
淡々と出来事の報告をします。
6月7日の早暁、母が亡くなりました。
母は、1月に脳梗塞で緊急入院したのち、2月末に療養型病院へ転院、5月下旬にはそこを退院して介護付き有料ホームに入居していたのですが、6日の夕方、具合が悪くなって直前まで入院していた療養型病院へ救急搬送されました。
病院からの連絡により夕刻駆けつけると、母はICUではなく普通の病室におり、医師から病状の説明と治療方針のお話があったので、安心して一旦家に帰ったのですが、7日の午前4時前に再び病院から連絡があり、車を飛ばして駆けつけると、すでに息を引き取った後でした。
当直の医師が病室に来て最後の診断、死亡が宣告されました。午前5時8分でした。
死因は脳梗塞を遠因とする糖尿病性昏睡とのことでした。
半年前に倒れたときから会話が出来なくなっていたこともあり、覚悟が出来ていたせいか、涙は出ませんでした。
学生時代に読んだアルベール・カミュの『異邦人』の冒頭、「今朝、ママンが死んだ。・・・」という衝撃的な書き出しの一文が頭に浮かぶばかり。
あとは淡々と手続きやら打ち合わせやらを済ませ、12日通夜、13日告別式を喪主として済ませました。家族葬という形式でこじんまりと、しかしながら近所の方やよーのすけの仕事関係者などからお花や供物などをたくさんいただき、それなりに威儀を整えた見送りが出来たと感謝しております。
トップ画像は、斎場で母の遺体を荼毘に付している間、近親者と食事をしながら待っていた大宮聖苑という施設の渡り廊下。幾何学的で無機質なデザインが湿っぽさを全く感じさせない見事な作りです。
Posted at 2019/06/16 14:30:37 | |
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