2011年05月10日
パイオニアが新型サイバーナビを発表しました。
今回の新機能は、フロントガラスに取り付けたカメラの映像をカーナビの中に取り込み、実写映像の中で案内したり、前方のクルマとの車間距離によって警告するというもの。その名も「ARスカウター」。
まるでドラゴンボールからパクったような、懐かしさのある名称です。
誰も使っていなかったと思われる3D表示画面に実写映像を取り込むというのは、なーるほどというか、吉四六さん並のトンチです。ある意味すんげーと思いました。最近では三洋のゴリラを中心とした低価格なPND機がシェアを伸ばしていますが、自律航法&演算速度で差を付ける画期的な機能だと思います。
カーナビの案内では曲がるべき交差点で、目印となるスーパーやガソリンスタンドがつぶれてアコムとかコンビニになってたりして通り過ぎたり、短い間隔で交差点が連続しているときに間違うことはしばしばあります。そんなケースでも、実写映像の中で曲がるべき位置を指し示してくれるのは、ある意味とても便利だといえるでしょう。
ただ、これ宣伝通りに受け取っていいのかしら? と思うトコもあります。
昼間なら明るくてわかりやすいでしょうけど、見づらい夕方や夜間、節電のために照明の消えたトンネルの中で、果たしてどれぐらいこの表示が役立つのかどうか。雨の日とかどうなのか心配でなりません。というか、そもそもカーナビの画面を見ていないで、前を見て運転しろって感じです。
ふだんはマップ表示状態で、ワンタッチで3D映像とトグルで切り替えられるようになっていれば、困ったときに手が届きやすくて使い勝手も良さそうです。パイオニアのサイバーナビは、いつも使い勝手がすんげー悪いので、このへん改善してくれているといいなぁ。
Posted at 2011/05/10 00:26:34 | |
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