スズキ ハスラー

ユーザー評価: 4.51

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期待を超える完成度 - ハスラー

レンタカー

期待を超える完成度

  • わら太

  • スズキ / ハスラー
    ハイブリッド Xターボ(CVT_0.66) (2020年)
    • レビュー日:2021年7月7日
    • 乗車人数:1人
    • 使用目的:レジャー

おすすめ度: 1

満足している点

一番いいのは期待を裏切らないところ。エクステリアがポップなのに内装が地味だったり、SUV風なのに悪路を走る能力が無いとか、ハイブリッドなのに燃費が悪いとか、買った人をガッカリさせることが無い。特に気に入ったのがドライビングポジションで、最近は背の高い軽自動車が多いけど、実際乗り込んでみると普通と言うか見降ろし視点で運転できないものばかり。せっかく高い屋根を持ちながらあんなに頭上空間を空けておく意味がわからない。その点ハスラーはジムニーほどではないにせよ見た目通り高い運転視界を実現していて、ここでもやっぱり期待を裏切らない。
不満な点

ちょっとハンドルが遠い。せめてあと10ミリでも寄せられたらとは思う。
ロングルーフに隠れて信号がみにくいのは先代と変わらず。そろそろなにか画期的な工夫がほしいところ。
せっかくアイドリングストップしていても駐車時DからPに操作をするときに無駄にエンジンが再始動してしまう。初代エネチャージ時代からの不満は今回も改善されなかった。
総評

私のようなクルマオタクだろうと軽自動車ならなんでもいいという人だろうとどんなユーザーも裏切らない全方位で高められた性能、あっちはいいけどこっちはダメというところが無いのが凄い。
Sエネチャージ時代はモーターアシストに同期するためエンジンが遠慮する印象が不満だったが、最新のシステムではほとんどモーターアシストの存在を感じない自然な印象になった。それでいて他社軽自動車には真似のできない好燃費も実現していているのだから困ったものだ。瓶底メガネのようなトボけた顔をしながらその中身を磨き抜かれたこの2代目ハスラーが売れないはずがない。
デザイン
5

たとえば同窓会に出席するために遠方まで出向いたら、駅でハスラーとN-WGNの2台が待機していた。どちらに乗りたいか?ってそりゃあハスラーでしょう。見た目でワクワクさせる性能は軽自動車随一。それも見掛け倒しではない、長年かけて磨かれた実力のうえに与えられたポップなデザインだからグーの音もでない。
走行性能
5

ネット記事ではモーターアシストは時速100キロまでとされていたが、今回お借りしたXターボはメーター読み120キロでもまだアシストしていた。


スズキ伝統?のエネルギーフローメーターで、ハイブリッドの動作状況を逐一監視できる。デイズはあえてこれを見せないことで「モーターアシストのおかげで出足がいい!」と錯覚させる効果を狙ったが、さすがに消費者をバカにし過ぎると思う。
時速40キロを超えないとモーターアシストが作動しないデイズとは違い、ハスラーは時速10キロにも満たない段階からモーターアシストが働く。と、そうは言ってもN-WGNより出足が良いとは感じなかった。
エンジン64馬力+モーター3馬力で67馬力?という絵空事を言う人を見かけるが、エンジンが最高出力に達するような高回転域ではモーターアシストは一切作動しないのでそれは叶わぬ夢。それでも先代ハスラーやデイズなどに比べれば驚くほど広範囲でアシストが動作しているのも事実。
乗り心地
5

先代モデル同様ホイールハウス内が黒く塗られていて、これだけでも並みの軽自動車よりカネがかかっている。
聞き覚えのあるパターンノイズだと思ったら、やはりエナセーブEC300+を履いていた。この銘柄はハスラーの高い静粛性を大幅にスポイルするから、新車にこれがついていたらガッカリしてしまう。


普段乗っているN-WGNカスタムの15インチモデルのバネがとても柔らかいから、ハスラーは多少固めに感じた。先代ハスラーより固く、ワゴンRより柔らかい設定なのだと。
大通りから店舗駐車場に入るときの大きな段差などはもっと揺れてもよさそうなのに、しれっと通過してしまうのに感心。ただし旋回時のロールは大きめに出る。SUVらしいゆったりした動きを目指したそうで、確かに積極的にロールを抑えようという印象ではなかった。
積載性
5

開口面積も奥行きもトランクからシートを動かせる操作性も言うことなし。先代同様バックドアを支えるガススプリングが車外に設置されているのも優秀で、タフトはこれが出来ていない時点で購入対象から外れた。バックドアのノブが最近流行のスイッチ式でなく物理式なのも良い。ただし、個人的に後席の左右分割スライドには有用性を感じない。一度の操作で両方バタンと倒れてくれるほうが便利だ。
燃費
5

アクセル全開でかっ飛ばそうと勇んで高速道路へ入ったら、新名神集中工事という1時間以上の大渋滞に遭遇。渋滞追従クルコンのテストには好都合だが燃費には最悪の走行条件。それでも最終的に燃費計は23.5キロ/Lを示していた。
デイズはプロパイロット使用中はモーターアシストが働かず、回生充電だけの動作だったがハスラーはACC作動中もハイブリッドが完全に動作していた。ただ、ノロノロ渋滞中もACCによる加減速+エアコン作動+ハイブリッドのアシスト&回生充電を同時にこなし続けるのは軽自動車にとっては大変な仕事であり、さすがにブレーキが乱雑に感じるシーンがあった。

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