![懐かしいオートバイの話 [HONDA MB50] 懐かしいオートバイの話 [HONDA MB50]](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/022/622/055/22622055/p1m.jpg?ct=81394a49ec85)
好評につき懐かしいバイクシリーズしばらくやっちゃおうかと。
記憶がハッキリしているうちに書けることもあるしね。
で、衝撃的なバイクの出会いというのがあってそれがHONDA MB50でした。
早生まれの私は同級生よりも免許所得が遅れることもあり、多くの友人がさっさと原付免許を所得してバイクを乗り回すようになった。
とはいえ、多くは家にあるソフトバイク(カブとかパッソル)、もしくは中古で数万円のCBやRGを持っていた。市内にある国立工専に進学した友人は、堂々とバイク通学が出来るということで新車でMB50を購入した。
さっそく皆に招集が掛かり、母校の小学校でお披露目と試乗会と相成った。
さすがに新車、それも話題のスポーツ原チャリということで、羨望のまなざしで見つめる。
原チャリに乗っていてもヒーローだった時代、新車ともなれば一瞬でも周囲の人気者になれたのだ。
大柄な車体にまるでバッタのようなスタイル。
Xバックボーンと呼ばれる特殊なフレームでエンジンが丸見え状態。
ライトに装着されたミニカウルも当時はとても斬新だった。
エンジンは当時最高の7PS。
けれど後発に続く7.2PSの原チャリに比べると、低回転トルクが弱く、かなり乗りにくかった記憶がある。高回転だと伸びるのだが、30km規制、三無い運動の世の中では即御用になるので、注意が必要なバイクだった。
不評が多い割にはよく見かけたこともあって、そこそこ人気はあったように記憶している。
ちょっと大きめな車体は原チャリに見えないこともなかったかな。
大学時代にMB8を友人に借りたこともあったけど、こちらは79ccということでとても乗りやすかった。
今乗っているKS-Ⅱより高回転が伸びるだろうから最高速は100km近く出たのかも知れない。
この時代は毎月のように新車が発表され、数年も経つと陳腐化する傾向が強かった。
そう、携帯電話を買い換えるように次々と新しいバイクが出ていたのだからスゴイ。
MB50もARやRZの登場で古くさく見えるようになり後発のMBXにチェンジされた。
ここからは各社すさまじいパワー競争に突入してしまうんだけどね。
この時代のバイクはほとんど廃車されてしまったから、見るのも珍しくなるんだろうけれど、いつかまたビィーンと唸るようなサウンドを聴いてみたいものだ。
そういえば兄弟車のMTとラクーンの方がレアなのかも知れない。
Posted at 2011/05/30 22:13:34 | |
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