
今朝は一段と冷えて息が白くて冬の到来を感じました。
そろそろ革手袋では指先が冷えるので、電熱グローブの出番になりそうです。
それでも冷たい空気を切りながら走る感覚は、目が覚めると同時に心身ともに引き締まる感覚が実は快感だったりします。
そんな朝の通勤時間に観察して気づくのは軽自動車の多さ。
通勤に使われる多くは軽自動車で、次に多いのはミニバン系。
かつては主流だったセダン系はホントに少ないですね。
そんな軽自動車ですが、かつて1980年代にも軽自動車ブームがありました。
セダンが人気の時代に起きたハイソカーブーム。
高額な自動車人気に対して安価な軽自動が登場し、収入が心細くても夢のマイカーを手に入れることができました。
当時はアルト一強と言われた軽ボンバン(商用登録車)に、ダイハツからクオーレの商用登録車としてミラクォーレが登場。
実は現在もダイハツのラインナップにあるミラは、このミラクォーレから始まりました。当時は広さや装備よりも物品税が免除され税制面で優遇されたことが購入の決め手。
それと後発のミラクォーレは、アルトの2BOXに対して1.5BOXレイアウト。
短いボンネットと高い車高で広い室内・荷室空間を確保していました。
3ドアハッチバックと赤いボディが街に溢れかえるほどの人気になったんですね。
当時としてはガラスエリアが広く、開放感のある運転席まわりで、室内もかなり広く感じたと思います。とにかく取り回しがしやすく、乗り心地も悪くはありませんでした。
スタイリングの秀逸で、直線基調でモダンな外観は当時の欧州車にも似ていました。
短いノーズと高いキャビンの組み合わせが欧州車風の雰囲気を醸し出していたんですね。
最廉価モデルは49.3万円でアルトより若干高価ながら、スタイルや装備の面で少しだけ上質な印象を与えていて、満足感と優越感もありました。
乗用車に近い快適性とデザイン性を持ち、若者やファミリー層にも受け入れられるモデルでした。
燃費もよくて我が家では娘が小さい頃はよく遠くまでドライブに出かけました。
それまでの軽自動車のイメージや価値観を壊したのは、このミラクォーレじゃないかと思っています。
その後に起きるターボ搭載から始まる、軽自動車戦争の発端にもなりました。
当時のライバルもなかなかで、ホンダのトゥデイが登場し、1983年にはFRからFFに進化したミニカも人気に。
1980年代の軽自動車戦国時代は、各メーカーが独自の技術とデザインでしのぎを削り、軽自動車市場が爆発的に進化・多様化した時代です。
商用車登録による税制優遇やターボ化、FF化の流れがどんどん競争を加速させました。
また、女性専用モデルも多く登場して主婦やOLを中心に軽自動車が売れる一つの要因にもなりました。
スカートでも乗り降りが楽な回転シートなんてありましたね。
今の軽自動車は安全性もさることながら、装備、快適性も含め普通車に引けを取らないクルマになっています。
それも1980年代から続く軽自動車人気のおかげなのでしょうね。
このタイプの軽自動車で欲しいと思ったのがアルトラパンSS。
アルトラパンSSは、スズキが2003年に発売した軽自動車でアルトラパン」のスポーツグレードです。
5速MTとターボエンジンを搭載した本格派ホットハッチでセンスの良さを感じました。
女性向けの初代ラパンは欧州テイストのデザインで、ルノーサンク的な欧風イメージと、フロントの丸目二灯がかつて乗ったことのあるBMW2002に見えたから。
BMW2002風のグリルをワンオフで作ったら、まんまフェイクBMWになりそうだなって。
本気で考えましたが、当時は息子の通院に片道50km以上往復を嫁に強いていたので、さすがにMT車と軽自動車はキツイかと断念。
中古で安くなった頃に狙っていたら息子がN-BOX買ったので駐車場がなくなり、私の夢は夢で終わってしまいました。
ちょっと見てみると修復歴なし、走行距離10万km前後、5速MT(ターボ)で80万ぐらいからあるようです。
※イラストはAIで作成しています
Posted at 2025/11/19 21:57:52 | |
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