると個人的には良かったかなと感じます。
ただ、ボンさんの勇気と言うのでしょうか、私も沖縄に行っていろいろな物を食べましたがヤギ汁は食べなかったですね。
噂は聞いていたのですが食べる機会がありませんので胸をなで下ろしております。
ソーキそばは1日1食は食べました。
これは戻ってからもハマってしまい、通販で取り寄せて家で作って食べるほど。
魚の出汁が濃いスープに独特のもちもち麺。ラーメンとうどんの合いの子みたいですが本当に美味い。
沖縄の魅力って実は行ってみなければわからないと私は思う。
同行者でも好き嫌いが別れるし、海やダイビングが好きな人と食にこだわる人もいますから。
それぞれに感じる魅力が異なることもありますからね。
ただ皆言うのはエメラルドグリーンの綺麗な海。
あれを見ると沖縄に来たんだと実感すると言います。
沖縄がブームなったのは20年いや30年ぐらい前になるのかな。
バブル時期に各地でリゾート開発の大型投資が行われ、空前のリゾートブームに湧いた日本。
まだまだ沖縄に行くには庶民には懐が痛い時代であり、新婚旅行などが人気を集めたような記憶があります。
沖縄の海で泳いだりダイビングして、満座にあるリゾートホテルに泊まるツアーが爆発的に売れた頃。
全日空満座ビーチホテルだったかな。
現在はANAインターコンチネンタル満座リゾートに変わっていますね。
山下達郎の「高気圧ガール」や米米クラブの「浪漫飛行」がTVからガンガン聞こえた頃です。
2003年の移住ブームに湧いた沖縄。
沖縄病と呼ばれる病にかかると仕事を捨ててまで住みたくなる沖縄。
「旅ボン沖縄」を読みながらそんな思い出がふと頭の中を過ぎりました。
機会がありましたら沖縄を訪れることをお勧めします。
その時は「旅ボン沖縄」も読まれるとイイですよ。
Posted at 2014/04/01 21:19:08 | |
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