
某政治家が、「憲法を改定して、自衛隊を国防軍に
改めます」と言ったところ、対抗して別の政治家が
「日本を戦争ができる国にするんですか!」と
言っていたそうです(うろ覚え。)
個人的には、
自衛隊を「Japan Self Defense Forces」と
表記している時点で、
海外から見たら正規軍以外の何者でもないうえ、
実際の活動内容も先進諸国の軍隊と
何ら変わるところがないので、
(札幌雪祭りは日本独自かも?)
「看板を架け替え(ちょっと税金の無駄使いぽい)イコール戦争ができる」って,
何か変でないかい?只の言葉遊びになってるんでないかい?という感想です。
現代でも国際政治上、軍事的行動(戦闘を含みます)は重要な手札なので
「日本はもしかしたら戦争に訴えるかもしれませんよ?」と、匂わせることで
国際関係がより悪い方向に向くのを防げられる・・・かもしれません。
(勿論、交渉能力が要りますけど。)
反面、偶発的事故から軍事衝突に発展する危険性もあるので、慎重さも必要です。

「現代は貿易が多いので、経済的損失を考えて、戦争は起こりにくなっている」と
いう意見もあります。しかし、第一次世界大戦の参戦国は、現代以上に貿易への
依存度が高かったことを考慮すると、あまりアテにしない方がいいように思います。
リーマンショックとかEU内のゴタゴタを見ると、現代人が特に聡明になっている気もしませんし。
人間に期待し過ぎな人は、「誠意をもって話し合えば、武力なしで全ての問題を
解決できる」と思っているみたいですが、社会に出て働いていると
「同じ日本人なのに、日本語が通じない」としか考えられない人がいる訳で、
これが生活習慣も信じる神様も違うんなら、殴り合いに発展してもあんまり驚かないですね。
(一応断っておきますが、異国の人には暴力を振るって良いという意味ではありません。)

こう書いていると主戦論者扱いされそうですが、自衛官だって日本の国民だし、
現代戦は総力戦なので、戦闘は極力避けるべきだと思います。
(正確には、あっさり国が傾くほどの経済的損失を被るという話です。)
1機100億円オーバーのF-15戦闘機を飛ばすには、3年と7億円(人件費別)を
かけて育成したパイロットと、支援する地上スタッフ延べ100人、ミサイル8発で
2億円、燃料(灯油の親戚JP-4が8600L)80万円が必要です・・・
って並べたら、ホイホイ軍事衝突させられないって気になると思います。
最初はイランとパキスタンのネタを書こうと思っていたんですが、長くなったのでまた今度。
Posted at 2012/12/13 21:36:40 | |
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