Ryzen 3700XでWindows 7を動かす記事を書きましたが、いろいろと試したりしてわかったことがありました。
▼はじめのRyzen 3700Xは初期不良だった
Ryzen 1800XからRyzen 3700Xに交換してから3日ぐらいはふつうに動いていたのですが、突然ブルースクリーンに。その次の日も突然ブルースクリーン。だんだんとパソコンが起動してからブルースクリーンになる時間が短くなり、しまいにはWindows 7の起動中に画面が固まるようになりました。OSのインストール時に強制リセットがかかる状態になったので、これはCPUの初期不良だろうと考えました。
ツクモのサポートセンターに電話して、新品と交換してもらったところ、まったく症状は出なくなりました。ツクモで購入してよかった!
CPUとマザーボードとの相性とか、Windows 7だからかな? などと疑いました、単なる初期不良だとは…。いまどきのCPUでも、こんな感じの初期不良があるんですね。
▼Ryzen 3700Xに無理矢理ドライバを割り当てないほうがいい
X470マザーボードの背面(バックパネル)に複数のUSBポートがありますが、実はこれらUSBポートはコントーラーの違いで2種類に分かれています。Ryzen(CPU)がコントロールするUSBポートと、X470(チップセット)がコントールするUSBポートです。X470チップセットドライバをインストールしても、RyzenがコントロールするUSBポートにはUSBドライバが割り当てられないため、USBマウスやUSBメモリを差しても動きません。
デバイスマネージャで見ると、USBにビックリマークが付いています。暗号化コントローラーにもビックリマークが付いています。これらデバイスはRyzen 3700Xにぶら下がっているデバイスですけど、そのまま放置しておいた方がよいです。
X470チップセットドライバのINFファイルを書き換えてUSBポートと暗号化コントローラーにドライバを割り当てることも可能です。しかし、実際にやってみるとたしかにUSBマウスも動くけれど、ときどき不安定になってブルースクリーンで落ちます。1日に1回あるかどうかという頻度ですが。
はじめは「マザーボードとメモリの相性で、BIOSの完成度が低いからかな?」などと考えていましたが、無理矢理にドライバを割り当てたものと、割り当てないものを比較したら歴然と差が出ました。ドライバを割り当てない場合は、ブルースクリーンで落ちることはありません。
USBポートが足りなくて困るという場合は素直にUSBハブを使うか、マザーボード上のUSBコネクタを使うか、USB増設カードを搭載すなどの方策を考えた方がよいです。
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Posted at
2019/08/16 23:45:30