
文化の日でおやすみの今日、久しぶりに首都圏のJR路線の乗り鉄に出かけました。
【本日の行動記録】
汐入5:16(京急線特急)-神奈川新町5:44/5:49-京急鶴見5:52
JR鶴見6:30-海芝浦6:41
海芝浦6:55-浅野6:59/7:17-大川7:23
大川7:31-安善7:35/7:50-扇町7:58
扇町8:01-浜川崎8:15/8:17-尻手8:24/8:28-川崎8:31
乗りに行ってきたのは
「都会の中のローカル線」と呼ばれているJR鶴見線。
JR鶴見線は、横浜市鶴見区から川崎市川崎区にまたがる京浜工業地帯に敷設された鉄道路線で、鶴見臨港鉄道株式会社→国有鉄道(鉄道省→運輸通信省→運輸省)鶴見線→日本国有鉄道(公共事業体)鶴見線→東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)鶴見線という歴史を持っています。 ふたつの政令指定都市間を走る鉄道ですが、全13駅中、12駅が無人駅という、特異な路線です。
鶴見線の路線図。
よーのすけは、日本国内の鉄道路線は全て乗車済みなので、鶴見線にも当然乗ったことがあります。しかし、それは今から30年も前のことで、今とはだいぶ様子も違っていたはずなのです。そこで、既に乗ったことのある路線にも確認の意味を込めて、もう一度乗るのもいいかな、と(^^)
実はJR東日本が、期間限定で「
ぶらり鶴見線パス」というのを発売しているのです(10月1日~来年1月9日まで)。

鶴見駅でこの切符を買って、いざ出発。

上に述べたように、鶴見線は全13駅中、12駅が無人駅で、駅員がいるのは鶴見駅だけ。そのため鶴見駅構内の鶴見線乗り場には専用の改札口があります。(トップ画像は鶴見駅。)

こちらは、終着駅の一つ海芝浦駅です。ご覧のとおり、ホームのすぐ下は海で、海に最も近い駅としても有名です。

この駅からは鶴見つばさ橋が真正面に見えるのですが、今日は天気がイマイチで霞んでしまいました。

この駅は東芝の工場の中に位置しているため、東芝の社員証を持っていないと、駅の改札から外へ出ることができません。駅舎も、なんだか門衛所みたいです(実際、ここにいるのは東芝の社員で、JR東日本の駅員ではありません)。なので、写真左手のように「海芝公園」というのを東芝がわざわざ作って、駅から出られない乗客(!)のための憩いの場を提供してくれています。
(こんなのは30年前にはなかったとおもいます。)
ただ、海芝公園の利用時間は9:00~20:30ということで、鍵がかかっていました(><)

しかたなく乗ってきた電車で引き返すことにしますが、その前に駅名の看板の写真を撮りました。あとで種明かしをしますが、この写真はちょっと記憶にとどめておいてください。

上に示した路線図のように、鶴見線には鶴見~扇町の本線の他に浅野~海芝浦と安善~大川という二つの支線があるため、行ったり来たりを繰り返しながら全線乗りつぶしを進めていきます。

こちらはもう一つの支線の終点、大川駅。この大川支線は土日、祝日には1日3往復しか運転されないのです。それでこんなに朝早くからのスケジュールになったというわけなんです。運転本数が少ないからか、保線も厳しいようで、線路は雑草に覆われてしまっています。
ところで、この大川支線は、今でこそ安善駅からの乗り換えとなっていますが、たしか前に乗ったときは隣の武蔵白石駅からの乗り換えで、古~い焦げ茶色の車両が1両で武蔵白石~大川間を行ったり来たりしていたように記憶しています。

上に記した行動記録を全部こなしたあと、もう一度武蔵白石駅へ戻ってホームの写真を撮っておきました。この写真も記憶しておいてください。

最後に扇町駅の写真も。
さて、ここまで何枚かの写真を記憶して欲しいと言いましたが、これから種明かしをしましょう。
先週、浦和の実家に帰ったとき、古いアルバムをひっくり返し、30年前に鶴見線に乗った時の写真を見つけたのです。

↑クリックすると拡大出来ます。
この当時は、旧国鉄が「
いい旅チャレンジ20000キロ」というキャンペーンをやっていて、参加者は国鉄の線区の始点、終点で駅名と自分が写った写真を事務局に送ると、その線区を完乗したと認定してもらえる仕組みだったのです。
几帳面なよーのすけは自分でキャプションまで付けながらアルバムを整理していたんですね。
海芝浦駅の駅名看板は、昔は黒地に白い文字だったけれど、ホームと海を隔てる壁は今と同じだということがわかります。
武蔵白石駅の写真は、もう少し拡大したものをお見せしますと、

戦前のクモハ12型車輌がちゃんと写っています。このホームは平成8年(1996年)に撤去されたようですね。
30年前の記憶をたどりながら現在のローカル線に乗る・・・なんとも興味深い経験ができました(^^)
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乗り鉄 | 日記
Posted at
2011/11/03 20:36:01