
2012年に登場したPCX150。
PCX125の爆発的な人気の中で軽二輪として登場。
国内では売れないだろうと予測を覆し意外にヒットしてしまった。
ホンダというメーカーはクルマもそうだが、ヒットさせるのがとても上手いメーカーだと思う。熱狂的なホンダファンとは別に、コレいいな的で買うユーザーも多い。
PCXは国内ではなくアジアを中心に、世界中で売れるべく造られたグローバルモデル。
日本で売れたのは、国内での小型(原付二種)のスクーター概念を変えたから。
それまでもマジェスティ125(通称小マジェ)があったものの、これは逆輸入車で国内販売では、アドレスやアクシストリート、リードなど、走りよりもコミューターとしての便利さを求めた構成だったこともあり、PCXのスポーツ性のあるスクーターがとても新鮮でした。
PCXの特徴は、ワイドでアップなハンドル。ピックスクター程ではないものの、そこそこ足が伸ばせるスペース。そして初期型のみですがシート部分にストッパーがあるのが便利。とにかくライディングポジションが楽なので、長距離走るのも楽しかったりします。
スクーターで長距離ツーリングという概念は無かっただけに、PCXでの長距離ツーリングは今まで乗っていたバイクの中ではダントツに楽です。
PCXの真価はスポーツ性の高さであり、スクーターというよりバイクのような感覚の走りができるからでしょうね。
PCX150もすでに三世代目へバトンタッチして160へ。
フレーム、エンジン、足回りもゴロっと変わり、初代から比べれば豪華装備になりました。エンジン特性も向上し、より安全性も高まっています。
人気も高く相変わらず販売は好調です。
でも、PCXが誕生した時のコンセプトは初期型が一番強いわけで、進化に伴い少しずつ変化していくものです。エンジンもパワフルになり、タイヤサイズも変更され乗り味も変わったPCX160。でも、あの初代が登場した頃のインパクトはないよね。
そう思うから、やっぱりPCX150の方が好きなんですね。
KF12で不満のトルクの谷も、タイ現地用のトルクカムを入れて解消済。
ただ、国内用のPCXよりはちょっと煩いのが難点。
寒くても乗りたい。そういつでもどこでも走るために買ったのだから、最高の愛車です。
Posted at 2022/10/26 22:05:26 | |
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