
第27弾
『フレッド・ジョンソン/ライブ・アット・B.B.ジョーズ』(1984年録音)
アメリカには、無名のジャズ・シンガーがそれこそ星の数ほどもいて、無名のジャズ・クラブで歌っているのでしょう。チャンスをつかんで、スターダムへのし上がるのはほんの一握りの幸運な人たちなのでしょう。
フレッド・ジョンソンというシンガーを私は知りませんでした。このジャケット、
1960年型ロールス・ロイス、シルバークラウドのフェンダーに肘をついて身を預けるこの男がそうなのか。
じつはこのLP、1984年に発売されていたのですが、最近になって注目されるようになり、この6月に再発売されたようなのです。よーのすけが入手したのも、中古盤ではなく再発盤の新品です。
このジャケットを見たら、買わないわけにはいかないですよね。
内容は、ピアノ・トリオにコンガを加えたカルテットを従えたフレッド・ジョンソン(vo)が、フロリダ州タンパのB.B.Joe'sというクラブで、乗りに乗った演奏を聞かせてくれます。
ストレートなヴォーカルに洒落たスキャット、伴奏のカルテットも無名ながら相当の実力者揃いです。「On A Clear Day」、「Summertime」、「Feelings」など選曲も素晴らしく、豪快にスイングしながら、時折、ラテンなかんじもして、久々に良いLPにめぐりあいました。
Posted at 2006/07/17 19:22:12 | |
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JAZZのLP | 日記