2012年12月13日
いまさらながらですけど、日本道路公団を民営化するときに、いまみたいな分割にも遠因があったのかな…と思います。
民営化で肝となるのは、経営努力しないと潰れる可能性が生まれること。それはつまり、民間企業とがっぷり競争することになり、サービスの質や利便性で劣れば利用者が離れていくという単純明快なものです。
高速道路は鉄道や飛行機と競争しているような気もしますが、日本の流通網が鉄道の貨車から道路を走るトラックにシフトしたことを考えると、あまり競争になっていません。仮に東名高速と中央道を別々の会社に分割しておけば、同じ移動するにしても、安くて渋滞が発生しないほうを選ぶわけで、競争原理が作用して安全とサービスを向上しようという目的が生まれたかもしれません。
今後もちょっと心配なのが圏央道との合流箇所です。ただでさえ圏央道を介して関越道とつながったおかげで八王子JCTから相模湖ICまで渋滞が頻発するようになっていますが、数年すればさらに東名高速にもつながります。あの山間をくねくね走っている合流箇所にさらに流れ込んでくる割には車線数は増えないわけですから、あの箇所の渋滞がますますひどくなることは間違いありません。
このへんを改善されるような仕組みを作ってくれる人がいたら、その人に投票するんだけどね…。
Posted at 2012/12/13 23:43:56 | |
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2012年12月11日
みんカラで実に面白い場所を見つけました。各車のユーザ評価の「不満な点」です。
「評価」と「満足している点」の欄もみなさんの熱い思いが込められていますが、方向性や目的の違いによってそれなりにばらつきがあるわけです。でも、「不満な点」に関してはほとんどが直球という感じで、簡潔にダメなところが書いてあります。
雑誌やWebの商業記事だとかなり美化したり書かなかったり、あえて触れられていなかったりしていますので、各車に対する夢や妄想を見事に打ち砕くというか。リアルな現実を知ることのできる貴重な情報だと思います。
そのユーザ評価の中でも、特に思いの濃さを感じたのが、ダイハツの「ストーリア」と「ブーン」です。
まず驚愕するのが、ふつーの「ストーリア」と「ブーン」がほとんど載ってないこと。ほとんどが競技モデルの「ストーリアX4」と「ブーンX4」のオーナーという、ある意味異様な空間です。
書いてあることもすごくって…。
・内装がダメ
・タイヤが駄目
・シートがダメ
・ブレーキもダメ
・まともにするのに車体の価格ぐらい金がかかる
・とにかく走り以外は全部ダメ
そんなにダメなクルマってあるのかよ! ってぐらい、オーナーがみんなダメダメに書いてます。
でも、そのあとに書いてある一言が強烈です。
・ダメなトコばっかりだけど、こんなに楽しいクルマはない。大好き!
これですよ。
シートや内装などがダメなことはオーナーたちも身に沁みるほどわかっていて、それでも「ストーリアX4」と「ブーンX4」の走りに惚れ込んじゃっているがゆえに、ダメなトコがあってもそんなの目をつぶるさ小さいことじゃないか状態になるのだろうなぁ…と感じました。
Posted at 2012/12/11 00:32:02 | |
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2012年12月05日
中央道トンネル内の天井が落下した事故、たいへん驚きました。韮崎への往復で何度も通過している笹子トンネルの天井があんな構造になっていたってこと、今回の事故が起こるまでは誰も知らなかったんじゃないでしょうか。上信越みたいにトンネル内に筒型の巨大送風機が設置されてないなーとは思っていましたが、その代わりとなるような仕組みだったとは。
笹子トンネルを利用できない中央道の余波は少なからずあるわけです。わたしにとっては、スポーツランドやまなしに行くのはたいへん困難というか、行くだけでくたびれてそのあとタイムアタックをかけるって…という感じで、じわりとボディーブローを喰らったような印象です。
もう崩落事故は発生して欲しくないのですが、根本的な対策をするとすれば、内壁に鉄製の輪を設置して、そこに天井をぶら下げるような方式にしないと、また天井を吊っている棒が引っこ抜けて事故が再発するおそれがあります。果たしてそういう対策が行われるのかどうか。ただでさえ迂回路らしきものがない中央道ですので、ぜひとも万全を期して欲しい気持ちでいっぱいです。
そういうわけで、やや今月の走行は絶望的な気配になってきました。誠に困ったことです。また「インプレッサっていいかも?」という気持ちが首をもたげてくるからです!
Posted at 2012/12/05 23:40:01 | |
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2012年12月02日
映画「人生の特等席」を観てきました。クリント・イーストウッド主演で、これが最後の出演作になるんじゃないかと思います。
ストーリーは単純です。長年大リーグのスカウトマンを続けてきた主人公が寄る年波には勝てず目に病気を抱え、パソコンを使って選手のデータを収集するといったほかのスカウトマンのような方法を採らず、頑固に自分の目でドラフト候補となる選手のプレイを見るといった昔ながらの方法でスカウト活動。そんなときに自分の病気のことを感づいた弁護士となっている娘が会いに来たのだが…って話です。
たまたまこの映画では大リーグのスカウトが背景となっていますが、まあ大リーグだろうがホッケーだろうがバスケットボールだろうがどうでもよくて。テーマとなっているのは長年断絶していた親子の関係がどう修復して、親の持つ技術や経験がどんな風に受け継がれていくのかっていう、そのへんをうまーく描いています。
クリント・イーストウッドを主演に据えていますが、彼の出演作品を観てきた年配の方々がこの映画の主人公と同様に、ションベンの切れは悪いわ、目が悪くなるわ、でも子供は自立して生きていけているから俺のことは放っておけよ、といった感じで同様の境地にあるかもしれません。
そういう意味ではうまく計算されており、同様の境遇にある人々にはたまらんだろうと思います。わたしの場合はまだそこまで至っていませんので、残念ながら頭では理解できるのですが心で感じるってことができないのが悔しいです。
というわけで…年配の方々ならぜひ観て欲しい映画です。
ちょっと日本のいまの状況とは異なるんですけどね!
Posted at 2012/12/02 00:03:08 | |
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