先日の百蔵山登山のときに背負っていった装備です。
ちょっと前にサラッとご紹介した
春キャンプ装備 その1に、少し見直しを加えていったん完成ということにしました。
なお、山歩きを考慮しているのでテントをベースに組んでありますが、タープ泊の場合には⑦のテントの代わりにDDタープを使う形になります。
ソロキャンプを始めてもう早9カ月、徒歩キャンプを始めて4カ月ほど経ちますが、
最初のギア紹介からどのくらい変化したか、比べて頂くと面白いかもしれません。
例によって、この記事を書いている時点での購入先がわかるものはリンクも張っておきます。
それではまいりましょう。
こんな感じのパッキングになっています。
この写真だとなんだかバランスが悪く感じますが、実際は縦横ともそこそこバランスの良いパッキングだと自負しています。
ここからまず、外付けしているものだけ外してみました。
①
マジックマウンテン エべレスト10 IBEV10
初期に購入した
Soomloomのマットでも実用には全く問題ありません。
ただ、このパッキングに合わせると縦にしても横にしてもちょっと大きいのです。
登山の場合にザックからあちこち飛び出していると予期せぬ引っ掛かり方をして最悪滑落とかにつながるのでなるべく突き出しを抑えたくて、新たに購入しました。
重量的にも270gと、Soomloomの410gに比べて軽いです。
②
KEMEKO テレスコカーボンスマートポール190cm
ポールはもうかなり何組も購入していますが、さんざん回り道をして結局ここに辿り着いてしまいました。
最初にKEMEKOをやめたのは明確な理由があって、ワンポールテントで二股化したときに必要な240cmまで伸びるものがなかったからです。
でも、その後ワンポールテント以外のものを使うようになってからも、この時の余韻でなんとなく初めからKEMEKOを選択肢から除外してしまっていました。
途中、
「森の家」というブランドのポールを見つけたこともあって、特に不自由なく過ごしていたのですが、DDタープでパスファインダー張りをする際に175cmのポールが必要で、かつ収納サイズ50cm程度のものを、と探していたら結局KEMEKOに戻ってきてしまいました。
この商品は収納袋がついていなくて、裸のままザックに外付けするとどうしてもズレてしまうので別途袋を購入しました。
森の家のポールと収納サイズはほぼ同じ。
軽さではKEMEKOがかろうじて優秀です。
ただ、森の家はMAX160cm、KEMEKOは190cmまで伸ばせるのが強みですね。
なお、KEMEKOは200cmまで伸ばせるものもあるのですが、そちらは少し太くなってしまうので190の方を選びました。
KEMEKOのネックは価格ですね。1本1万円くらいしてしまいます。仕様的に同じ程度のものを中国メーカーが発売してくれるのを心待ちにしていたのですが、なぜかどこも出してくれなかったでした。
あ、そうそう、このポールはタープ用です。
テントの支柱には⑧のトレッキングポールを使うので。
なので、天気が読めてるとか登山メインとかでタープを持っていかないときは、このポールもお留守番です。
③
LUHANAのグランドチェア
これは最初の徒歩キャン△の後、装備の見直しをした際に購入したもので、
一度ブログでご紹介しています。
身体が固くて椅子がないとくつろげないので、どうしても必要なのです。
ただ、登山メインなら持って行かないですね。
④ガイロープ類
タフグリッドというところのパラコードを、予めよく使う長さにカットして、カラビナと自在金具もつけておいて使っています。
このパッキングで使っているテントには専用のガイロープがついているので、パラコードはタープ用です。
登山メインだったり、天気が読めて雨の心配がなければタープもパラコードも基本は持って行かない方向です。
逆にタープ泊で森林帯の場合には、カラビナや自在金具をつけない、もっと長いロープも持っていきます。
ペグで固定するより立ち木を使った方が風に強いので。
⑤
スマホ用の自撮り棒
今まではもっとちゃんとしたものを使っていたのですが、いかんせん嵩張るので。
⑥マグカップ
たぶん30年くらい使ってます。
容量が220mlとちょっと小さいのですが、計量カップ的にも適度な容量なので愛用しています。
中に
ミュニークのX-Mesh Stove(五徳)を入れて持っていってます。
お湯を沸かすだけで済む山歩きのときは、熱源は
アルコールストーブ、五徳は
ミュニーク、クッカーは
注ぎ口がついたシェラカップのみです。
⑦テント
Lanshan2 proの4シーズン用を使っています。
シングルウォール、両面シルナイロン生地の超軽量テントです。
自立はせず、ペグ&ポールが必要ですが、ポールはトレッキングポールを使う想定なので同梱されていません。
また、Proバージョンは諸々の事情から縫合部分のシーム処理が行われておらず、買ったなりだと縫い目から雨漏りが発生します。
購入したらまず自力でシーム処理を施す必要があります。
Proでないバージョンがあり、そちらはダブルウォールでシーム処理もあらかじめ施されているので、一般キャンパーさんにはそちらをお勧めします。
ただ、このLanshan2というテント、バリエーションが色々あるのですが商品説明から各バージョンの違いが読み取りがたいのが難点です。
また今後もちょこちょこ改善されていく気がします。
仕様も品質もデザインもコスパも良くてとっても気に入っているテントですが、とにかく商品説明から正確な情報を得難いのが難点で、購入を考えている方はYouTube等でよくよく情報収集してから臨むことをお勧めします。
⑧
トレッキングポール
山歩きの際のトレッキングポール兼テントポールです。
3分割+多少の長さ調整が出来ます。
長さ調整時の固定方法がレバーロックなので安心です。
1本228gと軽量で、価格もそれほど高くなくてとても気に入っています。
2022.4.26現在Amazonでは売り切れになっていますが、あちこちの通販サイトで扱っていると思います。
⑨
グローブ
かなり前から使っているタクティカルグローブです。
熱くなった鍋くらいはイケるので、耐熱グローブ兼用で使っています。
ここからはザックの中身を出していきます。
⑨バーナー
中華製の安物です。たぶん保安性に問題があって、現在日本では販売されていません。
が、火力が強く、分離式なので冬季にバーナーを囲って使いたいときにも爆発のリスクなく使えるので私は重宝しています。
暖房用のパチ火輪にもシンデレラフィットです。
お湯を沸かせればいい、という場合にはアルコールストーブを使うので持っていきません。
また、このバーナーを持っていかなくても、㉗の着火系ツールボックスの中に
手のひらサイズのBRSのバーナーを常備しているので、OD缶さえ持っていけばいつでも使える状態にはなっています。
⑩ヘッドランプ
ずーっと前にカインズホームで購入したもの。電池式なので予備の電池さえ持って行けば充電手段がなくても使えます。
照明系ではこれだけがキャンプでも登山でも毎回必ず持参するものです。
⑪インナーシュラフ
Nature Hikeの安価なものです。首回りを絞れるようになっていないことに、買ってから気がついて後悔しました。
⑫ペグ
行先によって2種類使い分けています。
どちらもチタンで、
下のV字断面の方が圧倒的に軽い代わりに強度は落ちます。
下のペグでは歯が立たない場所では
上を持っていきます。
河原だったらそのへんに転がっている石を使えばいいので、念のため下を持ってはいきますが使わずに済ませます。
⑬
ガスボンベ
メインの熱源をアルコールストーブにし、暖房がいらない時期になってからは、105gのOD缶を1本持って行けば済むようになりました。
これは火力の必要な⑨バーナーを使いたい時と、ロマン枠の㉑ガスランタン用です。
⑭クッカー類
いまだにいろいろ迷いがありますが、現時点ではこれが
「これだけあれば全てまかなえるぜセット」
です。
ベースは
EPIの食器セットです。
いらないお皿を省き、
ニトリのフライパンと
450mlの注ぎ口付きのシェラカップ、
アルコールストーブを加えてセットにしています。
お湯を沸かせればいい、というときはシェラカップの中に
アルコールストーブだけ入れて持っていきます。
あとは⑥のマグカップ+ミュニークがあればOKなので。
⑮夏用シュラフ
安物ですが、夜間7℃まで下がった先日の氷川キャンプ場での雨キャンプでもこれでイケたので、高地でなければこれから秋まではこれでいきます。
⑯
小型の風防
暖房効果の必要ない時期は、この小型の風防で十分。
⑰救急キット
いつどこで買ったか覚えていません。。。
買ったままなので、いらないものもたくさん入っています笑
けっこう重たいので、ダイエットしたいなとは思っています。
⑱シュラフカバー
SOLのエスケープビヴィです。
蒸れますが断熱・保温効果は高いです。
⑲ウィンドブレーカー
イオンで買いました笑
軽くて、防水・速乾のジャケットです。
⑳
ウォーターバッグ+浄水器
ウォーターバッグもこれまでけっこう買ってますが、今はこれで落ち着いています。
口を開いて中を洗えるのと、容量が2リットルで自分が欲しいサイズだったのが選択ポイントです。
これで横に蛇口的なものも付いていれば、ぶら下げて片手で出したり止めたりできて完璧だったのですが。
浄水器(ソーヤーミニ)も以前から欲しかったので、セットになっていてちょうどよかったでした。
※今見たらセット販売はもうなくなっているみたい
近くに沢があるところなら、水を持っていかなくて済むようになりました。
㉑ガスランタン
荷物を減らしつつロマン枠を盛り込みたくて購入しました。
SOTOの「ひのと」です。
充填式のタンクがついていますが、容量が小さいので実際には外して上だけを持っていきます。
これならカバーをつけてもたったの116g。
110gのOD缶を直接つけて使っています。
㉒
焚き火台
これまたロマン枠です。
どんなシチュエーションでもイケるパチグリルが最強だと思っているのですが、コンパクトとはいってもそれなりに嵩張るし重い。
でもやっぱり焚き火はしたい。
焚き火をしたい+多少の調理に使えるもの、ということで、チタン製の組み立て式の焚き火台を新たに買いました。
とにかくコンパクトで軽い。
ただ、小さな薪や松ぼっくり等でないとくべられないので、
なみのこ村のように大きくて硬くてバトニングじゃ歯が立たないというような薪は使えません。
まあ、必須ではないので行く先に応じて、ですね。
あ、でも、アルストの五徳としてもちょうどよいです。
ミュニークだと高さが出ないので、お湯を沸かすにはいいのですが炊飯なんかには向きません。
その点、この焚き火台を使えばほどよい高さが出せてGood!です。
㉓エアマット
これも
冬装備の見直し版でご紹介しました。
GearDoctorのApollo Airです。
軽くてコンパクトで断熱性が高いので重宝しています。
㉔
グランドシート(タープ)
180×210cmのグランドシートです。
裏がシルバーコーティングされているので、タープとして使っても優秀。
私はほぼタープとして使っています。
㉕雑用品ポーチ
洗顔用品とか、ゴミ袋代わりにも使う予備のZiplocとか、ウエットティッシュなんかが入ってます。
㉖
モバイルバッテリー
ちょっと重たいのですが容量重視で26800mAhのものを持っていってます。
㉗着火系ツール
これは最初のギア紹介から大きくは変わっていません。
この中に
BRSの手のひらサイズのバーナーが入れてあるので、⑨のバーナーを省いてもOD缶があるのでこっちで湯沸かしも出来ます。
特筆すべき点としては、チャッカマンが
鹿番長から
SOTOに変わったことですね。
これはゼッタイSOTOをお勧めします。
鹿番長のは首が伸びますが炎は短い。
SOTOは首は伸びませんが炎が長い。
どっちが使えるかというと、炎が長く強く出るSOTOの方です。
鹿番長の方は、首は伸びますがロック出来ないのですぐ引っ込んじゃったりしてけっこうストレスになりました。
着火性もSOTOの方が圧倒的に良いです。
㉘ザック
Mil-Tecの36リットルのAssault Packです。
けっこう前から使っているザックで、キャンプ用にはちょっと小さいなと思っていたのですが、ギアの軽量化・コンパクト化に伴ってキャンプでも使うようになりました笑
あと、番外で常時携帯している
ミニランタン。
これも
以前ブログでご紹介しています。
Amazonでは売り切れみたい。。。
以上、2022年春のキャンプ装備1式でした^^