先週の日曜日、なんかジムカーナしてきたような気がするのですが、忘れてしまいたいような結果だったので、現実逃避の過去のブログ掲載です。
GWに行ったS60のボディ補強パーツ取り付けです。
取り付けたパーツは、下記の2点
ERST フロントサブフレームブレース
ERST リアロア4ポイントバー
以前、ERSTのストラットタワーバーも付けているので、3点セットです。
本当は5点セットなのですが、残りの2点はT6 AWDには取り付け不可なので、これで全部です。
タワーバーはAmazonでなんか値下げされていたので、勢いで買ってしまいました。
フロントサブフレームブレースとリアロアアームバーは、一時品切れになっていたのが再入荷していたので、買えなくなる前にと、これまた勢いで買ってしまいました。
タワーバーの取り付けもクリップの外し方がわからず、予想外の苦戦をしましたが、今回は、そんなものとは次元の違う苦しみを味わいました。
取り付け手順に付いては整備手帳の方に記載しましたので、そちらを参照していただくことにして、ブログでは苦労話を記載します。
ERST フロントサブフレームブレース整備手帳
ERST リアロア4ポイントバー整備手帳
リアロアアームバーは、Amazonのレビューで、取り付けで苦労したという意見が掲載されていました。
フロントサブフレームブレースについては、何もレビューがなかったので、いきなり作業に取り掛かりました。
4本ボルトを外して、それで共締めするだけなので、特に苦労もないだろうと、何も考えずにフロント側をジャッキアップしてリジットラックに固定する。
しかし、この判断が、後であのような苦しみを味わうことになろうとは、このときは想像もしていませんでした。
まずは前側のボルトを外そうと手持ちの工具から19mmのソケットを出して当ててみると、なんかちょっと大きいような気もしますが、17mmでは入らないしインチサイズでもなさそうなので、きっとこんなものだろうと...
持っているレンチの中で最も柄の長い物を使って回そうとしましたが、ピクリとも動かない...
そこで、今年電動インパクトレンチを購入していたので、早速使ってみることに...
でも、インパクトで使用できる19mmのソケットがホイール用の長いものしかなく、これでは車体のしたでは使えないので、まずは1回目のお買い物へ近所のホームセンターへ出かける...
さすがインパクト、手ではびくともしなかったボルトも何とか緩めることが出来ました。
しかし、緩めた後もボルトは素直に回らない。
この時点で、なんでボルトにこんなにテンションがかかっているのか考えていれば、この後の不幸は防げたのにと、今なら言えます...orz
長めのレンチで無理やり回していると、突然がたんと言う音とともにタイヤが少し動きました。
何だと思ってよく見る、ロアアームがサブフレームからずれ落ちているではないですか。
ちゃんと考えてみれば当たり前で、ロアアームはスプリングの伸びる力やサスペンションの重さで下方向に引っ張られており、それを今外したボルトが何とかつなぎとめていたわけです。
でも、このときはまだ、外側から押してあげれば元に戻るだろうくらいの軽い気持ちで居ました。
次に後ろ側のボルトを緩めようと、前側で使ったものと同じソケットを差し込もうとすると...なぜか入らない...
なぜに???っと思ってよく見ると、こちらのボルトの方がサイズが大きく、こちらは21mm...
21mmもホイール用のソケットしかないのでインパクトが車体の下に入らない。
ということで2回目のお買い物へ...
ついでに、外れてしまったロアアームを元に戻すために使えそうなものも物色。
とりあえず、ハブボルトにロープをかけて、反対側に引っぱりゃ良いんじゃとロープを買ってくる。
後ろ側のボルトはインパクトで何の問題もなく外れましたが、ロアアームはロープで引っぱった程度で何とかなるものではなく、さてどうしよう。
まず考えたのがロアアームを外そう。
ロアアーム、今回外したボルト以外に、2本のボルトでブッシュを介してサブフレームに取り付けられています。
なので、その2本のボルトも外そうと...
サイズは外したボルトと同じサイズのようなので、19mmのインパクトでまわしてみると、なんかちゃんと回らずにボルトの頭なめそう。
で、再びボルトのサイズを測ってみる...なんと18mmでした。
ということで三度買出しへ...
でも、18mmのインパクト用ソケットなどと言うものは存在せず、32角のソケットしかありませんでした。
仕方がないので、それを使用して見ましたが結局緩まず、ボルトの頭をなめそうだったため結局あきらめ。
その後なんとかロアアームを戻そうと試みましたが、1日目は日没中断。
2日目
ジムカーナ観戦、出勤日と2日間を置いての作業開始。
出勤日に、車のメカに詳しい、86SATOさんにアドバイスをもらったところ、ショックをはずすしかなさそう。
最初はロアアームとナックルをつないでいるボールジョイントの外し方を教えてもらおうとしていたのですが、どうも専用工具が必要らしいのであきらめ...
このショック、ナックルの筒状の部分にすっぽりはまっていて、抜けないように締め付けているだけで、直接固定はされていません。
締め付けているボルトを緩めて、上から抜けば外れるはず。
抜けやすくするために、ナックルの筒状の部分を広げてみる。
締め付けに使われているボルトを逆に入れ、ブレーキピストン戻しの板を間に挟み、ボルトで筒の部分を押し広げる。
ショックの全長を縮めるためにスプリングコンプレッサを使ってスプリングを縮める。
ナックルをゆすりながら、ロアアームを下側に押し下げると、何とかショックをナックルから抜くことが出来ました。
文字にするとこれだけですが、なんかものすごく面倒でした...
ロアアームを持ち上げても車重がかかってくることがなくなったため、やっとサブフレーム内に戻すことが出来ました。
しかし、ボルトが締められる場所にぴったり合うようにするのは中々難しく、ゴムハンマーでロアアームのブッシュの部分をソケットのエクステンションバーを介して叩いたりして微妙に位置調整を行って、やっとボルトがはまりました。
でも、本日は左側だけで日没中断。
3日目
午前中は雨が降っていたため、午後からの作業開始。
前日ショックを外すのが面倒だったため、何とかショックを外さずに出来ないものかとあれこれとやってみる。
前日ゴムハンマーでブッシュを叩いて位置調整をやったのを、ショックが付いたままでも出来るんじゃないかとやってみたりしたものの、時間だけが流れていき...
結局、16時半ごろ、ショックを外す決断をする。
なぜか左よりも、ずいぶんかんたんに外せたような気がする。
経験値がたまっていたおかげかな?
なんとか暗くなる前には作業を終了し、無事?取り付け終了。
リアロアアームバーは、その反省を生かして、事前に構造を確認してから作業を行ったおかげで、大きくはまることはなく1時間半ほどで作業は終了。
しかし、メーカーの取扱説明書に注意事項とか書いておいてくれればこれほどはまることはないと思うのですが...
まぁ、専門業者が取り付けを行うことを想定しているんでしょうかねぇ。