
軽装甲機動車を軸に歩兵部隊で
暴徒をけん制する訓練風景が
シュールで笑えなかったんですが
(小銃弾とか防げないだろ…)、
その後の街頭インタビューの方も
なんだかな~で・・・。
南スーダン政府軍の一部が
「気に入らない部族に仕返し」したくて反政府軍と合流して
暴動を起こすってのが、もう終わってるというか、
建国したばかりの国ならではの悩みというべきか…。
暴動が無くても、識字率が3割に満たないとか、物価上昇率
700%とか、舗装道路の総延長が60kmだったとか、色々酷過ぎ。

南スーダン陸軍はT-72戦車を使っているそうで、これを使っている
部隊まで暴動に加わったりしたら厄介過ぎるよな…と想像したり。
こんなのの相手をするなら、90式戦車が要りますわ…汗。
実際に戦闘するのはルワンダ、ネパール、エチオピアからの
派遣部隊なんですが、「その人らが血を流すのは見て見ぬ振り」
ってのが報道から感じられるのが何とも・・・。

派遣されている陸上自衛隊って、そもそも国連安保理の依頼で
道路工事に行ってるんだから、戦闘できる装備って無いも同然。
持ってくとなったら、自称平和主義者が大騒ぎするだろうし、
扇動され易い人は「侵略だ!」って大騒ぎする事でしょう。

与党としては、南スーダンの復興(と言うか近代化)に貢献して
石油資源の安定確保につなげたい。でも、国内の猛批判と
引き換えにしてまで、自衛隊施設部隊の安全確保の責任を
負いたくない。
野党にすれば、ここで悲劇的な事態が起こったら与党の足を
引っ張れること幸いってなモンで、これまた自衛隊施設部隊の
安全確保なんて実は気にしちゃいない。

個人的には、仮にも南スーダン政府の要請から始まって、
国連安保理の正式な職務として派遣しているんだから、
A 邪魔をする「暴徒」は武力で排除又は無力化して当然。
そのための環境(戦車なり攻撃ヘリなり)は政府として
整える義務がある。
B 派遣当初は想定されていた「安定」状態にない以上、
撤退はやむを得ない。
のどっちかになると思うんですが、「A」を言ったら
軍国主義者呼ばわりされるんだろうな~。
自称平和主義者の言う「話し合いで解決する」なら、
ジェノサイドなんておきない筈なんですけどね。
Posted at 2016/11/16 21:57:23 | |
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