
第32弾
『ハンク・クロフォード/グルーヴ・ジャンクション』(1974年6月録音)
ハンク・クロフォード(as)は、レイ・チャールズ楽団のミュージカル・ディレクター兼花形ソロイストだった経歴から、JAZZというよりは、ソウル・ファンクのイメージが強いアーティストです。
このLPは、ハンク・クロフォードがレイ・チャールズから独立して、KUDUレーベルに迎えられてから4作目のリーダー・アルバムです。
CTI/KUDUといえばポップな路線で、絢爛豪華な顔ぶれをそろえるのが得意なだけあって、このLPにも、ボブ・ジェームス(arr,key)、ロン・カーター(b)、ペッパー・アダムス(bs)、ランディ・ブレッカー(tp)、ジョー・ファレル(fl,ts)・・・と主だったメンバーをランダムに書き出してみただけでも、ベテラン、中堅、若手のミュージシャンが大勢参加しています。そうは言っても、よーのすけの見るところ、内容は
トータルとして「駄作」の部類ですが。
A面2曲目の「Jana」という曲(ハンク・クロフォードのオリジナルで原題はスワヒリ語の「Yesterday」の意味だそうです)は、メロウでちょっといいかな。
一方、このジャケットは秀逸だと思います。ピエール・ルタンというイラストレーターが描いた、真っ赤なオープン2シーターのコクピットから腕組みをしたハンク・クロフォードがこちらを見ています。
このクルマ、イラストなので実在のものではありませんが、あえて言うなら、これに似ているような気がします。シートのかんじも似てるでしょ。
マセラティA6GCS/53(ワールド・カー・ガイドDX 16 (株)ネコ・パブリッシングより)
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JAZZのLP | 日記
Posted at
2006/12/09 12:06:21