
サーキット走行時にはノートパソコンを積んで「
サーキットの友」というフリーソフトウェアで車速とエンジン回転数を採っていましたが、いざコースインした直後に電源が落ち、そのあとは電源がうまく入らなくなりました。
帰宅して調べてみると、電源は入るけどBIOS画面が表示されない。使用しているノートパソコンはThinkPad X31ですが、「電源が入るけどBIOS画面が表示されない」というのは内部のコンデンサーが壊れた典型的な症状らしいので、修理することにしました。
これがかなり大変でした…。
まずチップタンタルコンデンサーの4V220μFというのは、どこにでも売っているものじゃありません。秋葉原のマルツで聞いてみたら、通販でしか売ってないそうなので、通販で1個だけ購入。
半田付けを念入りにやって「ぐらつかないかな?」と揺らしたらコンデンサーの足がポロッと取れて終了。秋葉原まで出かけ、マルツに在庫していた10V220μFを10個購入して、やり直すハメに…。
うまく半田付けを終えてThinkPad X31の電源を入れてみると、BIOS画面が出た後に「プツッ」と電源が落ちます。不思議なのが、バッテリをつなぐと電源が入るけど、バッテリを外すと電源が入らない。なんかヘンだな~と思いつつ、あきらめの境地に至ってヤフオク!でThinkPad X31を落札しました。6800円ぐらい。
なんでわざわざThinkPad X31を入手するかというと、「サーキットの友」で必須なのは、Line入力端子があること、Windows XPが動くことっていう条件があるからです。この2つを備えている安いノートパソコンって、けっこう数が少ないんで。
新しいThinkPad X31に古いThinkPad X31に搭載していたSSDを移して起動を確認したあと、ふと気づきました。「なんでこの新しいThinkPad X31は、ACアダプタをつないでいるのにバッテリで動いているの?」と。
落札したThinkPad X31のACアダプタは梱包に入ったままで、いま使用しているのは古いACアダプタです。ここで「アッ!」と気づいて古いACアダプターの出力にテスターを当てて電圧を測ってみました。めちゃめちゃな電圧です。
ACアダプタを調べてみると、ケーブルが断線し掛かっていました。

▲断線し掛かったACアダプターのケーブル
つまり、時系列で並べると…。
1) ThinkPad X31のc683コンデンサーが故障した。
2) その前後でACアダプターのケーブルが断線しかかった。
3) ACアダプターから電気が流れないので、かなりバッテリーが消耗された。
4) ThinkPad X31のコンデンサーが直ったが、断線し掛かったACアダプターを接続しても電気は流れない。消耗したバッテリーのみなので、起動中に電源が落ちる。
5) 新しくThinkPad X31を落札。
6) 原因に気づき、脱力感でいっぱい…。
そういうわけで、いまはThinkPad X31が2台ある状態です(冒頭の写真)。
さらに恐ろしい事実は…もう1台ThinkPad X31を落札してしまったことです!
1600円ぐらいで安かったから部品取り用に!
自分に呆れてます!!
というわけで、苦闘の記録は関連情報URLをどうぞ。
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Posted at
2015/05/06 19:24:38