
やってしまいました。自宅サーバーとして使用しているベアボーンPC(Shuttle XC60J)のBIOSが更新されていたので、ダウンロードしてBIOSをアップデート中に、迂闊にも電源ボタンに触ってしまい、BIOSを吹き飛ばしてしまいました。
電源ボタンの青色LEDがまぶしいから、目隠しとしてPost It!を電源ボタンの上に慎重にかぶせていたのですが、ほんのちょっとの指が触っただけで電源が落ちるって、どんだけフェザータッチな電源ボタンなんだよ…。
自宅サーバー(Fedora31)はメールサーバーにもなっていますので、止まったままではとても困ります。サーバーの再構築作業は避けたいので、Shuttle XC60Jの中古か同時期のベアボーンPCを探したところ、Shuttle XD30が見つかりました。ヤフオク!で1万1900円でした(写真)。
XC60JからメモリとSSDを抜いてXD30に移設して電源を入れたところ、何事もなかったように動きました。よかった!
BIOSが吹き飛んだXC60Jですが、「BIOSを焼き直せば復活できるのでは?」と考えました。最近では電子工作機器として中国製の安価なテスターやオシロスコープなどが登場しているぐらいですから、ROMライターも安いのがあるだろうと考えたわけです。
Amazonで探したところ、送料込みで実績のあるROMライターEZP2010が1840円という安価で見つかったので注文しました。

▲ROMライター EZP2010 と同梱物
Shuttle XC60Jの基板を眺めて、EEPROMを探します。

▲Shuttle XC60JのEEPROM
EEPROMを取り外してみました。表面には25Q128FWSQと記載されています。SOIC 8pinパッケージなので、EZP2010のソケットと全然大きさが違います。

▲EZP2010と、Shuttle XC60JのEEPROM(25Q128FWSQ。SOIC 8pin)
EZP2010の同梱物の中にあった変換基板を、こんな感じで使用します。EEPROMを変換基板に固定するのに、ワニ口クリップを使用しました。

▲EZP2010同梱物の変換基板を使用(強引ですが…)
EEPROMを固定した変換基板をEZP2010に差し込んでやります。

▲EZP2010にEEPROMを固定した変換基板をセット
EZP2010の同梱物のCD-ROMからドライバーをインストールします。Windows 7の場合は、そのまま素直にドライバーが入りました。
Shuttle XC60Jの最新BIOSをShuttleのWebページからダウンロードしておき、EZP2010のユーティリティーでDETECT→ERASE→LOAD→PROG→VERIFYの順に作業して書き込みます。

▲ユーティリティーでBIOSを書き込み
電源を入れてうまく起動するかどうか確認します。

▲Shuttle XC60JのBIOSが復活!
うまくいったようです!画面にBIOSが表示されました。
BIOSが復活です!!
直ったのはいいことですが、すでに自宅サーバーはShuttle DX30が稼働しているので、このShuttle XC60Jの出番はありません…。
なんかの拍子にShuttle DX30が吹き飛んだときの予備機か、Fedora 31からCent OSなどに乗り換えるときに実験用で使用するかな~。
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Posted at
2019/12/15 17:16:24