
空軍ネタ、陸軍ネタと来たので
本日は海軍ネタでいきます。
82年前にイギリス海軍の
新鋭戦艦レパルスとプリンス・
オブ・ウェールズを日本陸軍の
攻撃機が撃沈して、世界の主要海軍が「戦艦は
時代遅れになってしまった!」と方針を転換した
出来事と言われております(有名な真珠湾攻撃は
停泊中の戦艦が相手だったので、影響はあまり
大きくなかったとか。)
「いっぽう、日本海軍は大艦巨砲主義に拘った」
とはよく言われる話ですが、実は開戦と前後して
大和級3番艦の信濃(計画時は戦艦)の建造が
中断していたりします。
もしかして、図面引き直していた?
単純に弦側の副砲の撤去を始めていたのか、
空母に仕立て直す計画を立ち上げていたのか…。

マレー沖海戦では戦艦に護衛機がいなかった
(イギリス軍が空母を随伴させなかった)ので
、出撃前の試算で「損耗率60%」の勝負が
運良く完勝しただけでは?って考えだすと、
「もう戦艦要らないよね」って即断できるか?
自分が決定権を持っていたら悩むと思います。
日露戦争は日本海海戦で決着している訳だし…。
ちなみにアメリカは大戦中も戦艦を建造していたし、
太平洋艦隊の戦艦が全て稼働不能に陥った際、
国内ニュースで「海軍にとって悲しむべき出来事が
起きてしまいました」って流しておりました。

そして、仮に空母を多数建造していたとしても
・空母機動部隊同士の海戦は双方被害が大きい
(勝った方の空母もだいたい被弾しているし)
・空母に載せる機体は揃えてもパイロットが足りない
(アメリカと違って民間航空が無かったのも痛い)
・空母どころか輸送船団を守る駆逐艦も足りない
etcといった難関が並んでいたので、戦艦を造っても
造らなくなくても大差は無かった…気もしてきます。
おまけ

最新のイギリス海軍プリンス・オブ・ウェールズは
正規空母です。
何か原潜の維持管理で苦労しているという噂の
イギリス海軍ですが、太平洋各地に旧植民地な
貿易相手が多数存在する以上、海軍力は重要なのです。
Posted at 2023/12/10 22:12:25 | |
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