2007年03月07日
ペダルの踏み方・足の置き場所
マニュアルシフトのクルマを運転するときって、足のどの位置でペダルを踏むか、かかとをつけるか、離すか、などのクセは人それぞれですよね。
わたしの場合は、右足のかかとをアクセルとブレーキペダルの中間ぐらいの床に置いて運転しています。ブレーキを踏むときに、かかとを付けないっていう人も多いと思いますけど、わたしは微妙な調整がしやすいのでかかとを付けてます。
アクセルを踏むときは足の裏の外側、ブレーキを踏むときは足の裏の内側を使って踏んでいます。ヒール&トーのときは、ブレーキを踏む足の裏は同じ部分で、かかとをアクセルペダルに振りだして踏みます。セリカのときにやりづらかったのに比べれば、DC5インテRのペダルはとてもペダルの位置がよくできています。
左足はクラッチを踏みますが、クラッチを踏んでいないときはフットレストに置いています。以前はフットレストの下半分しか使わないといった感じに足を置いていましたが、サーキットを走るようになってから、しっかりフットレストに左足を置くようになりました。走行中に足で踏ん張ることも多いので、自然とだらしない位置から修正されてきました。
もうひとつ意図的に心がけているのが、発進時の左足の位置です。
1速で発進したあと、2速にシフトアップするあいだに、足をフットレストに置いているかどうか。
DC5インテRはギア比がクロスしているので、1速でクラッチをつないだあと、ちょいクラッチペダルからアクセルを離して加速、すぐクラッチを踏んで2速にシフトアップという癖が付きがちです。
わずかな時間なので左足を左右に移動するのが面倒な気もしますけど、しっかりクラッチペダルから足を離さないと、クラッチがどんどん消耗していきます。しっかりつないでしっかり切る。これを明確にする上でも、フットレストに足を置き換えるのは大切です。
以前は「このぐらいいいんじゃないかな?」と思っていたのですが、WRCドライバーのユハ・カンクネン氏のペダルの踏み方を映したビデオを見て、なんというか目が覚めました。芸術的というか、クルマの運転の基本通りに足が置かれていることに驚きました。
特に、ユハ・カンクネン氏は余裕があれば左足をフットレストにきっちりと置くタイプのドライバーですので、そのうまさが際だって目立ったのかもしれません。
しかし、運転の上手なドライバーは、とんでもない必殺技を持っているのではなくて(そういう人もいますが)、基本通りの動きを恐ろしいほど正確に、素早くおこなうという土台があるのだな、と感じています。
クルマを楽しく味わえる上の領域を目指すのなら、基本をマスターするのがいちばん重要だなあ、と思いました。
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ドライブ | クルマ
Posted at
2007/03/07 23:18:06
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