
熊野古道・伊勢路(ツヅラト峠、一石峠)を歩いてきたこのまえの土日。
宿泊したのは三重県の南部、北牟婁郡海山町の「料理旅館・ささき」。
歩いてきた紀伊長島周辺からは南へ30キロほど離れていて、車で小一時間ほどかかりました。

この旅館は、白石湖という小さな汽水湖の畔で、部屋から小高い山に囲まれた湖が一望できます。湖面の中ほどにいくつか筏が浮かんでいます。
ここは知る人ぞ知る
渡利牡蠣(わたりかき)の産地。大台ケ原から流れてくる澄んだ川水と満潮のときに流れ込む海水とが絶妙なバランスで混ざり合った湖水が、上質な牡蠣を育てるのだそうです。
牡蠣の産地というと、広島や宮城が有名ですが、関西では同じ三重県でも伊勢に近い的矢湾(まとやわん)の牡蠣が知られています。(前回12月に古道歩きをしたときは、その的矢湾の牡蠣をたらふく食べました。)
ここ、白石湖の渡利牡蠣はそれらに比べるとまさに「知る人ぞ知る」という言葉がピッタリ。湖の規模が小さいので獲れる牡蠣の数には限りがあるということで、もともと地元の人たちがほそぼそと食べていたのと、ごくわずかな熱烈なファンに支えられてきたのだそうです。
こんな贅沢なことができるのも、クルマでサポートしてくれるY野さんのお陰です。
Posted at 2009/02/10 21:17:58 | |
トラックバック(0) |
美味しいもの | 日記