
明日の海の日とあわせ貴重な連休なんですが、ちょっと気分が内向きになっていて、ターくんを駆って出掛ける気にならない。よーのすけとしてはいささか、「らしくない」日曜日です。まあ、年に何回かこんな日もあるさと、朝からDVDで映画を見ておりました。
『マスク』(1994年アメリカ)
監督:チャールズ・ラッセル
脚本:マイク・ワーブ
特撮:ILM
主演:ジム・キャリー/キャメロン・ディアス/ピーター・リーガード 他
冴えない銀行員のスタンリー(ジム・キャリー)は、ある日顧客として銀行にやって来た美女ティナ(キャメロン・ディアス)に一目惚れ。しかし内気なスタンリーは彼女とまともに話をすることも出来ない。そんな時、不思議な仮面を拾ったスタンリーが、何気なくその仮面を着けたとたん!猛烈な竜巻とともに彼は<マスク>に変身してしまう。そして、<マスク>の強烈なパワーを得て、ティナにアタックを開始するのだが・・・。
ジム・キャリーの出世作であり、キャメロン・ディアスのデビュー作でもあるこの映画。目玉や心臓が飛び出したり、あごが外れたりする漫画的なオーバーアクションをSFXで表現するハチャメチャなコメディ映画ですが、テンポよく展開するストーリーに音楽もバッチリの極上のエンターテインメント作品です。なんたってキャメロン・ディアスがセクシーでキュート。
この映画の始めのほうで、スタンリーが乗って来たクルマ(とんでもなくボロボロ)がなぜか気になってしまい、少し調べてみました。
銀行員のスタンリーはクルマ屋にオイル交換のためにシビック(!)を預けていて、同僚から誘われて今夜ナイトクラブへ出掛けるためにそのクルマを取りにきたのですが、ブレーキがいかれてるからといわれ、代車を用意されます。その代車が、とにかくボロボロ。代車でナイトクラブへ乗りつけたスタンリーですが、服装がダサいからと入り口で締め出されてしまいます。そこへこのクラブで歌手をやっているティナが通りかかり、立ち話をしているところへボーイが代車をまわしてきます。「ボクのじゃないよ」と知らん振りをするスタンリーですが、「でも番号札が・・・」と言われ、「ホントはポルシェで来たのに」とティナの前で見栄を張りながら、そのクルマに乗ってその場を離れます。
そうして、大きな川にかかる橋の上まで来たところで、クルマはエンスト。腹立ち紛れにクルマを蹴とばすと、バンパーがはずれ、エンブレムがはずれ、ドアがはずれ、最後にはタイヤがはずれるというドリフのコントみたいな展開です。
その直後に、例の仮面を拾うことになる「つかみ」の場面で、主人公スタンリーの何をやってもダメな性格付けを印象付けるシーンですが、ここで、これがもし日本映画だったら、あのボロボロでガタン、ガタンと漫画チックに壊れてしまうクルマは、ゼッタイにト○タやニ○サンではありえないだろうなと思われます。
そこで、、このクルマはなんだろうと調べてみたのですが、これ、
1951年型スチュードベーカー・チャンピオンという、ビッグスリーではないけれどれっきとした大メーカーのクルマなんです。日本で言えば、ミツビシとかマツダあたりの立ち位置でしょうか。スチュードベーカー社は1852年創業で当初は馬車メーカーとして一世を風靡、1928年から先進的なデザインのクルマを次々と世に送り出したメーカーですが、ビッグスリーとの競争に勝てず1966年モデルを最後に自動車製造から撤退、1979年には社名も消滅しています。
映画製作の時点ではもはや存在しないメーカーのクルマだから、お笑いのネタとしてちょうどよかったのかもしれませんが、漫画チックに壊されて笑いものにされるようなクルマではないんですけどね、ホントは。
それはともかく、この映画を見ていたら、なんだか元気になってきました。明日は、せっかくの休みをちゃんと活用して、どこかへ出掛けようっと(^^;ゞ
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映画の中のクルマ | 日記
Posted at
2014/07/20 17:09:57