
今年もマンガ大賞の候補作が出そろいました。かつては「岳」「ちはやふる」といった名作(連載中だけども)が大賞を獲りましたが、今年は「進撃の巨人」「乙嫁語り」「3月のライオン」「アイアム・ア・ヒーロー」などが候補となっています。
その候補作の中でもある意味で異色と言えるのが、「花のズボラ飯」です(写真)。
原作は久住昌幸氏で、この人は谷口ジロー氏とタッグで「孤独のグルメ」という作品を世に出しています。話はおっさんが定食屋でご飯を「うまいっ!」と食べるマンガで、ふつうの定食屋メニューがめちゃめちゃうまそうに見えます。
この「花のズボラ飯」も話自体は似ているんですが、主人公は旦那さんが単身赴任のために1人で暮らしているうら花さん(30歳)。その彼女が旦那のいない間に荒れ果てた一軒家で、いかに手抜きでズボラだけどうまそうなご飯をお手軽に作って食べるかっていう話です。
突然意味もなくシャワーシーンになったり、「ご飯がナイチンゲール」てな具合にオヤジギャグ満載なので、絵を描いているのは間違いなくあの人だろうなぁと思うんですが、これがマンガ大賞を獲ったらえらいことになるなぁと思います。つーか、これを候補作に選ぶ選考委員の人たちも、本当に度胸あります。
中身は十分に面白いんですが、この「花のズボラ飯」を掲載している「エレガンスイブ」って雑誌の内容に度肝を抜かれました。この雑誌に連載されているマンガのタイトルがかなりキテます。
「怪しい借金告白されました」
「40歳からのハローワーク」
「嫁姑の拳」
どういう読者層なんだというか、「エレガンスイブ」って雑誌名と中身と全然違うというか、これじゃ女性版の漫画サンデーかゴラクだよ!って感じです。
「この可愛い絵を描いている人って、ほかにどんなマンガを描いているんだろう?」と調べて購入し、そのあと度肝を抜かれることを期待して、今年のマンガ大賞は「花のズボラ飯」を応援します。
わたしの予想だと、「乙嫁語り」だと思うんだけどね!
Posted at 2011/02/01 21:36:20 | |
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