
小栗旬、長澤まさみ主演の映画
『岳』を観てきました。
日本有数の名山・北アルプス山系に、山の素晴らしさを誰よりも知る男がいた。
彼の名は、島崎三歩。世界中の山を登り、山の楽しさ、厳しさ、美しさを知りつくした山岳救助ボランティア。
山の素晴らしさを多くの人たちに知ってもらいたいと願う三歩は、例え自分の過失で遭難した者であっても決して責める事はしない。
救助する相手が残念ながら死亡していても遺体に向かって「よく頑張った」といたわりの言葉をかける男である。
・・・・・と、こんな、感じで物語は始まるんですが、
オープニングから北アルプスの圧倒的な雪山のシーンで、画面にグイグイ引き込まれました。
「悲しいことが起きるのが、山の半分。
楽しいことがあるのも、山の半分。
二つあわさって山なんだ。
学校も、嫌な勉強が半分。楽しい遊びが半分。
生きるのも、死ぬのも、半分、半分。
でも、どっちを多くするかは、自分で決めること。」
父親が山で遭難して孤児になってしまった少年が、三歩を兄のように慕っている。その少年が、「僕の
お兄ちゃん」と題した作文の中に記したお兄ちゃんの言葉。
もう、感動しちゃいました。
遭難者を救助したあと、その遭難者に底抜けに明るく三歩がいう言葉が、
「また、山においでよ!」
これもすごく深い言葉です。
原作のコミックは、ところどころしか読んでいなかったので、あまり先入観に邪魔されずに映画に入り込めました。小栗旬の演技も良かったと思います。
『剱岳・点の記』とは一味違う趣だけれど、山に対する憧れを強烈に呼び覚ます点は共通ですね。
Posted at 2011/05/21 15:01:22 | |
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