
大阪府堺市の浜寺公園というところに、遊戯施設としての遊覧鉄道ではあるけれど、距離もあってけっこう本格的なナローゲージがあるというので、行ってきました。
今まで知らなかったんですが、浜寺公園というのは大阪府立の総合公園で、公立の公園としては日本で最初(明治6年=1873年)に設置されたところだそうです。
48.4haという広大な敷地には大規模な松林やばら園があり、野球場、サッカー場、テニス・コート、プールなどのほか、交通遊園というのがあって、そこにこの子供汽車が走っています。

このマップは、交通遊園と汽車のレール(全長1.5Km)を中心にしていますが、浜寺公園の全体はこの4倍くらいの広さとなります。

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午前中の激しい雨が止んで、薄曇りの空から時折雨がぱらつく天気でしたが、昼過ぎにターくんで出掛け、公園の駐車場にやってきました。

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公園があんなに広いとは知らなかったのですこし迷いましたが、しばらく歩いて、花壇前広場駅に着きました。
ここからもう一方の交通遊園駅まで大人片道290円です。
自販機でキップを買おうとしていると、係りのおじさんが出てきます。この汽車はいつ出発するのかと尋ねると、よければすぐに出発するとのこと。どうやら午前中の雨で今日はお客が少ないようでした。

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結局、よーのすけ一人を乗せて、汽車は走り出しました。乗客は一人なのに、運転士のほかに車掌さんも乗っていて、恐縮しました。
子供汽車というネーミングがまずいと思うのですが、けっこう本格的な鉄道です。

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先頭の機関車は蒸気機関車のような外観ですが、ディーゼル機関車です。「浪速」号という名前がついていました。
右手に、交通遊園の中のゴーカートのうねったコースが見えています。

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交通遊園駅は立派な駅舎を備えた大きな駅でした。

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駅の脇には、D-51型蒸気機関車が展示されてありました。

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D-51の隣には阪堺電車のチンチン電車も。
鉄道事業法の世界とは別なので「乗りつぶし」の対象外なのですが、この鉄道は変に子供に迎合することなくきちんと鉄道しているところが好感がもてました。
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知られざる鉄道 | 日記
Posted at
2009/07/26 03:35:58