
「おいピータン!!」の第12巻が発売されたので購入しました(写真)。
主人公の大森利夫はいつも通りです。作者の伊藤理佐も吉田戦車とのお子さんが生まれるそうですが、いい加減この作中の主人公も結婚することになるのかな? と思いました。
さて、「コミックバンチ」とどっちが早く廃刊になるかを賭けたこともある「漫画アクション」ですが、最近また新たなベテラン作家が加わりました。五十嵐浩一です。
五十嵐浩一といえば、「ペリカンロード」や「めいわく荘の人々」の作者で、もっぱら少年画報社で描いていたはずです。ほかにも、山本康人、石渡治、国友やすゆきなど、他誌で活躍していた作家が連載しています。
この傾向の見方としては、「よく獲得できたな!」というよりも、ああ漫画アクションに拾われたな、って感想のほうがおそらく正しいでしょう。各雑誌でも新連載とともに気鋭の若手が登場しますので、誰かが出されなければならないからです。
一時期のような打ち切りと方針転換の繰り返しはピタリと停まって連載内容も安定しましたが、逆に言えば新連載が「他誌でもこんなのあったよなぁ…」「へー」的な内容になっています。安定感だけあって攻め手に乏しい。この連載があるからこの雑誌を買って読みたいと思わせるものがない。なにより、各雑誌で行われているようなマンガ賞が開催されていませんから、新しい若手が入ってくるはずもありません。
安心して読める内容になっていますけれど、逆に言えば「ビッグコミックオリジナル」みたいな読ませる深みには至っていない。
やっぱり今後の行く末が心配です。買い続けますけどね!
Posted at 2010/02/17 22:28:58 | |
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