2016年04月19日
MOTUL 300Vもベースオイルは鉱物油?
エンジンオイルっていうのはホントーに成分が謎ですよね。食品ならJAS法で小麦粉10g、砂糖0.2mgなんて感じに成分表示の記載が義務づけられていますけど、エンジンオイルは成分表示が皆無です。まー、なにが入っているのかよくわからない。
カストロールの全合成油は、逆にそのへんがスッキリしてますよね。以前の記事でも書きましたが、100%化学合成油はベースオイルがPAO系かエステル系でした。そこにカストロールがベースオイルとして鉱物油(VHVI)を超精製したものを化学合成油として販売し、ムカついたエクソンモービルが裁判を起こしてカストロールが勝利。結局、各社がベースオイルとしてVHVIを超精製したエンジンオイルを全合成油として売っていく流れとなったわけです。他のメーカーも、全合成油を売るようになっちゃいましたけどね!
エンジンオイルの缶には「全合成油」と「100%化学合成油」と記載されているから区別できる。しかし、この「100%化学合成油」もウソじゃないのか? ってのが今回の話です。
「今日の必ずトクする一言」っていうページで、MOTUL 300Vの成分か公開されているページが紹介されているんですけど、これを読むと主成分がVHVIなんですよ!
MOTUL 300Vといえば、「100%化学合成油で信頼できるのはこれだけだ」とか、「レースで耐えられたのは300Vだけだった」とか、「フランスからの並行輸入と国内産では違う」とか、いろいろな伝説があるエンジンオイルです。それがVHVIって、どーゆーことよ? と思いますよね。わたしはびっくりしましたよ。MOTUL 300Vは熱狂的な信者の多いブランドですから、ファンは即死級の記事だなこりゃって。
モービルとカストロールの成分も紹介されていますけど、なんか手品の種明かしを見ちゃったというか…。回転寿司屋に行って食ってたのが深海魚だったのかよ! って感じです。
わたしが使っているホンダのウルトラGOLDも、ホントに100%化学合成油なのかな?
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メンテナンス | クルマ
Posted at
2016/04/19 23:11:50
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