
ブルーレイの「アマデウス」ディレクターズカット版を購入して観ました。「アマデウス」はわたしがいちばん大好きな映画で映像も音楽も素晴らしく、サリエリの嫉妬や怒り、そして喜びと崇拝めいた気持ちがとてもよく表現された素晴らしい作品です。
DVD-Videoも持っていますが、これすんごく見づらいんですよ。いまのDVD-Videoは片面2層っていうのが普通なんですけど、この時代のDVD-Videoには両面1層という、「はい?」という規格の製品が存在しました。「アマデウス」も運の悪いことに両面1層で発売され、このキラキラ光るDVD-Videoのどちらを上向きにして再生すればいいのか、毎回失敗していまだによくわかりません(写真左)。
まーそれはそれとして、ブルーレイでは容量もあるので両面というオチはなく、さらに映画未公開部分も収録したディレクターズカット版として発売されています。上映時間は3時間! インド映画並みだね!!
ブルーレイ版を観て感じたのは、「あれ?こんなエピソードあったっけ?」という点です。劇場公開版に30分近く加えているので、全体のストーリー自体は変わっていないのですが、サリエリがアマデウスの作品を賞賛し、崇拝し、そして嫉妬し、そして行動したかがゆっくりと展開されています。よりディテールが細かくなったという感じでしょうか。劇場公開版ではサリエリが嫉妬に狂ってからはもう少しスピード感のある展開ですが、ディレクターズカット版ではまるで別の映画を観ているかのような感触さえあります。
それにしても美術的にも美しく、クラシックの旋律と俳優の動きもぴったりとマッチして、いや本当に欠点らしい欠点が見つかりません。
オススメできるかという点にかけては、オススメしまくりたい映画です!
できればブルーレイで、劇場公開版も出して欲しいな! あっちのほうがサリエリの神の作品を憎む気持ちが強烈に表現されているので!
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Posted at
2012/06/03 21:48:52