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こまんぴゅーのブログ一覧

2012年07月04日 イイね!

今週の一冊 桐野夏生 ■東京島■

今週の一冊 桐野夏生 ■東京島■梅雨の貴重な晴れ間。
とは言いつつも湿度が絶好調なので不快指数は全開。

こういう時は読書がゲームが一番と思いつつ、部屋に積み上げられたハードカバーを物色。
2年前に出張先の本屋で買った、桐野夏生の「東京島」を雨続きの間にようやく読破。
読んでみて子供の頃に「ロビンソンクルーソー」や「15少年漂流記」を読んだことを思い出した。

話は単純で無人島に遭難した夫婦が、次々と漂流してくる人々との関係、異性問題、生存競争、宗教、弱肉強食の生きていく為の全てが凝縮されたもの。
人間の本性が見え隠れするところが、こういうサバイバルの面白いところだと読んでいて実感。
最近は本を読む時間がなかったのでじっくり読んでみました。

この話と似たような実話があったんですよね。
「アナタハンの女王事件」というものですが、時代とはいえ人間とは恐ろしいものです。
Posted at 2012/07/04 22:02:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 趣味
2012年02月23日 イイね!

今週の一冊 「ネットカフェ難民」

今週の一冊 「ネットカフェ難民」ネットカフェ難民。
最近は当たり前のような言葉になり、フリーター、ニート、派遣切りなど定職のない人の仮住まいとしてのイメージが定着している。
そんなネットカフェ難民の本である。

現在の若者と25年以上も前に若者だった私とは、時代も社会環境も取り巻く経済状況も大きく違う。
「働かざる者食うべからず」が、まだまだまかり通っていた時代。
定職がなくてもバイトは必須。働く環境も全然余裕があった。
時給金額、月収で職を転々とするのが当たり前だったのだから。

働けるとしても生活するのがやっと。
生活の保証さえ安心できない雇用契約に過酷な労働。
職を失いさまよい歩く若者たち。
なんだか色々と考えさせられる。
けれど、その中で甘えが見え隠れするような気がするのも事実。
この社会の底辺で働く多くの人、生きていくための就労、理想と現実とのギャップを自分の中で少なからず妥協しながら生きている(あくまでも想像です)。
リストラを体験した身にとっては、あの状況からよく這い上がれたものだと思うし、二度とああいう体験はしたくはないと思うのであるが。

本書の中で、
「生きる過程で労働が顔を出す場面があって然るべきだと重々思うものの、できるかぎりその割合を薄く小さくしなければならないと考えている。人はパンのために生きるわけではない。」
という記述に、食うことよりも大切なことと思う節がある。
現代社会において飢えという言葉が復活し、餓死が報道されるに当たり、パンを得るための労働が生命線になることを実感しなければならないのではないか。
独身ならまだしも、家庭があればよりパンを得ることの大事さを認識するはずなのだが。

まぁ、思考は人それぞれ違うようにいろんな見方、考えがあるのが普通。
自分をニートと呼びネットカフェを生活圏にする著書の考えも、現代社会の新しい思考の一部なのかも知れない。
世代の違いをある意味感じた一冊でした。

川崎昌平著 「ネットカフェ難民」 幻冬舎新書 \740円+税
Posted at 2012/02/23 21:13:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | | 趣味
2012年02月13日 イイね!

今週の一冊 「鉄のライオン」

今週の一冊 「鉄のライオン」重松清の小説を読み始めたのは4年ぐらい前からだった。
最初に読んだのが「流星ワゴン」で、小説を読んで泣けたというのはこの本が初めてだった。

それからは重松ワールドに魅入られて次々に読破。
「見張り棟からずっと」、「ビタミンF」など有名どころもなかなか読み応えありました。

で、今回は「鉄のライオン」。
重松ワールドに親近感を覚えたのは、生まれたのが1年違いで、上京したのも2年違いというほぼ同じ80年という世代を東京という場所で過ごしたからだ。
作品のあちこちで見え隠れする80年代。
それがリアルに描写されることに懐かしさと哀愁を感じているわけです。

「ブルーベリー」というタイトルで、80年代の若い青春時代を書きつづった短編集を改題したのがこの「鉄のライオン」。
あの頃の僕たちはバブル前であり、「新人類」と呼ばれ、まさに馬鹿な青春を謳歌していたことを思い出させてくれる。
そして、その後バブル崩壊後の挫折、勝ち組と負け組。
時代に振り回されつつもなんとか生きていた自分たちの時代。
こんなだったよなぁ・・・と、つくづく思う。

「人生で大事なものは(けっこう)ホイチョイに教わった」
この回では当時の流行だったホイチョイプロの見栄張り講座を実践した友人の話があり、その生き方の中で人生の幸せを感じる時の表現がとても良かった。
結婚後の人生の中で、本当の幸せとは・・・。
そうだよなぁ・・・と最後は笑って読めた部分。

80年を生きた自分たちもそろそろオヤジ後半世代になる。
団塊の世代は未だに元気で老後を送る人も多いが、自分たちは不安と混沌と貧困を抱えつつ生きていくことになるだろう。

そんな意味も含めて80年を顧みるって大事なのかも知れないと思っている。

重松清 「鉄のライオン」 光文社文庫 \495円+税
Posted at 2012/02/13 21:27:14 | コメント(3) | トラックバック(0) | | 趣味
2012年01月23日 イイね!

今週の一冊 「3.11東日本大震災・君と見た風景」

今週の一冊 「3.11東日本大震災・君と見た風景」年が明けて1月ももうすぐラスト。
歳をとるごとに時間は早く過ぎてしまうものです。

最近感じるのは東日本大震災が過去のもののように思えてしまうこと。
確かにもうすぐ1年になるわけですが、全体の意識の中からそう感じてしまうことが多くなっています。
マスコミ報道のあのパニックのような報道合戦が沈静化して今度は放射能のことばかり。

あの災害で何があったのか、そして災害時にどうやって救助を待ち復帰していくのか。知りたいことは津波の波でなぎ倒される建物や流されるクルマではなく、その時起きたことの真実なのです。
「遺体」のところでも書きましたが、この震災は他人事ではなくどこにでも、そしていつ起きるかわからない災害を自分や家族に当てはめて、起きたらどうすれば良いのかしっかり考えなければならないと思うわけです。

私の場合は一昨年に家を建てた時も地震や津波のことを考え、沿岸から10km離れた高台の土地を選びました。
街からは離れ不便ではありますが、いざと言うときにはなんとかなるでしょう。
息子が車椅子でも逃げやすいように考え、庭を潰してスロープを造りました。
家族の安全を守ることをあの震災は教訓として訴えています。

震災が起きた状況が一番理解しやすい本がこの「3.11東日本大震災・君と見た風景」です。
ブログ「言戯」で有名な寿さんが、震災が起きる前から震災後までの日常の視点でわかりやすく描いてあります。
四コマでわかりやすい表現とイラストは、文字が苦手という方でも入りやすいのではないでしょうか。
3月11日の前に是非もう一度考えることをお勧めします。

「3.11東日本大震災・君と見た風景」 ぶんか社 \1,048円+税 
Posted at 2012/01/23 22:22:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | | 日記
2012年01月16日 イイね!

今週の一冊 「ヒッチハイク女子」

今週の一冊 「ヒッチハイク女子」ツーリングに行きたい病を患ったようで通勤でKSに乗る度にこのままどこかへ行きたい衝動に駆らています。
トコトコと出かけて美味しい物を少しだけ食べて、のんびりと風景を眺めるそんなツーリング。
城ヶ崎でもいいし、銚子でも、鴨川でもいい。
少しだけ自分の世界に入りたいそんな衝動なんですね。

KSも手を入れるごとに調子良くなるのもそうですが、実は昨年の10月に購入した池田千晶著「ヒッチハイク女子」という本を読んだのも原因のひとつ。
かつて日本一周をした私にとっては、どこかであの思いをもう一度というのがあるのかも知れません。

しかし、20歳のうら若き女性がヒッチハイクで日本一周するというのは、今の時代に無謀というかスゴイものだと感じたものの、読んでみたらその辺は感じていた通りの苦労はあったようです。
これだけ可愛い女性が巨大なデバックを背負ってヒッチハイクですから、何か番組の企画じゃないのかと勘違いした人も多いのではないでしょうか。

女性ライダーの日本一周は時々ですが耳にするのですが、ヒッチハイクというのは移動、計画も含めて女性だとかなりキツイものがあったわけですが、一度に一周したわけでないみたいですね。
私は夏休みの短期間で日本一周を行ったので、本当は通過した場所が多く、今ならKSで下道をのんびりと寄り道しながら走ってみたいと思っています。
この本でも書かれている通り、やってみると自分が変わるというのは私も同感です。人の触れ合い、楽しいこと、苦しいこと、寂しいこと、その全てを体験することで日本人の本懐や自分を見つめ直すことが出来ると思います。

嫁も、

「子供が手を離れたら行ってもヨシ!!」

と許可が出ていますから、ブロックに分けて5年計画ぐらいなら可能になるかも知れません。
会社が有給を許可してくれればの話ではありますが(汗)。

「ヒッチハイク女子 人情列島を行く!」 徳間書店 \1,200円
Posted at 2012/01/16 21:08:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 趣味

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何シテル?   09/01 13:17
中年オヤジのポンコツ自動車生活。好きなクルマに乗るがモットー。気軽に「あしあと」残してください<(_ _)>。
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