カナブンとよばれたウチの雨蛙デミオが、修理が完了したと聞いて修理先の秘密基地GARAGE FLUXまで取りに逝きました。
もちろん車で行くわけには逝かないので、今回は電車。
実は四日市の秘密基地は最寄りの駅から徒歩10分ほどと電車で行ける便利な場所です。
近鉄富田駅からこんなステキなローカル電車に揺られること十数分、秘密基地に到着。
出迎えてくれたのは、今回の交換部品一式でした。
交換部品一式
・クラッチディスク
・クラッチカバー
・ミッションドラシャシール
・リアクランクシャフトシール
・レリーズフォークカバー
・レリーズフォーク
・レリーズベアリング
・ワイパーリンク/モーター
・フロント左右ブレーキローター
・リア左右ハブ
・フロント左右ブレーキパッド
・フロントロアエンジンマウント
・フロントミッションマウント
・フロアマット
一番の懸念点だった、クラッチ。レリーズベアリングは見事なグリス切れで、クラッチペダルを重くしていました。ディスクを外してみると、なんと
ベースプレートが真っ青。そして
摩材が炭化して、指でほじるとボロボロ崩れる・・・
前オーナーがかなり熱を加えたらしく、摩材が完全崩壊する寸前でした。担当したす~ぱ~メカニックによると、フライホイール側も真っ青に焼けてヒートクラックが入り、さらに摩耗も進んでいたとのことでした。
今のところサーキットをメインにしないため、今回はクラッチ側一式を交換し、フライホイールは次回にしました。レリーズベアリングは我らのドリフト先生オススメの、ハードなドリ走行にも耐える超高耐熱グリスを塗ってもらいました。
ブレーキローターはかなり摩耗して段付きを起こしていました。もちろん交換です。パッドもかなり減っていたため交換。
リアハブは豪快な唸り音を上げていたため、素直に交換です。
デミオのリアハブはベアリング単位では無く、ハブAssy交換なんですね。実際この車は雪国出身のジムカ車で塩と熱で足回りのサビが来ていたので、仮にベアリングのみ交換できたとしても今回はAssy交換で正解だったと思います。値段もびっくりするほど高くはありませんでしたし。
エンジンマウントのロア側。デミオはエンジン前後方向をこのロア側1点のみで支えているため負担が大きく、亀裂が入っていました。FF車の場合、前後方向のマウントはエンジン回転振動を止めるため、ココが壊れると他部品への影響が大きいそうです。
今回はコイツの他に、クラッチ交換のついでにエンジン左右方向を止めるミッションマウントも交換しました。ミッションマウントは亀裂はありませんでしたが、かなり変形が進んでいました。
フロアマットは運転席のクラッチ部に穴が開いていました。前オーナーはかかとを引きずりながらクラッチ操作をしていたらしく、フロアマットを通り越して車側の遮音材にも穴が開いていました・・・
運転席以外は特に問題なかったのですが、思い切って純正新品に交換。
ワイパーリンクはワイパー作動速度が非常に遅い、かつECUにワイパーモーター故障の履歴が残っていたため、モーターごとヤフオク中古品へ交換しました。ちなみに速度はあまり変わらなかった・・・デミオは元々遅いようです。
リアクランクシャフトシールはオイル漏れをしていたため交換、ミッションドラシャシールは予防交換しました。
これにてデミオの修理は一段落です。まだ交換したい部品はありますが、それらは急ぎではないので、持ち越しにします。
修理中はす~ぱ~メカニックより経過報告があり、大変助かりました。スポ車&ドリ車がメインのGARAGE FLUXですが、普通の街乗り車の修理もバッチリして戴きました。
そして受領試乗してみると・・・
ウチのデミオって、こんなにシャッキリきびきび静かだったっけ?
ハブの異音が消え、非常に静かになりました。
エンジン・ミッションマウント3つ中2つを交換して、振動が減って動きがシャッキリキビキビしました。
ギアの入りが渋かったのが、ヌルッと入る様になりました。
フロントブレーキローター・パッドを変えて、ブレーキの効きが非常に良くなりました。
ココまで消耗品を交換すると、新車・・・とは言わないまでも、車が若返ったように動きます。実はこの車の新車納車時に私もこれを長距離運転していたのですが、その時の感覚が確実に戻っています。
これだけの部品を変えれば修理費は決して安いとは言えませんが、それでも新車を買い直すより1/10の費用で出来ました。
消耗品をキチンと交換すれば、車は何度でも甦る! を改めて感じました。
最後に残念組の証「汚友達」を記し、
完成!
これからガンガン働いてもらいます。
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デミオ | クルマ
Posted at
2013/10/27 00:06:21