
ウチにはIBM ThinkPad X31 (Windows XP)があります。久しぶりに取り出して自宅内ネットワークのSamba共有フォルダに接続しようとしたのですが、見たこともないエラーダイアログボックスが表示されて、うまく接続できません。昔は接続できたのですから、どうやらSambaのバージョンアップが関係しているようです。Sambaというのは、Windowsネットワークの共有フォルダをLinux上で実現するソフトウェアです。
Sambaのバージョンアップを調べてみると、次のことがわかりました。
▼Samba 4.5での変更点
デフォルトの認証方式がNTLMv1からNTLMv2に変更。
▼Samba 4.11での変更点
SMBプロトコルがSMB2_02以上に変更。デフォルトではWindows 7以降のみ接続可能。
バージョンアップで古い認証方式や、ウイルスに荒らされまくった古いプロトコルが使われないように変更されているわけです。ウチはSamba 4.12なので、Windows XPから接続できなくなってしまいましたが。
smb.confに以下のように追加すれば、Windows XPからSamba共有フォルダに接続できるようになります。
[global]
# for Windows XP
server min protocol= NT1
lanman auth = yes
ntlm auth = yes
ただ、これを行うとバージョンアップによる配慮を無にすることになりますが、Windows XPが生き残っており、なおかつ脆弱性を認識している場合はアリだと思います。
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Posted at
2020/10/18 01:00:03