
一年ちょっと前までホンダのS-MXというワゴン車が愛車でした。
S-MXというクルマはホンダというメーカーならではの遊び心が一杯詰まったクルマ。
とにかくクルマのサイズと使い勝手が大変良くて、国内で使うにはドンピシャというクルマでした。
我が家では車椅子をトランポする必要で、どうしてもリアゲートのあるワゴン車が必要。
その中でサイズ、エンジンPOWER、取り回し、そしてデザイン、カラーの全てがベストマッチでした。
お互いにハンドルを握る嫁とも意見が合ったのは、AE86以来だったのも長く乗ることになった理由です。
そんなS-MXを事故で廃車にして早一年が経過。
当時は納得出来るS-MXが見つからずに現在のモビリオスパイクを手に入れました。
S-MXとモビリオスパイクは同じジャンルのクルマにされることがありますがオーナーとしては全くの別物です。
排気量の違いは別としてS-MXは専用設計に対して、モビリオスパイクはモビリオの改造。
走りから使い勝手までS-MXはオリジナルに対して、モビリオスパイクは車体はモビリオ、エンジンはフイット。
L-15AのVTECは最初はスパイクに搭載されたものの、すぐにフィットRSで登場。
車体価格もそうですが、シビックベースのS-MXと比較するのは分が悪いでしょう。
さて、スパイク総じて普通のクルマです。
乗っていて可も無く不可も無い、本当に普通のクルマ。
S-MXのような走りの個性はないけれどL-15A i-VTECはそこそこ回せば速いしね。
ダウンサイジングではないけれど今のステップワゴンと思想としては同じ。
小排気量でもPOWERをという考えで、作られている。
燃費幅はかなり広く、エコだと14kmでスポーツだと9km前後。
乗り方でこれほど変わるクルマもホンダとしては珍しい。
搭載能力はS-MXを上回り、たぶん普通車最強。
S-MXでは搭載できなかった長尺ソファも楽々載りました。
トランスポートとしてはかなり便利です。
ただ、S-MXではスライド出来たリアシートはハメ殺しなのが残念。
低重心構造のレイアウトなので仕方ないのでしょうね。
荷室スペースは車椅子を搭載しても余裕があります。
二台載せられるぐらい広いかな。
低重心のおかげでゲートも低く、搭載はS-MXより楽です。
装備は不満なし。
スライドドアは使ってみると便利。
日常の足としては大型のミニバンより使いやすいですね。
難点は塗装を含めてボディが悪い。
錆びも出やすいし品質が良くない。
S-MXはほぼ錆びなかった。
それとリアの視界が最悪。
バックの確認が苦手で一度ぶつけたことも。
今はバックカメラ付けて安心ですが、カメラが無いとバックは辛い。
なんだかんだ言ってもスパイクの良さはスタイル。
不細工だけどこの顔を含めて愛嬌あって好きなんだよね。
後期は普通になりすぎてスパイクのデザインの良さが無くなって残念。
やはりチョコレートブロックの初期型こそ最高のデザインだね。
そんなわけで一年乗って、そこそこ使えるクルマだと実感しています。
改造とかしたいんだけど、今は使い勝手の良い工夫を考えたいですね。
Posted at 2017/11/12 11:20:53 | |
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