美瑛番外地のブログ一覧

週末に昼食を摂りに出掛けて、
ついでに見に行ったのが
釧路湿原に面した岩保木水門。
水害対策と水上輸送を兼ねて
造ったものの、時勢が変わって
完成と共にお役御免となって
しまったみたいです。

90年の月日が流れ、かつては
水上輸送を駆逐した鉄道が、今度は自動車（と
人口減少）に押されて廃線になりそうなのは
諸行無常といった感があります。

とはいえ結局水は必要ですから、近代的な水門も隣に
建っていたりする訳で、今後鉄道が（都市間に限り）
見直される可能性も無くは無い…かもしれません。

上屋の内部が気になりますが、事故防止＆文化財保護の
ために立入禁止です。


そういや農業用水で思い出したけれど、
日本の神話で「ヤマトタケルが八岐大蛇を
退治して村娘を救った」というのがありますが、
一説には、
　村娘　＝　農民の大切にしている農地
　八岐大蛇　＝　ちょくちょく氾濫する川
…の暗喩で、
「収量の多い農地を持つが、時々起こる洪水で
困っていた農村を、大和朝廷が治水工事を行う事と
引き換えに統治下に置いた」って事らしいです。
（1700年位昔の事なので、どこまでホントやら？）

草薙の剣もオリジナルは祭事用の（戦闘には
使えなさそうな）七支刀だった事も含めると、
なさそうでありそうな気もしてくるんですが、
どの辺で話に尾ひれがついたのか気になるｗ
（やはり仕事の後の宴会とか？！）

この手の脚色は聖書（新薬旧約問わず）でも
見られますが、一番突き抜けているのはやはり
ヒンドゥー教ではなかろうか…と思ったり。
（月刊ムーとか思い出す…って今でも売ってますｗ）

そんなしょーもない事を考えながら、水門の
周りを歩いていると、鉄扉の一部に穴が開いて
いました。リベットが並んでいるから、てっきり
分厚い鋼板かと思っていたんですけど、意外だ。