2016年8月23日(火)
青い森でのツーリングからの帰り道、小坂レールパークに立ち寄りました。
小坂鉄道は、秋田県大館市の大館駅と、鹿角郡小坂町の小坂駅を結ぶ22.3Kmの鉱石運搬鉄道で、1908(明治41)年の開設から2009年の廃止まで、約100年にわたり活動したことになります。1994年までは旅客営業も行っており、大正天皇が皇太子時代に行啓されたこともあり、往時は隆盛を誇ったようです。廃止後も施設やレールは残されており、旧小坂駅の跡がそのまま「
小坂鉄道レールパーク」となり、車両の多くが動態保存されています。

パークの中へ入ると、「観光トロッコがすぐに発車しますのでお急ぎください」とせかされました。
乗客は、またもよーのすけ一人なのですが。

2両編成のトロッコの最後尾に座り、「後方展望」を楽しむことにします。

ゆっくり走り出すと、小坂駅が次第に遠ざかっていきます。
ブルートレインあけぼの号は動くホテルとして利用されているようです。

小坂駅はかなり大きな操車場を備えていたことが分かります。

よい景色です。テーマパークとして「再現」されたものではなく、実際に稼働していたホンモノだからこそなのでしょうね。

貨物用の引き込み線が次第に絞られて行き、「本線」は単線だったことが分かります。
観光トロッコは、本線が1本に束ねられたところで停止し、再び小坂駅へ引き返し始めました。
約600mのレールを片道10分ほどの小旅行ですが、十分に堪能させていただきました。


小坂駅に戻ると、大正年間に活躍した11号機関車や、その当時皇族方が使用された貴賓車が永久保存されていました。
別棟の機関庫の中には、ディーゼル機関車が展示されていましたが、よーのすけが気になったものとしてこれがありました。

乾電池で電車を走らせるエボルタ電池電車!
また動かすことがあったら、ぜひ乗ってみたいものです。
小坂レールパーク。今回は、東京への帰り道にちょっと寄り道をしてみただけなのですが、ここでは、ディーゼル機関車の運転体験とかレールバイクの試乗なども行われている(いずれも予約が必要)らしく、改めて時間をとって再訪したいところです。
Posted at 2016/09/21 23:54:07 | |
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知られざる鉄道 | 日記