
パソコンのマザーボードを交換しました(写真)。新しく使用するのはGIGABYTE「GA-MA770-DS3」というマザーボードです。写真はケースに取り付けてこれから配線するという状態です。
このマザーボードにたどり着くには、かなり苦労させられました。
そもそもは、いままで使用していたマザーボードのチップセット空冷ファンが「キィーン」と騒音を奏で始めたことがマザーボード交換の動機です。空冷ファンをヒートシンクに交換しようと思いましたが、どうせならマザーを交換した方が手っ取り早いな~と思いつきました。
自分の条件に合うマザーボードを探しましたが、探しているうちに「マザーボードも二極化が進んでいるな!」と気づきました。家電製品やクルマと同様に、値段が安いか高いかで、中間層がないというパターンです。
わたしの要求するマザーボードの仕様は次の通りです。
(1)ソケットAM2で、チップセット冷却がヒートシンク式であること。
(2)GeForce 8800GTが載り、PCIスロットが2本使用できること。
(3)IEEE1394端子があること。
(4)価格は1万4000円以内であること。
この(1)と(4)は楽々クリアするマザーボードがほとんどなのですが、(2)と(3)を満たしたマザーボードはほとんど存在しないのです!
最近のソケットAM2のマザーボードに載っているチップセットにはAMD780Gが多く使われています。低価格で低発熱、高性能なグラフィック統合チップセットです。とても人気があり、多くのマザーボードメーカーが採用しています。
ところがAMD780Gマザーボードを眺めると、マザーボードの面積がやたらと小さい。PCI ExpressスロットとPCIスロットが隣り合っていて、GeForce 8800GTを差すとPCIスロットが使用できません。
さらに、AMD780GマザーボードにはIEEE1394端子が装備されていません。IEEE1394を搭載するにはTI(テキサスインスツルメンツ)のチップを増設する必要があるのですか、増設されていないんですね。
要するに、コスト面におけるAMD780Gマザーの特徴というのは…。
・マザーボードの面積を小さくする →原価低減のため。
・IEEE1394を搭載しない →原価低減のため。
nForceマザーボードもいろいろと検討しましたが、こちらはビデオカードが2枚差しのマザーボードが多く、価格も高いものばかりです。安いマザーボードもありましたが、よく見ると内蔵USBコネクタが存在しないという強烈な仕様で、頭がクラクラしてきました。
このような二極化が進むマザーボードの中から、前掲の(1)~(4)を満たしたマザーボードがGA-MA770-DS3というわけです。
購入後はケース内の冷却にもこだわりながら組み立てを進めました。
・CPU交換時、グリスはブレーキクリーナーできちんと洗浄。
・長い配線はタイラップでまとめる。
・ケース背面のPCIスロットカバーは、メッシュカバーに換装。
きちんと作業すると時間がかかりますが、それなりの効果があるので手抜きはしないようにします。このへんのノウハウというのは、クルマにメーターなどの電気系統を追加するDIYと同じようなコツがありますね。
うまくケース内に納めたら、あらかじめ作成しておいたWindows XPにSP3を統合したDVD-Rから起動してインストール。プロセッサドライバ、チップセットドライバ、VGAドライバとインストールを進め、うまく動作するようになりました。
あれほど問題があると評判になっているWindows XP SP3ですが、統合したDVD-Rから新規にインストールすると問題なく使えるようです。
さーて、この新しい仕様でいつまで使えるかな…?
Posted at 2008/06/01 06:00:16 | |
トラックバック(0) |
パソコン | 日記