
「最近読んでいるマンガ雑誌で一番面白いのは何か?」と尋ねられれば、「あー、最近はスーパージャンプだなぁ」と答えます。もちろん、自分が読んでいないけど、もっと面白い雑誌があるかも知れませんけどね。
スーパージャンプの何が面白いかって?
以前紹介した「王様の仕立屋」が載っているのも理由のひとつですが、全体的なバランスの良さが際立っています。「ゼロ」「バンパイア」といった安心感ある連載のジャブを維持しつつ、短期連載のストレート、読み切りのカウンターパンチといった具合に、静と動をうまく組み合わせてしっかり威力があるところが実に見事です。
そんなスーパージャンプで最近注目していたのが、短期連載の「ショートソング」(原作:枡野浩一、漫画:小手川ゆあ)です。
「あー、小手川ゆあも原作付きに墜ちたか!」と最初は思っていました。一般的に漫画家は絵と話の両方を創作する才能が要求されますが、絵が上手なのに話がツマラネーという状態になると、たいてい人気がガクッと落ちて原作付きの漫画を描く羽目になることが往々にしてあります。原作付きの漫画を描くことを漫画家はイヤがるんですねー。
そんな先入観を持ちつつ読んだのですが、なんだか話が面白い。絵とよくマッチしている。あれれれれ? と意外に思って調べてみると、もともと小手川ゆあが漫画の原作になる本を探していて、文庫本の「ショートソング」(集英社文庫)を見つけて「これだ!」と持ちかけたそうです。
原作があって漫画家を探したのじゃなく、漫画家が原作を探すというアプローチ。そりゃ絵と話がよくマッチするわけです。映画を作るときとちょっと似てますね。
スーパージャンプ連載中の「ショートソング」ですが、次号で最終回を迎えます。この原作って、どうなんだろう…と気になって仕方がなかったので、文庫本を買って読んでみました。
いやー、面白いわ…。
スーパージャンプの漫画そのまんまです。
タイトルの「ショートソング」って、短歌のことです。この短歌の世界に青年が飛び込んでいく、青春ストーリーです。
短歌ってぜんぜんわからなかったけど、いいなぁ、短歌って。
短歌が商業ベースで流行ったのって、「サラダ記念日」ぐらいだもんなぁ。
与謝野晶子って名前を目にしたの、中学校以来だよホントに。
つーわけで、わたしも影響されて短歌を作ってみました。
ひとつのテーマに絞った連作というやつです。
テーマ「サーキット」
・周回を重ねてタイヤ熱くなる 少しは冷やせ自分の頭
・走ったらタイムは出ます本当は 使い方が正しければ
・クーリングしないでピットに入るなよ 煙モワモワ心バクバク
・機械式LSDが欲しいんだ バキバキ音に耐えられるなら
・先輩に話しかけろよ若者よ テクの盗みは罪にならない
おそまつさまでした。
Posted at 2007/11/20 23:28:22 | |
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