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アース烏のブログ一覧

2019年09月01日 イイね!

晩夏の3連戦:タワーはビール、肉はシェア in DELTA Presents エイトリアンカップ鈴鹿7th

晩夏の3連戦:タワーはビール、肉はシェア in DELTA Presents エイトリアンカップ鈴鹿7th
ここ数年の定番となった、エイトリアンカップ夏の鈴鹿大会。
エイト祭りが終了してしまったため、夏に仲間と走る機会はここしか無くなってしまいました。さらに、ここを走らないと、次に鈴鹿を走るまでに相当の間が開いてしまいます。夏の鈴鹿フルコースは車にとってはかなりきついのですが、迷わず参加です。

通常でしたら、簡単に車の整備を行っていざ本番、というところです。んが、実はその整備の段階でお盆明けまでゴタゴタがありまして、結果こうなりました。

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車高調、変更しました。
新車高調は、LEGATTACK Damperです。最近発売され、どうやら私が第一号顧客のようです。LEGはストリートもサーキットも併用できる製品を多くラインナップしていますが、こいつは名前の通りサーキットアタック向け。減衰調整も通常の伸縮調整では無く、伸のみ調整で縮みは固定という、漢仕様。とはいっても、街乗りでも不快感は全くなく、まともに乗れます。
お盆明けに発注したのですが、LEGさんが気を遣ってくれたこともあり、1週間せずに組み上がりました。

さて、夏の鈴鹿と言うことでベストタイムは見込めません。今回はこの足の具合を確認しつつ、せっかくの全長調整を使っていろいろ遊んでみようか、と考えていたのですが・・・


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到着してみたら、土砂降りだよ。
誰だよ、日頃の行いの悪いのは!?

今年に入って、1月鈴鹿、1月タカタ、4月岡国に続く4回目の雨です。今年は天気に恵まれません。

まぁ、お天道様に文句を言っても仕方が無いので、ウェットセッティングにして走り出しましょう。





鈴鹿の路面、なめてたわ!

走り出しはわずかに乾いた状態で、1周アタックしたら赤旗で止め。
次が20分後で、ウェットセッティングのままでコースインしたのですが、このときはレコードラインはほぼドライ。乾くのはえーよ。

それでも、全体の7番目である2'38"046は出せました。Expertクラス3位だったのですが、4人エントリーで表彰対象外orz・・・みんな、Expertにエントリーしようぜ。しかしこの4人で、トップ~4位のタイム差が0秒614、大接戦でした。そう考えると・・・うーん、悔しいです!


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終了後は、いつも通りみさき屋ボツ焼きで宴会です。
今回は関東、関西組みも合流して、過去最高の出席者31人! こんなにデカい宴会場借りたのは初めてだよ。モザイクかけるのも大変な人数なので、雑モザになっちゃったよ。冒頭写真の12Lビールタワーも4本が泡と消えていきました。そして、会話の炎壊ぶりが半端なかった(最上級の褒め言葉)。
また開催しますよ。もちろん、子供料金も設定します。


タイムはまあまあでしたが、走行のフィーリング、結果、そして宴会と、楽しい一日でした。

いつも通りですが、エイトリアンカップサイコー!


Posted at 2019/09/01 23:33:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | サーキット | 日記
2019年07月16日 イイね!

まちがいさがし

会社の休み時間に、こんなのを見つけてしまった。

RX-8は故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説! https://carblo.net/rx-8-breakdown
出展:CAR BLO



開いた口がふさがらないほど、間違いや誤解だらけ
突っ込みどころが多すぎて、どこから突っ込んだら良いかわからない。片っ端から突っ込んだら、Twitterの文字数制限を超えてしまう。

ということで、こちらで突っ込んでみます。

・タイトル:故障率を基に解説!
・本文要約:故障率は公開されていないが、米J.D.パワーがメーカー毎の故障率を…

故障率を基に解説と言いながら、車両の故障率が出てこない。タイトル倒れ
J.D.パワーが出すのはメーカー毎の故障率で、車両毎ではありません。現在は様々なパーツの共用化が進み、メーカー毎≒車両毎に近づきつつありますが、共用が少ないRX-8では、全く当てになりません。
とくに、この後で本文に
「故障が多い部位は圧倒的にエンジン関係が多く…」
とありますが、もはや言わずもがな、エンジンは他のマツダ車とは全く共用していません。
ということで、J.D.パワーのマツダ故障率は、RX-8の故障率とは関係が薄いと容易に推測できます。


・本文要約:RX-8はマイナーチェンジ以外でも改良が加えられている。ECUやターボチャージャー…
ご存じの通り、RX-8は全グレードNAです。ターボモデルは純正では存在しません


・本文:ノックセンサーの数を増やしたり、インジェクターを追加したりと改良点の多いエンジン…
後期型では、インジェクターは追加では無く、容量変更の上削減されました。
(前期型6ポートエンジン:6本 後期型6ポートエンジン:4本)


・本文:負荷の少ない街乗りメインなら結構な耐久性を発揮するようです
前期型16万キロ、後期型12万キロ(現在進行形)と2台、合計28万キロサーキット遊びで乗ってきて、これまで致命的トラブルはゼロですが何か? 負荷の多い少ないでは無く、自分の使用用途に合わせたメンテナンスをきちんと行っているかの方が、エンジンの寿命に大きく影響します
たとえば街乗りだけの場合、レシプロ同様に5000km毎に純正オイルの交換と、レシプロとは異なり車検毎に純正プラグを交換していれば、十分良いコンディションを保てます。
実際、エンジンオイルが減る車なので、減った分だけ継ぎ足してずーっと使っていて、オイル交換時に最悪状態のオイルが出てきてエンジン内部状態もお察し・・・という事例もありました。負荷のかけ方では無くメンテナンスのずぼらさで、しっぺ返しが帰ってくる車です。


本文:古くなってくるとラジエーターなどの冷却効率が落ちてしまい、それが原因でエンジンオイルおよび冷却水の温度が高くなってしまう
純正ラジエーターでそんな現象、聞いたことねーよ。
たしかにラジエーターフィンの目詰まりや目潰れで冷却効率が落ちるのは理屈ではあってるけど、8の場合はラジエーターが口からかなり奥にある上、前にクーラーコンデンサがあって目詰まりや目潰れしにくい(逆にクーラーコンデンサから傷む)ので、現実起きねーよ。実際、正常に機能している前提で、新旧の純正ラジエーターで水温の差が出ませんし。
気をつけるべきは経年劣化によるラジエーター樹脂タンクのかしめからの水漏れだよ。効率低下や水温云々以前の問題だよ。もっとも、8やロータリーに限らず、どの車でもこの水漏れは発生しますけど。


・本文:負荷の高い状況はやはり厳しいので、年式が古くなってきたら車をいたわること
いや、いたわる前にメンテナンスを推奨しようよ。車は生き物と違って勝手に直るわけでは無いですよ。


・本文:ゴムなどでできているアペックスシール
RX-8のアペックスシールは金属製で、ゴム製じゃないです。
というか、今も昔もゴム製アペックスシールってあったっけ? 初代ローターリー10Aのカーボン浸透や、ルマン優勝R26Bのセラミックは聞いたことありますが、ゴムっておい… アペックスシールは燃焼室シールなので、そこにゴムを使ったらどうなるか、たやすく想像できる気がしますが。
ローター中心部のオイルシールがゴム製Oリングなので、そちらと勘違いしている…のか?


・本文:アペックスシールの残り量をチェックしておく必要があり
…あの、アペックスの残量確認って、エンジン開けないと見れないんですけど…
エンジン開けずに見る方法があるのであれば、是非教えていただきたいです。
エンジン開けて、アペックスの残量あるから今回は確認だけで元に戻しときますね~、ってそんな非効率的な事をする車屋ってあるの?


・本文要約:エンジンオーバーホール費用は30万円ほど
30万円で出来るのはエンジン脱着と分解のみ。このブログがさんざん書いている肝心のアペックスなどのシール交換をするのであれば、相場ではもう10万は必要です。30万かけてエンジン開けて、シールの残量(以下略)


・本文:クラッチ板はおよそ60,000km程度で交換時期が来る部品
今時そんな車NAで見たことねーよ。ターボ車と勘違いしてないかい? 純正や多少の改造状態で60,000kmで要交換であれば、よほど半クラッチを多用しているか、クラッチペダルに足を乗せながら走っているかなど、車よりも運転の仕方をなんとかした方が良いレベルだよ。


・本文:中古車で購入する際には当然のことながら年式と走行距離の少ない車を選ぶのが重要
個人的な見解としては、中古でRX-8を選ぶときは、どれだけメンテナンスがされていたかが大事です。ディーラーメンテナンス車なら整備記録が残ってるはずなのでそれを確認、エンジンオイル補給口やオイルレベルゲージでオイル交換履歴を想像、エンジン本体や各箇所の汚れ具合を見て、どれだけ手がかけられていたか確認…
距離や年式よりも、前のユーザーがどれだけ車に愛情を注いでくれていたかのほうが、よっぽど大事です。


・本文:RX-8のような故障の多い車ではなおさらです
いままで28万キロ乗ってきましたが、RX-8はそんなに故障する車では無いです。むしろ、スポーツカーとしての耐久性は高い方です。



こうやってあること無いことやレアケース事象が、尾鰭が付いて一人歩きしていくんだろうなーと残念に感じました。
実際に28万キロ乗って、さらに現在進行形で乗っている身として、RX-8はそんなヤワな車じゃ無いことを経験しています。普通の車と同様メンテナンスさえしていれば、全然普通に使えて故障しません。
中古で手に入れやすい価格になってきたので、是非手に入れてみんなで遊ぼうぜ! だたし中古車は前オーナーに愛情を注がれた物を選びましょう。

Posted at 2019/07/16 18:39:21 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2019年07月03日 イイね!

個人のブログと、プロが書く記事との差

最近ネットの車関係ニュースサイトで、

「MTとATを比べてどっちが優れているの?」

っていう記事をよく見かける。
そして、どの記事もだいたい下記のような同じことが書いてある。
・速いのも燃費がいいのもAT
・MTは自分で車を操る趣味のため

たとえば、下記記事なんかその典型。

このテの記事、私は釈然としません。
頻繁に車に乗り、しかもMTとATと両方とも経験すると、次のように感じるからです。
・ある条件ではATの方が燃費がいいけど、それ以外ではMTの方が良い
・サーキットで同一車種のMTとATを比べると、MTの方が速い

完全に記事に書いてある内容とは逆です。

そのような目でもう一度記事を読むと、「レースカーは既にAT」「ポルシェはMTよりATの方が速い」「フェラーリ、GTR、レクサスはATのみ」・・・ここに出てくるATとは、上級国民が買うような、高級スポーツカーに搭載される、レース用セミAT、ロボタイズドMT、超広域ロックアップトルコンATのような、高機能ATの事だったようです。

正直言って、ATの方が速いなんてもう10年以上前から言われています。
高機能ATは、F1で約30年前、市販高級スポーツカーでも約20年前から採用されていて熟成が進み、人間が操作の正確性で機械に勝てるわけが無いので、当然の話です。併せて、MTの趣味性についても10年以上前から言われています。これもMTは駆動ON/OFFと推進力を連続的に操れるので、これも当然の話です。

では、なぜ私は釈然としないのか。なぜATの燃費は特定条件のみ良いのか、なぜ実際はMTの方が速いのか。アルトワークス、S660、86/BRZ、ロードスター、Z34・・・全部MT/ATありますが、どれもMTの方が速いじゃん・・・
これに答えてくれるような記事は、一切ありません。

私は自動車評論家ほど多くの車に乗れるわけでは無いので、ここから先は想像です。

まず、私が考えるMT車とAT車の比較は、一般国民が購入できるような価格帯の車という前提があるからと推測します。そして、その価格帯の車では、コスト抑制のために高機能ATは搭載せず、普通のトルコンATやCVTを搭載します。これらは通常は一般道でのシフトショックや燃費を重視して設計されます。特に、商売上重要なカタログ燃費を稼ぐように設計されると推測します。
ですので、カタログ燃費の走行モードに近ければ高燃費を叩き出すのに、離れるとMTの方が燃費が良くなるのではないかと推測します。また、駆動力を自在に操れるMTの方が場面場面で最適な駆動力を与えられるため、燃費や乗り心地重視に設計されたATよりもサーキット走行では速くなるのではないかと推測します。
上記した車で、唯一アルトワークスだけがATにロボタイズドMTを採用しています。燃費に関しては、MT同様どんな場面でも優れていることは自身でも経験しています。ですが、こちらもサーキットではいい線まで言っているとはいえ、MTの方がいいタイムが出ます。これは、ミッションの強度や制御系の都合、また安全マージンや街乗り時の加減速時の違和感対策から、高性能ATほど攻めた設定になっていないため、駆動力をMTほど発揮できていないためと考えられます。

あくまで私の想像で、事実かどうかはわかりません。
ですが、私より多くの車に乗車でき、開発者やプロドライバーへの取材も出来る自動車評論家でしたら、一般論や手の届かないような車での話に終始するのでは無く、手の届く車ではどうなのか、なぜ手の届かない車と差が出るのか、というところまで突き詰めて欲しいと思ってます。

正直言って、今まで書かれた記事からは「高級スポーツカーに乗れる俺すげー」「高機能ATを積極採用する欧州車すげー」「MTを操れる俺すげー」としか感じ取れなくなり、個人が書いたブログとの差が見いだせません。

Posted at 2019/07/03 16:52:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2019年05月03日 イイね!

油断大敵火がボウボウ in RX-8 & Roadster Challenge 2019 at 岡山国際サーキット

油断大敵火がボウボウ in RX-8 & Roadster Challenge 2019 at 岡山国際サーキット
レースシーズンが幕を開け、逆にタイムアタックシーズンも最終盤となるゴールデンウィーク。毎年この時期には様々な走行会が企画され、どれに参加するか迷ってしまう・・・というのがここ最近の恒例でした。
しかし、今年はプライベートでも仕事でもいろいろあって、結局消去法的にここしか選ぶことが出来ない・・・ということで、昨年より長谷川整備レンタルさんが主催となったRX-8&Roadsterチャレンジへ出走することにしました。まぁ、他の選択肢が残っていても、最も近場のここは参加すること決定でしたが。

さて、主催が変わる前からRX-8チャレンジはなぜか天気に恵まれないというジンクスがあります。応援に行った回でもフルドライは1回しか記憶に無く、自分が行くと必ず雨が絡むという感じです。

今回も、1週間前からの予報は、しかも一日中。前後の日の天気予報は日を追う毎に変わるのに、走る当日の天気は頑として雨
しかし、現在持っているタイヤはインチキモータースポーツラジアルのタイヤのRE-12D、しかも一発タイヤで走行距離が伸びていないため、溝はまだまだ十分。となると、むしろ雨が降ってくれた方がインチキタイヤ無双して成績が良くなるかも・・・

なんて完全に油断し、超お気楽モード。
開始も珍しく午後12:00出走なので、鼻歌交じりで当日現地入りしました。

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天気予報はスゴいですね。予報通りの雨で、路面はウェット・・・

かと思いきや、雨は午前中に上がってしまい、1本目の練習走行はウエット高めのダンプ状態。をい、天気予報・・・ 天を恨んでも仕方が無いので、とりあえずはハーフウェットのセッティングで走行。結果は・・・まあまあといったところでしょうか。

この走行会は次の2本目から競技対象となるため、1本目はあくまで参考。天気予報は雨が強くなる方向なので、大した準備もいらないでしょ・・・出走15分前で、まだ雨が落ちてこないんですけど・・・雨雲レーダーを見たところ、なんと1本目走行終了まで降らないとのこと。をーい、天気予報・・・凸 しかも、路面は乾ききってしまい完全ドライ。
もう覚悟を決めて、完全ドライセッティングに切り替えてコースイン。




油断しまくりでサーキットに来たので、走りにもそれが現れています。ブレーキは余り気味で、コーナーリングのキレもイマイチ。結果はベストの1秒半落ちで、1'51"637。気温や路面コンディションを考えても、イマイチどころかイマ3。車では無く、中の人の問題です。

そして走行終了後、ようやく降り出した本降りの雨。遅いよ~。
こうなると1本目で勝負ありになってしまうので、2本目は走行しない人も多数いました。私もそうする予定でしたが、ここで今回同席した明石家あかしゃ君がボソッと

「UNK落としてくれば良いんじゃ無いですか?」

!それ、イタダキ!



雨の日はタイヤの温度が上がらずに摩擦だけが加わるためか、タイヤ表面のUNKが綺麗に落ちてくれます。他人に迷惑にならない程度のペースで15分周回しましたが、マルチツールよりも綺麗に落ちてくれました。

個人結果は油断しすぎてあまり良くありませんでした。
それでもコースを連続で周回していれば、自ずと気合いが乗ってくるのでしょうが、現在使用しているRE-12Dの特性上、走れば走るほどタイムダウンしてしまうので、ドライバーのスロースターターは厳禁。やっぱり、モータースポーツラジアルは難しいです。

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しかし、それでもクラス優勝出来ました。
おまけに副賞がなんと蔵王すき焼き肉300g!走行会でこんな豪華な賞品をもらったのは初めてです。

豪華な入賞景品がくっついてくる上、クラス分けもエイトリアンカップやMFCTとは異なり、異なる入賞のチャンスがあるRX-8&Roadster Challenge、参加しない選択肢はありませんよ。長谷川整備レンタルさん、ありがとうございました。また次回も参加します。


今シーズンはこれで終了です。
初めてのモータースポーツラジアルへの戸惑いに、様々な不運も重なって不完全燃焼気味なシーズンでしたが、これを来シーズンへの糧としてまたガムバリマス。



Posted at 2019/05/03 23:46:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | サーキット | クルマ
2019年03月17日 イイね!

サブマシンでも性能と安定が必要です。

サブマシンでも性能と安定が必要です。
車のブログで、車で無いネタで、しかも長いの。

仕事で使用しているサブPC(Core i7 3930K SandyBridge-E)、2017年にメインPCからサブへ異動になった後も、PCIe 40レーンを活かして足回りを強化したおかげで、仕事用としては不満無く使用していました。ところが、ここ1年ほどで少しずつ調子を崩していきました。

1. 温度とファン回転数表示が、あり得ない高い数値を出すようになった
2. オンボードサウンドを認識しなくなった
3. SATAデバイスを認識しなくなった
4. POSTで落ちるようになった

これらが、最初は1.だけ→1.2.→・・・と症状が増えていきました。しかも、それがランダムに時々出ます。
一度起動しきってしまえば問題は発生しないので実用は出来るのですが、仕事に使っているため少しのイライラも取り除きたいところですので、修理をすることにしました。

しかしこの症状、原因はおそらくマザーボードにあると推測されますが、X79のマザーボードは中古のタマが非常に少なく、しかも高い! SandyBridge-Eは当時としては性能が非常に良かった上に現在でも第一線で活躍できるので、手放す人が少ないのでしょう。下手すれば、現行機種のマザー並に高いのです。

なら、修理する手段はただ一つ、現行機種を導入するのみ

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準備したのは、Intel Core i9 7980XE Extreme Edition Skylake-X。既に9980XEが登場した後のため、某店にて最後の在庫が20万切りだったため購入。しかし、こんなに高いCPUを買ったのは初めてだ・・・
こいつをメインPCにぶち込み、Premiere Elementsをさらに快適にしてもらいます。

そして捻出されたCPUと・・・

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出張帰りに秋葉に立ち寄って購入した、残りの必要部品を使って、いざ組み立て。

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CPUは、メインマシンから捻出したIntel Core i9 7900X Skylake-X
登場時はいろいろ言われていましたが、間違いなく性能は一級品。

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マザーはAsrock X299 Taichi XE。初期X299マザーの、電源周りに変更を加えたマイナーチェンジ品。非常に状態の良い、というか、たぶん1度通電しただけ(おそらく、レビュワーがレビューに使っただけ)という中古が特価で売られていたのでこれにしました。実はAsrockの単品マザーボードを買うのは、これが初めてだったりします(ベアボーンは使ったことがあります)。

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メモリはADATA DDR4 2666MB 4GBx4枚。仕事では16GBもあれば十分なので、値段でこれにしました。

残りの部品は旧サブマシンからの流用です。
インテルのシステムで、メモリを定格速度で動かすのであれば、よほどのことが無い限り相性は出ないはず。そうタカをくくって一気に全てをくみ上げ、電源ON・・・

POSTコード53でストップ・・・起動せず・・・

なんと、メモリが原因ですか。メモリを1枚にして起動したのですが、症状は同じ。まさか相性?と思い、検証のために購入したATADAをメインマシンに入れてみたのですが、なんと同じくPOSTコード53でストップ。これは相性では無いな・・・
調査のためにQVL(メモリの動作確認一覧表)を見たところ、なんと載っていない! このメモリは8Gbit×4チップ=4GBとなっているのですが、どうやらメモリ4チップで動作するCPUが今の時代は少ないらしく、Skylake-Xも当然8チップ以上を想定しているようです。つまり、相性では無く動作保証外・・・orz つまり、このパソコンを完成させるには、メモリを買い直すか、メインマシンのメモリを2枚引っ張ってきて、メインもサブも4chメモリアクセスを捨てるしかありません。性能を落とすのはもっての外ですが、もう結構お金使っちゃったよ・・・

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仕方が無いので、現状で手に入る安メモリ、panram DDR4 2666MB 8GBx4枚を仕方なく購入。panramのメモリチップは各チップベンダーのチャンポンなのでとてもじゃないけど高品質とは言えませんが、残りの予算ではこれが限界でした。とりあえずのところ動いてくれればOKです。

これで電源投入・・・動きました。
あとはOSと必要ソフトをインスコして、(やりたくないけど)ガンガン仕事をするのみ。もはや不調知らずというのもありますが、やっぱり最新のシステムは快適で、仕事がはかどるはかどる・・・

・・・かと思いきや、CPUの温度が異常に高いんですけど・・・
アイドルで50℃、フルロード時で95℃と、ここ最近のCPUではなかなか見かけない温度になっていました。これでもサーマルスロットリングはギリギリでかかっていないのですが、余り精神衛生上良くありません。

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おそらく原因はこいつでしょう。
CPUクーラーは、Core i7 3930Kから持ち越した(LGA2011とLGA2066はCPUクーラーは物理互換)、サイズの侍ZZリビジョンB。トップフローで割と冷え、おまけに安いと言うことで使っていましたが、Skylake-Xの熱では若干の力不足なようです。

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そもそも、このCPUクーラーの取り付け金具が、X299 Taichi XEの場合ではメモリスロットと干渉してしまいます。ちなみにクーラーを90°回転させると、金具がVRMクーラーと干渉して取り付けできません。このメモリスロットを現在使用する予定は無いのですが、モヤモヤすることには変わりません。

とりあえずこの状態で1ヶ月使い続け、予算が出来たところでクーラーを交換することにしました。

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準備したのはNoctua NH-D9L。7000円もしたよ。高いよNoctua。
サブマシンのケースは、CoolerMaster Elite361という、フルサイズATX用では最小クラスとなるため、CPUクーラーに使える高さが限られてしまいます。その中でもよく冷えるLGA2066用を・・・ということで、3Uサーバーラック対応で、その中でサーバーCPUを十分冷やせるというこいつに決めました。

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元のクーラーと並べてみましたが、ファンサイズ、クーラーサイズ、重量にそれほど差がありません。違うのは冷却フィンピッチのみ。これでどれだけ冷却性能に差が出るのか・・・

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いざ組み込み。メモリスロットとの干渉は全くありません。

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肝心の高さも、ご覧の通りケースからはみ出ることはありません。

この状態で使ってみたところ、アイドルで45℃、フルロード時でも70℃とかなり温度を下げることが出来ました。しかもそれでいて元のクーラーよりも格段に静かです。さすがNoctua、高いだけあります。
昔はよく冷えるCPUクーラーは、今にも離陸しそうな轟音をとどろかせ強引に冷やすというのが普通で、それに嫌気がさして簡易水冷が登場してからはずっとそちらを使っていました(今のメインマシンも簡易水冷)。しばらく空冷を使っていないうちに、相当進化していたのだと感じました。

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これでようやくサブマシンの完成です。しかしNoctua、そのサイズもさることながら独特のUNK色が目立つな~

小さいケースなのでかなり窮屈ですが、これでもまともにハイエンドデスクトップ(HEDT)を運用できています。そして、仕事柄CPU負荷の高い処理をすることがあるのですが、その作業が相当快適になり、効率向上を図ることが出来ました。

今回組み立てて面白かったのはAsrockのマザーボード。設定項目が細かく、それにたいする性能変化も敏感で、上手く設定してあげれば非常に良い性能を発揮します。しかしその反面、下手に設定すると安定性に欠けた動きを見せてくれます。しばらくASUSを使っていましたが、最近のASUSマザーは下手に設定しても不安定挙動を見せないように動きます。それと比べると、Asrockは良くも悪くも昔からの自作PCパーツの雰囲気を残してくれています


最終的な構成は、次の通りとなりました。

CPU:Intel Core i9 7900X
マザー:Asrock X299 Taichi XE
メモリ:panram DDR4-2666ネイティブ 8GB×4
CPUクーラー:Noctua NH-D9L

グラフィック:ELSA GeForce GTX750Ti SP(旧マシンから流用)
SSD:Intel SSD750 400GB HHHL(旧マシンから流用)
サウンド:オンボード
電源:玄人志向 KRPW-PE700W/88+(旧マシンから流用)
ケース:CoolerMaster Elite361(旧マシンから流用)


そして、この間にちょこちょこいじっていたメインマシンはこうなりました。


CPU:Intel Core i9 7980XE Extreme Edition
マザー:ASUS PRIME X299-DELUXE
メモリ:Crucial Micron純正 DDR4-2666ネイティブ 8GB×4
CPUクーラー:
CoolerMaster MasterLiquidPro 240
グラフィック:ELSA GeForce GTX1050Ti SP
SSD:Intel SSD750 1.2TB HHHL
サウンド:
Onkyo SE-300PCIE
電源:Silverstone Strider Platinum ST85F-PT
ケース:Fractal Design Define R6 TG ブラック + Connect D1 + Flex VRC-25


以上、3週間も出ずっぱの出張をさせられた腹いせでした。

Posted at 2019/03/17 23:21:21 | コメント(2) | トラックバック(0) | パソコン | パソコン/インターネット

プロフィール

「蝮の毒に花粉をプラス at DKM FISCO CHALLENGE in 富士スピードウェイ http://cvw.jp/b/1388249/46806080/
何シテル?   03/12 22:59
新潟→奈良→愛知→広島→? 雪国FR育ちです。
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