
過去に乗ったバイクでもう一度乗りたいと思えるバイクが実はありません。
RG250γもKH400、CBX550F、GS650G、RZV500Rも再び手に入れたいという気持ちもなく、逆に気になるバイクと言えばKSR110とかモンキー125ぐらい。
でも、この2台は原付二輪。
高速を乗れないという難点があります。
実はPCX150乗っていて、150ccのメリットって大きいと感じています。
125cc並みの取り回しの良さと高速走行可能な機動力。
これって年寄りにはピッタリなバイクなんです。
燃費も良くて経済的だし、ツーリングも近場から遠くまでそこそこ楽しめる。
ただ、良いこと尽くめばかりではなくて、高速走行では追い越し車検に出ることはまず無理と言うこと。
最高速度が110~115kmなので、エンジン負荷を考えると巡行速度は90km~100kmが良いところです。この速度でトラックに挟まれると結構キツイんですね。
120kmまで引っ張れると追い越しも楽なのですが。
そこで120kmまで出そうな150ccを探してみると、ADV150が最有力でしたがYOUTUBEでの実証を見ても120kmまでの壁は厚いようです。
PCX150(KF12)の変速機はレシオカバレッジ3.025という、加速の力強さと最高速の伸びのバランス加減がほどよいCVTが採用されています。
これを速度の面から見てみると、CVTの変速比のLow側(2.450)の最高速33.2km/hから、Hi側(0.810)の最高速100.5km/hまでの速度を、エンジン出力と走行負荷に応じて変速比を無段階かつ連続的に変化させながら速度を上乗せしていく格好になります。
時速100kmを発生させる回転数は8,500rpm。
実は100kmまでの加速は早いのですが、発生回転数を見ての通りエンジンの限界近くまで回していることがわかります。
これはハイスピードプーリーを入れたとしても、最高速までの時間も最高速も期待できる効果が望めないことがわかります。
つまりボアアップしないとハイスピードプーリーを取り付ける効果はないわけです。この辺りはADV150もパワフルな割には最高速が出ないのと同じでしょう。
唯一効果があるのはタイヤ径のUP。
15インチにする方法がありますが、フロント荷重の軽いPCXだと操作性に難ありでしょうね。つまり現状の性能がベストになるわけです。
では新型PCX160の最高速はどうでしょう。
実はバイク雑誌のYouTube最高速トライで観られるように、PCXもADVも110kmからリミッターが効くので115km~116kmまでしか出ません。
これはどのモデルで同じです。
他社を見てもミッションタイプの150ccバイクも120km出るか出ないかみたいです。125cc並みの車体でそれ以上の速度が出ても、不安定で逆に危険なのかも知れません。
エンジンの耐久性もあるでしょう。
唯一Ninja150RRが2ストロークで最高速145km出ますが、生産終了なのと燃費が21kmと4ストに比べ半分になっちゃいます.
まして価格は547,800円とかなり高額。
絶滅危惧種的な2ストだけにお値段も高め。
但し、ひとクラス上の動力性能は持っているんですね。
おまけに絶版なので中古で70万円以上と高価・・・。
と、言うことで興味のある150ccクラスですが、8年前のモデルではありますが性能差は大きく変わらないので乗り換える必要もないと言うことです。
まだまだPCXに乗り続けます。
Posted at 2022/02/28 22:57:49 | |
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